学び直しの意識高まる!43.6%が資格・スキル取得を検討、目的は自己成長と将来への備え

資格・検定・スキルへの高い関心

調査によると、回答者の43.6%が「今後資格・検定・スキルを取得してみようと考えている」と回答しました。

今後取得を検討する人が43.6%

この結果は、資格・スキルがすでに学習中の人だけでなく、これから学び始めたいと考える層にも広く関心を持たれていることを示しています。年代別に見ると、20代では「現在勉強している」が37.5%と高く、学習を積極的に進める傾向が見られます。一方、60代では「今後取得したい」が56.5%と最も高く、ミドル層・シニア層で学び直しを検討する人が多いことがうかがえます。

人気の資格・検定・スキルジャンル

現在取り組んでいる、または過去1年以内に取り組んだジャンルのトップ3は「語学」(18.6%)、「会計・経理」(14.8%)、「IT・Web」(12.5%)でした。

人気の学習ジャンルTOP10

年代別では、20代で「IT・Web」(22.0%)が最も人気を集め、デジタルスキルへの関心の高さが伺えます。60代では「語学」(26.5%)が最も高く、趣味や生活の充実を目的とした学びが目立ちます。

年代別の人気ジャンル

資格・スキル取得の理由としては、「自己成長・スキルアップのため」(51.9%)が最も多く、次いで「興味・関心がある分野だから」(38.6%)、「将来に備えて」(30.2%)と続きます。

取得理由の最多は自己成長・スキルアップ

年代によって目的は異なり、20代はキャリア形成、60代は生活充実を目的とした学びが特に目立つ結果となりました。

年代別の取得理由

学習方法と時間・費用

学習方法では「独学で勉強した」が49.7%で最多でした。性年代別に見ると、20代は独学に加えオンライン学習や講座利用にも積極的で、50代・60代は情報収集・比較検討を重視する傾向が見られます。

性年代別の学習方法

通信講座・オンライン講座は「自分のペースで学習したい」「費用を抑えたい」といった理由で選ばれ、講座・スクールは「初心者でも理解しやすいサポート」「質問・添削サポート」が重視される傾向がありました。

学習方法を選んだ理由

1日あたりの学習時間は「30分〜1時間程度」が中心で、多くの人が日々の生活の中で短時間を確保しながら学習に取り組んでいます。

1日あたりの平均学習時間

学習期間は「1年以上」が21.3%で最多である一方、費用は「1円〜1万円未満」が23.2%で最多でした。

学習期間と費用の分布

ジャンルによっては学習期間が長期化する傾向や、費用も低額から始められることが示されています。

ジャンル別の学習期間と費用

資格・検定・スキル取得に関する悩み

学習における最大の悩みは「勉強を続けられるか不安」(24.0%)でした。次いで「学習時間を確保できるか不安」(23.3%)、「独学でできるか不安」(22.9%)が続きます。

資格取得に関する悩みTOP10

年代別では、20代は「勉強を続けられるか不安」が30.0%と高く、30代は「学習時間を確保できるか不安」「独学でできるか不安」が目立ちます。また、50代・60代では「年齢的に遅くないか不安」が高まる傾向が見られました。

年代別の悩み

今後注目の資格・検定・スキルジャンル

今後取得を検討しているジャンルでは「語学」(22.1%)が引き続き最多でしたが、「IT・Web」(20.2%)、「パソコン」(19.3%)、「AI・データ・DX関連」(16.0%)といったデジタル領域への関心が高まっていることが明らかになりました。

現在と今後の学習ジャンルの変化

今後取得したい理由としては、「興味・関心がある分野だから」(36.4%)、「自己成長・スキルアップのため」(32.9%)、「好きなこと・趣味を深めたい」(25.8%)が上位を占めており、キャリア目的だけでなく、個人の興味や自己充実を目的とした学び直しニーズが強いことが分かります。

今後取得したい理由

資格ソムリエ林雄次氏からのアドバイス

資格ソムリエの林雄次氏は、今回の調査結果から、資格取得の目的が「肩書きを増やすための学び」から「自分の働き方や生き方を整えるための学び」へと変化していると指摘しています。

学習を継続する上での不安に対しては、「最初から完璧な学習計画を立てようとしすぎないこと」が重要だとアドバイスしています。1日10分でも続けられる量から始め、独学にこだわりすぎず部分的にサポートを活用することが、挫折を防ぐポイントだと述べられています。

2026年下半期以降におすすめの資格・スキルとして、林氏は以下の3つを挙げています。

  • 生成AI・DXリテラシー: 生成AIパスポート、ITパスポート、DX推進パスポート、データサイエンティスト検定リテラシーレベルなどが代表的です。AIやDXは、もはや一部の専門職だけのテーマではなく、あらゆる仕事に関わる基礎知識となっており、仕事のスピードや情報整理力に直結しやすい分野です。ただし、便利さだけでなく、情報漏えい、著作権、出力結果の確認といった注意点もあるため、体系的に学んでおく価値があるでしょう。

  • 会計・経理、数字を読む力: 日商簿記3級・2級、ビジネス会計検定、FPなどが入り口になります。会計・経理は、経理担当者だけでなく、営業、管理職、個人事業主など、非常に汎用性の高いスキルです。数字を理解できると、仕事の見え方が変わり、AIやDXが進むほど「数字を見て判断する力」「数字で説明する力」は重要になります。キャリアアップや副業、独立を考える方にもおすすめしやすい分野です。

  • 語学・コミュニケーション力: TOEIC、英検、ビジネス英語、観光英語などが代表例です。今回の調査でも語学への関心が高いことが示されていますが、語学は仕事だけでなく、旅行、趣味、国際交流、情報収集など、生活の幅を広げる学びでもあります。AI翻訳が発達している時代に語学が必要なのかと思う方もいるかもしれませんが、むしろAI翻訳を使いこなすためにも、最低限の語感やニュアンスを判断する力は重要です。また、語学学習は毎日少しずつ積み上げやすいため、学び直しの習慣を作る入り口としても相性が良いと感じます。

林氏は、資格取得に興味があるものの、まだ一歩踏み出せていない方へ、「最初から人生を変える資格を探そうとしなくて大丈夫です」とメッセージを送っています。まずは、今の仕事に少し役立ちそうなもの、前から気になっていたもの、生活が少し豊かになりそうなものから始めてみてください。いきなり難関資格を目指す必要はなく、短期間で取れる検定や基礎レベルの資格でも、学び始めるきっかけとしては十分です。小さな一歩が将来の選択肢を大きく変えるきっかけになるでしょう。

資格ソムリエ 林雄次氏

資格ソムリエ 林雄次氏の公式サイトとXアカウントは以下です。

調査概要

  • 調査期間:2026年5月

  • 調査対象:全国に居住する20代から60代の男女一般個人

  • サンプル数:1,000サンプル(有効回答数)

  • 調査方法:インターネット調査

  • 調査機関:株式会社サーベイリサーチセンター

関連リンク: https://www.brush-up.jp/