FLN、北海道小樽市より「小樽市地域おこし協力隊募集及び受入業務」を受託

背景:小樽市が直面する人口減少と担い手不足

小樽市は、かつて20万人以上だった人口が現在約10万2千人まで減少しており、特に若年層の流出と地域産業における担い手不足が深刻な課題となっています。年間800万人を超える観光客が訪れる一方で、そのほとんどが日帰りであり、滞在型消費や移住につながる仕組みが十分に整っていない現状があります。

また、全国の移住検討者への情報発信力の強化や、外国人住民への多言語対応も急務とされています。こうした背景から、小樽市は令和8年度に地域おこし協力隊3名を同時に導入し、これらの課題解決に向けた取り組みを強化する方針を決定しました。FLNは、この公募型プロポーザルにより受託事業者に選定されました。

受託業務の概要

本業務は、FLNとみなとまち情報社からなる共同企業体が小樽市より委託を受け、2026年5月15日から2027年3月31日までの期間で実施されます。

3分野における地域おこし協力隊の導入

今回の事業では、小樽市が特に課題を抱える以下の3つの分野で、それぞれ1名ずつ協力隊員が採用されます。このうち、移住促進分野の隊員は、コンソーシアムを構成する株式会社みなとまち情報社が雇用します。

  • 観光振興分野(雇用:一般社団法人小樽観光協会(地域DMO))
    小樽の豊かな自然や歴史的建造物といった観光資源を、具体的な消費へと結びつける体験型コンテンツの企画・開発を担います。年間800万人を超える観光客の滞在時間を延ばし、「通過型観光」から「滞在型観光」への転換を促す動線づくりが期待されています。

  • 移住促進分野(雇用:株式会社みなとまち情報社)
    隊員自身のスキルを最大限に活かし、小樽市への移住・定住促進に向けた情報発信を行います。また、小樽市を含む近隣6市町村からなる北しりべしエリアの魅力発信も担います。

  • 広報広聴分野(雇用:小樽市)
    増加する外国人住民への対応として、問い合わせの通訳・翻訳業務、および外国語での市政情報発信を担当し、多文化共生社会の実現を支援します。

全国募集力と小樽現場力を活かした「二層支援」

本事業の大きな特徴は、FLNとみなとまち情報社がそれぞれの強みを活かした「二層支援」体制にあります。

  • FLN:全体統括・人材募集
    FLNは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」事業を通じて、みなとまち情報社とは長年にわたるパートナーシップを築いています。年間500万PVを誇る地方移住希望者向けメディア「Nativ.media」を活用し、全国1,700自治体へのアプローチ力で都市部の移住関心層・地域関与層へ幅広くリーチします。これまでに60件以上の地域おこし協力隊募集支援実績があり、透明性の高い選考設計も行います。

  • 株式会社みなとまち情報社:現地での伴走
    「まいぷれ小樽」の運営パートナーである株式会社みなとまち情報社は、小樽市を拠点とする地域密着型企業です。移住促進分野の隊員の雇用主体となるだけでなく、隊員の日常的な伴走支援や生活サポートを担当します。現場で隊員と密接に関わり、顔を合わせたサポートを行うことで、活動の質と定着率の向上が期待されます。

今後の実施内容:「採用」で終わらせない仕組み

隊員の採用成功だけでなく、着任後の活動支援から任期終了後のキャリア形成までを見据えた継続的な支援が計画されています。

採用及び着任後のフォロー計画

  • 2026年6月〜7月:全国への募集展開
    「Nativ.media」、「ふるさと兼業」、「まいぷれ小樽」、「JOIN-FURUSATO」の4媒体を活用し、都市部の移住関心層へ広く情報を届けます。

  • 2026年6月17日(水):「地域の仕事ホンネサロン」開催
    FLNが継続的に実施している「地域の仕事ホンネサロン」(第9回)を、今回の協力隊採用に活用します。応募検討者が「本音で聞ける場」として設計されたオンライン説明会で、公式募集要項だけでは伝わりにくいリアルな情報が提供されます。募集する各分野の担当者が登壇し、移住や生活環境に関する具体的な質問にも対応します。
    詳細・参加申込は募集ページをご覧ください: https://nativ.media/108217/

  • 2026年7月〜10月:選考・委嘱・着任
    FLNが設計した評価シートに基づく透明性の高い選考プロセスを経て、協力隊員が委嘱されます。着任後は、月次定例ミーティング、日報管理、1on1ミーティング、現地訪問など、多角的な伴走支援が開始されます。

  • 着任後〜2027年3月:活躍と定着の支援
    「まいぷれ小樽」の地元ネットワークとの連携を通じて、隊員の地域コミュニティへの接続を積極的に図ります。また、任期終了後のキャリアパス設計についても、着任後から並行して支援が進められます。

FLNの関係人口創出事業について

FLNは、創業以来培ってきた地域活性化のノウハウと知見を活かし、関係人口創出事業に本格的に取り組んでいます。「人×体験×拠点」を組み合わせることで、地域に深く関わりたいと考える一人ひとりに合わせた関係性のデザインを目指しています。同社は、「まちスパチャプロジェクト」、移住促進・関係人口創出メディア「Nativ.media」、地域産品流通の「まいぷれのご当地ギフト」、産官学連携事業など、多様なアプローチで関係人口の創出を支援しています。

FLN関係人口創出事業サイト: https://link-anywhere.futurelink.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先は、株式会社フューチャーリンクネットワーク 関係人口創出部のお問い合わせフォームより可能です。
お問い合わせフォーム: https://link-anywhere.futurelink.co.jp/#sec_contact