AVerMedia、NVIDIA JetPack 7.2対応BSPベータ版をJetson Orin/Thor向けに提供開始

NVIDIA JetPack 7.2の主な特長

NVIDIA JetPack 7.2は、Jetson Linux 39.2、Ubuntu 24.04、Linux kernel 6.8を採用し、基盤ソフトウェアが大きく刷新されました。これにより、Jetson OrinとJetson Thorが共通のJetPack 7基盤に統合され、現行世代と次世代のJetsonを同一の開発環境で扱うことが可能になります。

具体的な強化点は以下の通りです。

  • Ubuntu 24.04 / Linux kernel 6.8: 長期サポート、セキュリティ強化、最新Linuxエコシステムへの対応が実現されます。

  • NVIDIA Yocto 公式サポート: 産業用途の製品開発、OTA配信、長期保守が簡素化されます。

  • CUDA 13.2.1 / TensorRT 10.16.2: LLM、ビジョンAI、生成AIワークロードにおける推論性能の向上が期待されます。

  • Jetson プラットフォームの統合: Jetson OrinとThorの両方に対応することで、BSPの保守負荷が軽減され、次世代への移行が加速します。

  • メモリ最適化とエージェンティックAI: メモリ効率の改善とエージェンティックAIのネイティブ対応により、大規模モデル、並列ワークロード、次世代ロボティクス用途に対応します。

AVerMedia Technologies, Inc.のプロダクトマネージャーであるBraga Lai氏は、「JetPack 7.2は次世代のエッジAIシステムを構築する開発者に向けて、さらに強力で統一された環境を提供します。当社のJetson OrinおよびJetson Thor対応製品がJetPack 7.2に対応することで、お客様のAI・ロボティクスの開発加速に貢献することでしょう」と述べています。

AVerMedia BSP(ボードサポートパッケージ)について

AVerMediaは、NVIDIA JetsonのJetPack基盤を自社製品に合わせて調整した独自のBSPを提供しています。AVerMedia BSPを導入することで、JetPack 7.2をAVerMedia製品に最適化された状態でご利用いただけます。

JetPack 7.2ベースBSPの提供スケジュール

  • Ubuntu 24.04 ベース版BSP: 2026年7月22日よりベータ版の提供が開始されました。

  • Yocto ベース版BSP: 2026年8月末に提供が予定されています。

Yoctoベース版BSPは、カスタマイズ性と長期保守が求められる組込みLinux環境向けの選択肢として提供される予定です。

なお、本リリースはベータ版であり、事前評価、検証、アプリケーション先行開発を目的として提供されるものです。AVerMediaは、利用者からのフィードバックと社内テストに基づいて、正式版の提供に向けた改良を継続的に進めていく方針です。

AVerMediaについて

アバーメディア・テクノロジーズ (AVerMedia Technologies, Inc.) は、映像・音声技術の専門集団として、多岐にわたるAIアプリケーションに対応したエッジAIデバイスとターンキーソリューションを提供しています。NVIDIA Elite Partnerとして、スマートシティ、ロボティクス、産業オートメーションといった幅広い分野でのAI導入を加速させるため、コンピュータハードウェアとソフトウェアが統合されたカスタム可能なソリューションを提案しています。

公式サイト:
https://professional.avermedia.com/jp/