京都府京丹波町、「ふるさと住民登録制度」を見据えた担い手づくりを推進する田植え体験イベントを開催

京丹波町が「ふるさと住民登録制度」を見据えた担い手づくりを推進

京都府京丹波町は、地域との継続的な関わりを育む「ふるさと住民登録制度」の考え方を踏まえ、関係人口を地域の「担い手」へとつなげる実践的なモデルを展開しています。その一環として、京丹波町のファンクラブ「CLUB京丹波」会員を対象とした田植え体験イベントを、令和8年5月16日(土)に開催します。この取り組みは、訪れる人々が「帰りたくなる場所」を見つけ、地域との深いつながりを築くことを目指しています。

「帰る場所がひとつ増える」関係性の構築

多くの地域で、一度の訪問で関係が途切れてしまうことが課題とされています。京丹波町では、そうした一過性の関係にとどまらず、「楽しかった」「また来たい」という気持ちを「帰ってくる理由」へと昇華させることを目指しています。今回の田植え体験は、地域の農業に触れ、地元の方々と交流する中で、参加者が京丹波町に愛着を持ち、継続的に関わるきっかけとなるよう企画されています。

「ふるさと住民登録制度」と連動した担い手づくりの推進

本事業は、総務省が推進する「ふるさと住民登録制度」の趣旨に沿って進められています。この制度は、特定の地域に継続的に関わる人々を「ふるさと住民」と位置づけ、地域との関係性を可視化・強化する新たな仕組みです。

京丹波町は、令和5年10月に町のファンクラブ「CLUB京丹波」を設立し、様々な交流機会を提供してきました。令和7年度末現在、1,700人以上の会員を擁する関係人口プラットフォームへと成長しています。ファンクラブへの登録、イベント参加、宿泊・消費、地域活動への参画といった段階的な関わりを通じて、関係人口を地域の担い手へとつなげる流れを構築しており、今回のイベントはその第一歩となります。

CLUB京丹波の活動の様子

活動の「見える化」で担い手づくりを加速

京丹波町では、関係人口の関わりを継続的な担い手づくりへとつなげるため、活動実績の可視化にも取り組んでいます。具体的には、イベント参加実績などをCLUB京丹波会員制度と紐づけて管理し、地域との関わりを「記録」として積み上げる仕組みを構築。全会員に配布される会員カードを活用することで、参加履歴や活動内容を簡易に記録し、参加者自身が関わりの深まりを実感できる設計となっています。

今後は、イベント参加に留まらず、運営サポートや地域活動への参画など、より主体的な関わりへと段階的に展開し、担い手としての関与を広げていく予定です。

CLUB京丹波会員カードとウェブサイト

イベント概要

地域事業者の協力のもと、田植え体験が実施され、その後には参加者同士の交流の場が設けられます。体験だけで終わらず、関係が続いていくきっかけづくりを大切にしています。

名称 CLUB京丹波 田植え体験イベント
日程 令和8年5月16日(土)
参加対象 CLUB京丹波会員
定員 20名(先着)
会場 ウッディパルわち(京都府京丹波町)周辺農地

参加方法

今後の展開

京丹波町は今後も、地域づくりや食をテーマとした関係人口と地域の接点づくりを継続的に実施し、「訪れる人」が「関わり続ける人」へと変わっていく仕組みを強化します。また、「ふるさと住民登録制度」の活用を視野に入れながら、地域と多様に関わる人々を可視化し、持続的な地域づくりを推進していく方針です。

京都府京丹波町について

京丹波町は、京都府中央部に位置し、丹波高原の豊かな自然に恵まれています。8割以上を森林が占め、農作物を瑞々しく育む「丹波霧」や昼夜の寒暖差により、「京丹波栗」をはじめ、「黒豆」「丹波松茸」「京丹波しめじ」など、滋味豊かな“丹波ブランド”の特産品を育んできました。京都随一の畜産酪農地帯でもあり、「食の宝庫」として京の美食文化を支えています。

2023年10月にはタウンプロモーション方針「GREEN GREEN」を発表し、地域を越えて「想いでつながるコミュニティ」を広げていくことを目指しています。

京丹波町の豊かな自然