岐阜県飛騨市「古川祭」開催
岐阜県飛騨市では、2026年4月19日(日)と20日(月)の2日間にわたり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「古川祭」が開催されます。
この祭りは、勇壮な「起し太鼓」と絢爛豪華な「屋台行列」が織りなす「静」と「動」のコントラストが特徴です。地域住民の暮らしに深く息づく「暮らしの宝」として、300年以上にわたり大切に受け継がれてきました。

古川祭の開催概要
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開催日: 2026年4月19日(日)・20日(月)(毎年固定日)
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会 場: 岐阜県飛騨市古川町市街地
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内 容:
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4月19日(日)【試楽祭】: 神社神事、神輿行列、屋台行列、起し太鼓
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4月20日(月)【本楽祭】: 神輿行列、屋台行列、夜祭
全国でも珍しい“静”と“動”の祭り
古川祭は、気多若宮神社での厳かな「神事」に始まる「神輿行列」や、華麗な彫刻や装飾が施された「屋台行列」といった“静”の行事と、さらし姿の男たちがぶつかり合う勇壮な「起し太鼓」という“動”の行事で構成されています。
「起し太鼓・屋台行事」はユネスコ無形文化遺産に登録されており、国の重要無形文化財にも指定されています。この「静」と「動」が織りなす祭りの様は、全国的にも珍しいとされています。

大迫力の「起し太鼓」
祭りの“動”を象徴する「起し太鼓」は、4月19日の夜にその熱気を帯びます。20時30分頃、まつり広場での祝い唄「若松様」の大合唱と大太鼓の乱れ打ち「打ち出し」を合図に始まります。
高張提灯と丸子提灯を持った人々が先導する提灯行列に続き、大太鼓の行列が20日の午前0時過ぎまで市街地を練り歩きます。通りの辻々からは「付け太鼓」と呼ばれる小太鼓が突っ込み、激しい攻防が繰り広げられます。この勇壮な光景は、日本の祭りの中でも特に迫力があると評判です。また、約3.5mの棒を垂直に立て、その上で曲芸を披露する「とんぼ」も大きな見どころの一つです。

提灯の明かりに包まれる、飛騨の夜「夜祭」
「屋台行列」は「起し太鼓」とは対照的な“静”の行事です。19日の朝には、全9台の豪華絢爛な屋台がそれぞれの蔵から曳き出され、町内を巡行します。翌20日には、早朝からまつり広場に曳き揃えられ、獅子舞やからくり人形、子ども歌舞伎が奉納され、まるで時代絵巻のような雅やかな光景が広がります。
祭りのフィナーレを飾るのは「夜祭」です。夕刻になると、屋台は提灯を灯しながら厳かに町内を曳行されます。宵闇に浮かび上がる豪華な屋台の姿は、日中とは異なる幽玄な美しさを感じさせ、2日間にわたる祭りの余韻を残しながら静かに幕を閉じます。


暮らしの中に息づく、まつりの風景
300年を超える歴史を持つ「古川祭」は、飛騨古川の街並みと共に歩み、今もなお地域住民の誇りであり、日々の営みの中に息づく大切な伝統行事です。親から子、子から孫へと受け継がれてきたこの祭礼は、単なる歴史的な遺産ではなく、現在を生きる人々の情熱によって守り続けられる「生きた文化」そのものです。
静寂を切り裂く「起し太鼓」の地響きのような轟音と、町衆の熱い心意気が響き合うこの空間では、この地でしか触れることのできない濃密な暮らしの息遣いを感じられることでしょう。歴史と現代が交差する飛騨古川の熱気を、ぜひ五感で体感しに訪れてみてください。


飛騨市PR動画で古川祭の魅力を体験
飛騨古川の穏やかな街並みや日々の風景を描いた飛騨市PR動画「暮らし息づくこのまちに」では、祭りの情緒あふれるシーンが[04:46]からご覧いただけます。勇壮な太鼓の響きや幻想的な提灯の光、それを見守る人々の温かい眼差しを通じて、地元の人々が一年で最も胸を熱くする2日間の空気感を映像で体験できます。
詳細情報
古川祭の詳細については、飛騨市公式観光サイトをご覧ください。
岐阜県飛騨市について
飛騨市は、人口約21,500人の小さな市で、北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約94%を森林が占める豊かな自然に恵まれています。ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓のほか、ノーベル物理学賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」などの宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画のモデル地となった風景など、多彩で個性豊かな地域資源が魅力です。
