- メイン企画展
- 企画展
- サラ・ファン・ライ|L’épaisseur du temps(時の奥行)
- 植田正治&牟禮朱美|Shoji Ueda's Inner Child / さなぎの中は誰も知らない
- アントニー・ケアンズ、ピータン|STUDIO+|拡張する現代写真 #2 Maison Européenne de la Photographie(MEP)との国際共同企画
- 鈴木のぞみ&上原沙也加|写真と想像力:鈴木のぞみ & 上原沙也加 with the Higashikawa Award Collection
- 児玉浩宜 & South Ho|T3 NEW TALENT:Trace Layers
- piczo|レインカネーション
- アイラゴン|人類の三回目の呼吸
- アソシエイト展・スチューデントプログラム
- フェスティバル概要と関連企画
- 助成・協賛・協力団体
メイン企画展
ザネレ・ムホリ|ものが王冠になるとき、

2026年ハッセルブラッド国際写真賞を受賞した現代写真の第一人者、ザネレ・ムホリ氏による展覧会がTOFROM YAESU TOWERで開催されます。南アフリカを拠点に、人種、ジェンダー、セクシュアリティ、アイデンティティをテーマに制作を続けるムホリ氏。本展では代表作「Somnyama Ngonyama, Hail the Dark Lioness(漆黒のライオネスよ、讃えよ)」を中心に紹介されます。
洗濯ばさみやゴム手袋など、日常的なものを王冠や装身具に見立てたセルフポートレートは、歴史の中で見過ごされてきた労働や記憶に新たな意味を与え、力強い尊厳と誇りを表現しています。展覧会タイトル「ものが王冠になるとき、」は、ありふれた日用品が価値や尊厳の象徴へと変わる瞬間を意味しています。ムホリ氏の作品は、写真が持つ「撮る/撮られる」「主体/客体」といった二項対立を超え、人と人、人と社会をつなぐ表現となり得ることを示唆しています。
ルーカス・フォグリア|コンスタント・ブルーム
東京ミッドタウン八重洲では、人間と自然の関係性を探求するアメリカの写真家ルーカス・フォグリア氏のシリーズ「Constant Bloom」が展示されます。世界最長の渡りを行う蝶、ペインテッド・レディ(ヒメアカタテハ)の軌跡をたどりながら、国境を越えて移動する人々の姿を重ね合わせる作品です。
フォグリア氏は、蝶と人間の移動を一つの風景として捉え、自然と人間、生態系と政治的境界線が密接につながり合う存在であることを描きます。作品は「境界」の本当の姿について、静かに問いかけます。この展示は、T3のテーマ「と」と響き合い、人と自然、人と人、そして異なる土地や文化を結ぶ見えないつながりに優しく目を向け、新たな世界の見方を提示してくれるでしょう。
企画展
サラ・ファン・ライ|L’épaisseur du temps(時の奥行)

東京建物日本橋ビル/三栄ビルでは、写真、コラージュ、セルフポートレートを通じて詩的なイメージを紡ぎ出す写真家、サラ・ファン・ライ氏の展覧会が開催されます。様々な場所や瞬間、現実の断片をレイヤー状に組み合わせた作品は、記憶が幾重にも重なり、時間が折り畳まれ、見慣れた風景が不思議な世界へと変容していく様子を描き出します。東京の街並みも作品に織り込まれ、異なる場所や記憶、時間が静かに重なり合うことで「時の奥行」が立ち現れる、心温まる体験を約束します。
植田正治&牟禮朱美|Shoji Ueda’s Inner Child / さなぎの中は誰も知らない


東京建物八重洲ビルでは、フランスのインデペンデントキュレーターであるマーク・フューステル氏がキュレーションを手掛ける、植田正治氏と牟禮朱美氏の二人の写真家による合同展が開催されます。
「Shoji Ueda’s Inner Child」では、日本を代表する写真家、植田正治氏の作品を「子ども」という視点から再考します。鳥取砂丘を舞台にした独創的な演出写真で知られる植田氏ですが、本展では代表作『童暦』(1971年)を中心に、子どもたちに向けられた尽きることのない好奇心と遊び心に焦点を当て、その創作の原点と世界を発見し続けた稀有な姿を紹介します。
牟禮朱美氏による「さなぎの中は誰も知らない」は、植田正治氏の写真精神を受け継ぎながら、現代の視点で「思春期」を見つめる展覧会です。鳥取県境港市を拠点に地元の学生たちを撮影する牟禮氏は、言葉では捉えきれない思春期の揺らぎや移ろいゆく感情を丁寧に写真に収めています。制服という「さなぎ」に包まれた少女たちの姿は、被写体と作家自身の記憶が静かに重なり合う風景として描かれ、時代を超えて受け継がれる写真のまなざしと、撮る者・撮られる者の関係性の変化を穏やかに浮かび上がらせます。
アントニー・ケアンズ、ピータン|STUDIO+|拡張する現代写真 #2 Maison Européenne de la Photographie(MEP)との国際共同企画


TODA BUILDING 3Fでは、Maison Européenne de la Photographie(MEP)との国際共同企画として、ロンドンを拠点とするアントニー・ケアンズ氏と東京を拠点とするPIDAN(ピータン)氏による展覧会が開催されます。写真というメディアの境界を軽やかに超え、データや情報、物質とイメージ、現実とフィクションなど、多様な関係性を横断する作品を通して、現代写真の新たな可能性が提示されます。
MEPはフランス・パリを代表する写真芸術の国際機関であり、その「STUDIO」プログラムは、若手・新進アーティストに初個展の機会を提供し、制作費や報酬を支援する先鋭的な制度です。本展は「フランスとイギリスと日本」「パリとロンドンと東京」「制度化された展示空間とビルの間隙」といった複数の「と」が交差する、T3 2026のテーマ「と(&)」を展示そのものの構造によって体現する、特別な企画です。
鈴木のぞみ&上原沙也加|写真と想像力:鈴木のぞみ & 上原沙也加 with the Higashikawa Award Collection


Gallery & Bakery Tokyo 8分(TODA BUILDING 1F)では、近年目覚ましい活躍を見せる鈴木のぞみ氏と上原沙也加氏の展覧会が開催されます。写真を通じて優れた表現活動を行う作家に贈られる「写真の町」東川賞(新人作家賞)をともに受賞した二人の、受賞作と近作が紹介されます。本展のキーワードは「想像力」です。
鈴木のぞみ氏は、街中や日用品に見られる小さな穴を通った光が作る映像を印画紙や日用品に定着させ、もうひとつの世界の姿を可視化します。上原沙也加氏は、目の前の風景に折り重なる時間や出来事の痕跡をたどりながら、沖縄を撮り続けています。二人の作品は、被写体や情報を記録するだけでなく、その場所や物に宿る歴史や意味へと温かい眼差しを向けています。本展は、美術館主任学芸員の大澤紗蓉子氏がキュレーションを手掛け、写真の余白に広がる時間や記憶を読み解き、一枚の写真の奥にある世界を想像する機会を創出します。
児玉浩宜 & South Ho|T3 NEW TALENT:Trace Layers

東京スクエアガーデン 1Fでは、T3 NEW TALENT育成対象者であるインディペンデントキュレーター池田佳穂氏による展覧会が開催されます。児玉浩宜氏とSouth Ho氏の二人の作家を通して、都市の表面に刻まれた痕跡から時間の重なりをたどります。児玉浩宜氏は、社会的な出来事の中で変化する都市空間を見つめ、人々の行為や集まりによって刻々と移り変わる風景を捉えます。一方、South Ho氏は、抗議活動や社会運動のあとに残された痕跡に目を向け、時間とともに日常へ溶け込んでいく記憶を描き出します。二人の異なる時間軸を往還することで、都市を単なる物理的な空間ではなく、出来事や記憶が折り重なりながら書き換えられていく場として捉え直す、深く心に響く展示です。
piczo|レインカネーション

八重洲ダイビル ヤエチカ(八重洲地下街)25階段では、ロンドンを拠点に活動したのち、現在は日本を拠点に国内外で活躍する写真家piczo氏の展覧会が開催されます。20年間暮らしたイギリスを離れ、日本へ拠点を移す前に訪れたアイスランド。同じ被写体、同じルート、同じホテルをたどる旅を通して、過去の記憶と現在の風景が静かに重なり合います。
展覧会タイトル「reincarnation」が示すように、本展は写真を固定された記録ではなく、新たな意味を宿しながら生まれ変わり続ける存在として捉えます。写真を通して、記憶と時間、そして風景との新たな関係性を描き出す、示唆に富んだ作品群です。
アイラゴン|人類の三回目の呼吸

YANMAR TOKYO B1F HANASAKA SQUAREでは、中国・内モンゴル自治区出身で京都を拠点に活動するアーティスト、アイラゴン氏によるインスタレーションが展示されます。遊牧民の住居であるゲルを想起させる円筒形の空間に、羊毛フェルトで編まれた白い三つ編みのロープと、祖父から受け継いだ伝統歌唱「ホーメイ」、そして自然の音が響き合う作品です。呼吸、自然、人間――循環する生命の営みを通して、モンゴルと日本、伝統と現代、失われるものと受け継がれるものを静かに結び直す、心安らぐ空間が広がります。本展は、ヤンマーグループのHANASAKAの理念のもと、新たな才能を社会へひらく「HANASAKA SQUARE」の取り組みとして開催されます。
アソシエイト展・スチューデントプログラム
アソシエイト展
フェスティバルと連携し、エリアを盛り上げるアソシエイト展も開催されます。
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村越としや|沈黙の中身はすべて言葉だった
会場|JINS銀座店
会期|8月11日(火)~11月11日(水)

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富士フイルム GFX Challenge Grant Program 2025 受賞作品展
会場|京橋エドグラン 1F ガレリア(10月16日~10月26日)

スチューデントプログラム
- 閻 玥琳|T3 STUDENT PROJECT 2025 Grand Prix 受賞作家展 閻 玥琳「絆 / BOND」
会場|富士フォトギャラリー銀座(10月2日~10月8日)/大丸東京店(1F JR 側デジタルサイネージ)

フェスティバル概要と関連企画
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 開催概要
「写真」という日本の文化資産を軸に、八重洲・日本橋・京橋・銀座エリアの都市空間を横断して展開するアートフェスティバル「T3」は、2026年10月3日から24日間にわたり開催されます。日本語で最も小さな接続詞「と」をテーマに、世界中の写真家とともに、人と人、世界と世界をつなぐ新たな可能性を写真を通して探ります。
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日程|2026年10月3日(土)〜26日(月)
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入場|無料
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主催|一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
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主管|株式会社シー・エム・エス
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企画|T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 実行委員会
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公式サイト:https://t3photo.tokyo/
デジタルスタンプラリー「無敵すぎるネコ」

八重洲・日本橋・京橋・銀座エリアを舞台に、隠れたネコを探すデジタルスタンプラリーが開催されます。東京駅では、ネコ写真家・沖昌之氏の作品で構成されたインフォメーション展も実施。歌川国芳の浮世絵『其のまま地口 猫飼好五十三疋』に着想を得た個性豊かなネコたちが、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOと街をつなぐガイド役として登場します。スマートフォンを片手に街を巡り、ネコたちを探しながら、展示と街歩きをあわせてお楽しみいただけます。集めたスタンプに応じて素敵なオリジナルグッズをプレゼントいたします。
インフォメーション展
会場|JR東京駅グランスタ八重洲B1通路(八重洲地下中央口改札外)
ArtlasによるAI音声ガイド&インタラクティブT3マップ
アートとカルチャーに特化したAIアプリ「Artlas」との協働により、T3をより深く、自由に楽しめるデジタルサービスが提供されます。
- Artlas公式サイト:https://www.artlas.art/en
子どもから学生、大人まで、さらに視覚的なサポートを必要とする方にも配慮したAI音声ガイドをはじめ、作品について自由に質問できるAIチャット、複数の会場をスムーズに巡るためのインタラクティブマップが利用可能に。さらに、デジタルスタンプラリー「無敵すぎるネコ」もArtlasアプリ内で展開されます。街を歩きながら写真や展示と出会い、自分のペースで写真祭を巡る、新しい鑑賞体験を提案します。
10月16日(金)〜19日(月)はTOFROM YAESU TOWERへ!
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アジア全域における写真の文化的・創造的な可能性を再考することを目的とした写真フェア「T3 PHOTO ASIA」を6F「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」にて開催。
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アーティストや出版者が自ら作品を持ち寄るブックフェア「T3 BOOK MARCHE」を開催(17日、18日)。
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ホイットニー美術館、ポンピドゥー・センター、シカゴ美術館——世界の主要文化機関のキュレーターたちが集い、写真とアジアの現在を語る「T3 Talk Program」を開催。
パリ日本文化会館でT3 NEW TALENTによる展示「Five Viewsー箱庭日本ー」を開催
世界に向けて活躍できる現代作家やキュレーターを発掘・支援する「T3 NEW TALENT」で選ばれた、5組の日本人作家による展示「Five Views—箱庭日本—」がパリ日本文化会館にて10月6日(火)~11月14日(土)に開催されます。
助成・協賛・協力団体
助成
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文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター支援基金)
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アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
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オランダ王国大使館
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大和日英基金
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ゲーテ・インスティトゥート東京
特別協賛
東京建物株式会社、東京ミッドタウン八重洲、TOFROM YAESU、東京スクエアガーデン、戸田建設株式会社
協賛
株式会社シグマ、富士フイルム株式会社、ヤンマーコーポレーション株式会社、ヤンマーホールディングス株式会社、ダイビル株式会社、写真文化首都「写真の町」東川町、株式会社ジンズ、一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会、大丸東京店、一般社団法人京橋彩区エリアマネジメント、中央日本土地建物株式会社、HAMACHO HOTEL、東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス
特別協力
東京地下鉄株式会社、京橋エドグラン、富士フォトギャラリー銀座、ArtSticker(運営:The Chain Museum)、Artlas、POETIC SCAPE、MISA SHIN GALLERY
地域広報連携
ARTE TOKYO、アーティゾン美術館、IG Photo Gallery、キヤノンギャラリー銀座、国立映画アーカイブ、シャネル・ネクサス・ホール、ソニーイメージングギャラリー、東京ステーションギャラリー、BUG(運営:株式会社リクルートホールディングス)、ポーラ ミュージアム アネックス、三菱一号館美術館(運営:三菱地所株式会社)、森岡書店、ライカギャラリー東京
後援
東京都中央区、日本橋六之部連合町会、京橋一の部連合町会
公認
フランス写真200周年
