エヌビディアのCPOスイッチ量産開始が台湾サプライヤーに恩恵をもたらす──ワイズ機械業界ジャーナルが最新動向を詳報

エヌビディアのCPOスイッチ量産開始と台湾サプライヤーへの恩恵

米エヌビディアが、AIデータセンター向けに光通信技術を導入したネットワークスイッチ「スペクトラム6」の量産を開始しました。これにより、広帯域・低遅延を実現する光通信への移行が加速すると見られています。

特に注目されるのは、シャッフルボックスを手掛ける波若威科技(ブロウェーブ)や、FAU(光ファイバーアレイユニット)を供給する上詮光繊通信(FOCI)といった、CPO向け中核部品に強みを持つ台湾サプライヤーです。これらの企業には、エヌビディアからの受注拡大が期待されています。

CPO需要を牽引する台湾サプライヤー

AI活用で進化する台湾工作機械メーカー

世界的な需要の低迷が続く中、台湾の工作機械各社はAI技術を活用して高付加価値化を推進しています。例えば、東台精機(東台マシン&ツール)では生産量予測AIを導入し、高鋒工業(ガオフォン・マシナリー)では組み立て品質検査AIシステムを取り入れることで、品質保証期間の延長や、北米の航空宇宙分野からの高精度部品受注を獲得するなど、顕著な成果を上げています。

科建国際実業の事業再編と成長戦略

半導体設備部品を手掛ける科建国際実業(KoJemインターナショナル)は、高純度プラスチック材を用いたCMP(化学機械研磨)用リテーナーリングを独自開発し、TSMCの先進プロセス向け受注を獲得しました。また、経営不振だったバルブメーカーを買収して半導体向けに再建し、さらに低軌道(LEO)衛星通信用のアルミ合金機構部品事業にも参入するなど、新たな市場での成長を加速させています。

2026年第1四半期の台湾工作機械輸出動向

2026年1月から3月までの台湾工作機械輸出額は4億5,700万米ドルとなり、前年同期比で1.2%の微増を記録しました。主要輸出先である中国向けは同6.3%増と堅調でしたが、日本向けは同22.1%の大幅減となりました。

一方、工作機械部品の輸出額は同11.9%増の3億7,500万米ドルと順調に推移しており、特に「ボール・ころ式リニアスライダー」が同15.1%増と成長を牽引しています。

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