広島県「The Meet 2026」始動:スタートアップと共に自治体課題解決へ

「The Meet 広島オープンアクセラレーター」とは

本事業は、さまざまな地域・行政課題を抱える県内自治体と、デジタル技術を活用するスタートアップをプラットフォーム上で結びつけ、両者の協業による開発・実証を支援するものです。地域課題の解決や自治体での実装、そして県内や全国への横展開を通じて、付加価値サービスの創出や新たな市場開拓を後押しします。これにより、スタートアップの県内進出や事業活動の活性化を促進していくことが期待されます。

本年度は、県内14市町が参加し、合計40件の課題に対するソリューション提案が募集されます。

プログラムの実績と代表事例

「The Meet」は2023年度の開始以来、累計114件の募集課題に対し、926件の提案が集まり、そのうち93件が採択されました。多岐にわたる行政分野で開発・実証が進められており、中には実証後に自治体での本格導入や他自治体への横展開、継続的な受注に至ったケースも確認されています。

これまでに採択された企業からは、継続受注7案件、横展開7案件、県内18自治体への展開という実績が生まれています。

過年度の採択実績

年度 参加市町 課題数 提案数 採択数
2025年度 16市町 40 296 33
2024年度 14市町 40 326 34
2023年度 15市町 34 304 26
累計 114 926 93

代表事例:衛星データ×AIによる遊休農地判定(福山市 × 株式会社スペースシフト)

福山市と株式会社スペースシフトは、光学衛星に加え、天候や昼夜の影響を受けにくいSAR衛星(合成開口レーダー衛星)の画像をAIで解析することで、遊休農地を自動判定し、調査対象農地を抽出する実証を行いました。これにより、職員や農業委員による現地調査の対象を従来比でおよそ半数に削減することができました。この取り組みは福山市での本格導入に加え、県内では安芸高田市、北広島町などへの横展開、さらには全国への展開も進んでいます。

参加者の声

プログラムへの参加者からは、以下のような前向きな声が寄せられています。

  • 「確かな技術を持ちながらも、ビジネスチャンスを掴めていない起業直後の事業者や、信用力を高めたい新しい事業者の皆様に、ぜひ広島でその技術を発揮していただきたい」
    — 広島県 商工労働局 山﨑部長(当時)

  • 「技術はあっても、自治体などに直接案内する機会がなかったため、このような機会を得て、自社技術の広がりを感じられた。今回の取り組みで、広島県の他の市町とのつながりもできた」
    — 過去採択企業担当者

  • 「課題を感じていても、どのように解決すればよいかアイデアがなかった。スタートアップ企業などの先進的な技術を生かし、私たちの課題に合った解決方法を一緒に考えてくれることで、これまでにない形での成果が得られた」
    — 参加自治体担当者

説明会/ガバメントピッチ 概要

項目 内容
日時 2026年6月22日(月)14:00〜16:00
会場 Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内3-8-3)
主催 広島県/ひろぎんエリアデザイン株式会社/Creww株式会社
参加費 無料
内容 14:00 プログラム概要
14:20 募集課題発表(ガバメントピッチ)
15:20 質疑応答
15:30 県内自治体×スタートアップ交流会(〜16:00)
申込 事前申込制:https://themeet20260622.peatix.com ※現地参加のみ(オンライン参加不可)

事業概要・スケジュール

項目 内容
対象 デジタル技術等を活用する全国のスタートアップ
参加市町 呉市、竹原市、三原市、福山市、府中市、三次市、庄原市、東広島市、安芸高田市、江田島市、府中町、熊野町、安芸太田町、北広島町
募集課題 参加市町が提示する地域/行政課題 40課題(詳細は説明会及び公式サイトにて6月22日に公開予定)
提案募集 2026年6月22日(月)〜7月10日(金)(予定)
選考・マッチング 〜9月中旬(書類審査・ブラッシュアップ期間)
審査・採択 〜10月(最終プレゼン)
実証期間 10月〜2027年3月
成果発表 2027年3月中旬~下旬(予定)

広島県は、この「The Meet 2026」を通じて、スタートアップの持つ革新的な技術と自治体の現場課題を結びつけ、より良い地域社会の実現を目指してまいります。関心のあるスタートアップ企業の皆様は、ぜひ説明会にご参加ください。