BiziblがAIアバター登壇ウェビナー生成技術の特許を取得、コンテンツ制作の新境地へ

開発の背景と課題解決への想い

BtoBマーケティングにおいて、ウェビナーは商談創出や顧客育成に不可欠な施策として広く認識されています。しかしながら、多くの企業ではウェビナーの企画は進むものの、実際の開催に至らないケースが少なくありませんでした。その背景には、以下のような課題が存在します。

  • 登壇者が顔出しを希望しない、または人前で話すことに不慣れで登壇のハードルが高いと感じる。

  • 適切な登壇者の確保が難しく、企画が滞りがちになる。

  • 登壇者の異動や退職により、せっかく制作したコンテンツを継続的に活用できない。

これらの課題により、本来価値あるホワイトペーパーや営業資料などのコンテンツが十分に活用されないまま埋もれてしまう状況がありました。この状況を改善するため、Bizibl Technologiesは、スライド資料さえあれば誰でも手軽にAIアバターによるウェビナーを制作・開催できる仕組みの開発を進めてきました。

特許技術の概要

今回特許を取得した技術は、既存のスライド資料を基に、AIアバターが登壇するウェビナーを自動生成するものです。この技術の主な特徴は以下の通りです。

  • ホワイトペーパーや営業資料など、すでに存在するスライド資料からウェビナーを生成できます。

  • 実在の人物の画像や音声に基づいたAIアバターだけでなく、多様なキャラクターによる登壇も可能です。

  • スライドごとに動画を生成し、それらを組み合わせて一本のウェビナーを制作する方式を採用しています。

  • 修正が必要な場合、対象となるスライドのみを再生成できるため、短時間での更新が実現します。

  • 会話モデルのチューニングにより、高品質かつ高速、そして低コストでの制作が可能となります。

これにより、従来は内容を修正するたびにウェビナー全体を撮り直す必要があった手間が省け、必要な部分だけを効率的に更新し、コンテンツの継続的な改善と運用が可能となります。

特許情報詳細

項目 内容
特許番号 特許7874369
発明の名称 ウェビナー動画生成システム、ウェビナー動画生成方法、及びウェビナー動画生成プログラム
発明者 花谷 燿平、中尾 文亮
出願番号 特願2026-007725
出願人 株式会社Bizibl Technologies
登録日 令和8年6月8日

想定される活用シーン

この技術は、多岐にわたるマーケティング・営業活動での活用が見込まれます。

  • ハウスリストへの継続的な情報提供: テレアポでは接点が持ちにくい既存リードに対し、AIアバターウェビナーを通じて定期的に情報を提供し、商談機会の創出につなげることが可能です。

  • 製品ごとの紹介コンテンツ制作: 製品やサービスごとにウェビナーや紹介動画を容易に作成し、営業活動やオンボーディングなど、多様な場面で活用できます。

  • ホワイトペーパーの動画コンテンツ化: 既存のホワイトペーパーをウェビナー形式に変換することで、コンテンツの活用範囲を広げ、より多くの視聴者に届けられます。

今後の展望

Bizibl Technologiesは、本技術をさらに進化させ、AIによるコンテンツ制作・配信の可能性を広げていく予定です。今後は、以下の機能強化や活用領域の拡大が順次進められるでしょう。

  • AIアバター同士による共催ウェビナーへの対応

  • 多言語でのウェビナー制作・配信におけるさらなる高度化

  • 会話モデルの継続的なブラッシュアップによる、より自然な対話品質の向上

「人と情報をシームレスにつなげる」というミッションのもと、AI技術を活用した新しいコンテンツ活用体験を提供し、企業のマーケティング・営業活動のさらなる効率化と成果創出を支援していくとのことです。

会社概要

  • 名称: 株式会社Bizibl Technologies

  • 設立: 2018年10月4日

  • 代表取締役: 花谷 燿平

  • 本社: 東京都千代田区神田錦町2-2-1・11F

  • 事業内容: ウェビナーマーケティングSaaS「Bizibl(ビジブル)」の提供

  • 会社HP: https://bizibl.tv/company