「DREAMS 2026」ワークショップの概要
本プログラムは、ポーランド・ワルシャワに拠点を置くワイダスクールとVIPOが共同で主催する国際ワークショップです。2026年に迎えるアンジェイ・ワイダ監督の生誕100周年を祝し、映画を通じた文化交流と次世代クリエイターの育成を目指します。
参加監督たちは、日本の監督がアンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』から、ポーランドの監督は黒澤 明監督の『夢』からそれぞれシーンを選び、独自の視点で再解釈した短編映画の共同撮影に挑みます。
参加監督のご紹介
日本側参加監督
小川 典

New York Film Academy (NYFA)で映画制作を学び、映画、TV、CM、VPなどのディレクターとして活動されています。2009年に初長編映画『Quarter』が劇場公開され、2014年にはドキュメンタリーTV番組が国際エミー賞にノミネートされるなど、国内外で高い評価を受けています。2022年にはドキュメンタリー映画『霧が晴れるとき』が東京ドキュメンタリー映画祭で準グランプリを受賞しました。
神保慶政

東京出身の神保監督は、初長編『僕はもうすぐ十一歳になる。』(2014)で国内外の映画祭で好評を博し、日本映画監督協会新人賞にノミネートされました。イラン・シンガポールとの合作長編『0ライン―赤道の上で』(2022)を手がけるなど国際的な活動を展開し、フィクションとドキュメンタリーを融合させた作風を確立されています。現在、全作品特集上映「生活の中の映画」を全国展開中です。
全辰隆(チョン・ジニュン)

秋田市出身の在日コリアン2.5世。ソウル大学、韓国芸術総合学校で映画演出を学び、在日コリアンや日韓関係をテーマに作品を制作されています。短編映画『ミヌとりえ』がサンディエゴ国際映画祭で上映され、『国道7号線』は釜山国際短編映画祭で観客賞を受賞するなど、世界各地で評価されています。2026年には日韓合作映画『3ミリの恋』で長編デビュー予定です。
ポーランド側参加監督
トマシュ・イェジオルスキ

ワルシャワ大学およびウッチ映画大学で演出・脚本を専攻。監督作品はロカルノ、バンクーバーなど多数の国際映画祭で上映されています。2009年からは舞台演出家ロバート・ウィルソンと映像デザイナーとして協働し、欧州各地で活躍。2023年にはポーランド映画協会主催の脚本コンテスト「SCRIPT PRO」で最優秀賞を獲得するなど、若手実力派として多岐にわたる創作活動を展開しています。
カタジナ・チェシラル

アンジェイ・ワイダ監督学校およびウッチ映画大学を卒業。長編映画、ドキュメンタリー、TVドラマ、CM広告と幅広いジャンルで監督・脚本を務めています。Polsat、TVPなどの大手放送局の連続ドラマやディスカバリーチャンネルの番組を手がけ、国際的なブランドの広告映像も多数制作。2025年にはクラクフ映画祭でドキュメンタリープロジェクトが優秀賞を受賞するなど、高いストーリーテリング能力を発揮しています。
ヤクブ・ヤクビク

1997年生まれの新鋭監督。ウッチ映画大学脚本学科を卒業後、現在は演出学科に在籍しています。卒業制作『Lament No. 1』がグディニャ・ポーランド映画祭で特別賞を受賞し、国内外の映画祭で多数のノミネート・受賞を重ねています。共同制作映画で助監督を務め、MV監督としても音楽賞にノミネートされるなど多彩な才能を発揮。俳優としても活躍し、脚本家やスクリプト・ドクターとしても活動の幅を広げています。
今後の展望
参加する6名の監督たちは、先日オンラインミーティングを実施し、講師や参加者同士で活発な脚本フィードバックを行いました。現在は、2026年9月に予定されているポーランドでの撮影に向け、脚本のブラッシュアップや現地プロダクション、キャスティングディレクターとの具体的な協議を進めているとのことです。
また、2026年10月には日本国内で本ワークショップの総括となる成果発表が実施される予定です。日本とポーランドの次世代を担う若手監督たちの今後の展開と、彼らが生み出す短編映画の成果に、ぜひご注目ください。
本ワークショップは、独立行政法人日本芸術文化振興会 文化芸術活動基盤強化基金クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)の助成を受けています。

詳細はこちらからもご確認いただけます。
【主催・お問い合わせ先】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
E-mail:creatorfund_secretariat@vipo.or.jp
※件名には必ず、「DREAMS2026/(氏名)」とご記載ください。
