海岸清掃と環境学習を一体化!「WORLD CLEANUP DAY」が東かがわ市で9月6日に開催

イベント概要:清掃と学びを深める一日

「ワンハンド瀬戸フレンド × WORLD CLEANUP DAY 2026」は、午前9時から午後12時まで、山田海岸を舞台に開催されます。参加費は無料で、ビーチクリーンに加え、アートを活用した海の環境ワークショップ、参加型の環境アクティビティ、そして参加者交流の時間が設けられています。本イベントは東かがわ市デジタル地域ポイント事業の対象となっており、ビーチクリーンに参加した方には300ポイントが付与される予定です。

2026年9月6日に山田海岸で開催される「ONEHAND SETO FRIEND」のイベント告知。ビーチクリーンや海の環境ワークショップ、参加者交流が企画されており、参加費無料、定員30名。ボランティア証明書も発行されます。申込締切は8月30日です。

「拾う」だけでは終わらせない:ごみ問題の根本に迫る

ONEHAND FRIENDは、単にごみを回収するだけでなく、なぜごみが生まれるのか、それが私たちの暮らしや地域産業とどのように繋がっているのかを深く考えることを重視しています。2026年7月12日に東かがわ市ふるさと海岸で行われた清掃活動では、台風6号通過後にも多くの漂着物が見られ、継続的な清掃活動の必要性と、ごみ発生源へのアプローチの重要性が改めて確認されました。

イベントでは、以下の流れを通じて参加者の行動変容を促します。

  • 海の現場を体験する

  • ごみや環境の変化に気づく

  • アートや対話を通じて理解を深める

  • 自分の暮らしや産業とのつながりを考える

  • 日常の行動を変える

  • 海洋ごみの発生抑制につなげる

活動量だけでなく、参加者の認識や行動の変化を大切にするプログラムです。

青いTシャツを着た数人が、漂着物が多く散乱する砂浜で清掃活動をしている様子。彼らは白いゴミ袋を使ってゴミを拾っており、晴れた日の海岸でのボランティア活動を捉えた一枚です。

青いサンタの衣装を着た男性が、流木やゴミが散乱する海岸でごみ拾いをしている様子。海と山が広がる自然豊かな場所での清掃活動で、環境保護への取り組みが伺えます。

道路脇のコンクリート壁の前に、複数のゴミ袋、大きな発泡スチロールの塊、タイヤなどが放置されている。背景には緑豊かな木々と青空が広がり、不法投棄された廃棄物の状況を示す光景です。

アートとインクルーシブデザインによる環境ワークショップ

当日の環境ワークショップは、一般社団法人th-ink インクルーシブデザイン研究所の設計協力により実施されます。アートを活用して海や漂着ごみを異なる角度から捉えるワークショップや、環境問題に詳しくない人でも参加しやすいアクティビティが予定されています。知識を一方的に伝えるのではなく、参加者自身が見て、触れて、考え、対話することを通じて、それぞれの気づきを生み出し、多様な人々が海を自分自身の暮らしに関係する問題として考えられる場を提供します。

会議室のような場所で、数人がテーブルを囲んでボードゲームのようなものをプレイしている様子。一人の男性がルールを説明しており、プロジェクターにはサイコロの出目とポイントに関する情報が映し出されている。

瀬戸内海から日本海、そして世界へ

WORLD CLEANUP DAYは、2008年にエストニアで始まった市民主体の清掃活動を起源とする国際的な取り組みです。本イベントはWORLD CLEANUP DAY JAPAN公式サイトにも掲載されています。

今回、新潟の日本海側で活動する「ONEHAND ECHIGO FRIEND」との連携が決定し、瀬戸内海側と日本海側で拾われたごみの種類や、活動を通じて感じたこと、海に対する気づきなどを共有する予定です。さらに、インドネシアの現地メンバーを中心とした「ONEHAND JAVA FRIEND」との連携も調整中で、ジャワ島側での活動状況の共有も検討されています。

大規模な国際企画が目的ではなく、離れた地域の海がつながっていることをそれぞれの現場から実感し、「自分たちの海だけの問題ではない」と考える機会を創出します。「ありがとうを、世界中の海へ」をコンセプトに、瀬戸内海から日本海、そして世界の海へとつながる環境アクションを目指します。

青い背景に「ONEHAND SETO FRIEND」という白い文字と、波と昇る太陽(または月)を組み合わせたロゴマークが描かれています。海や友情を連想させるデザインです。

青い背景に白い文字「ONEHAND ECHIGO FRIEND」と、波と太陽のようなシンプルなグラフィックが描かれたロゴ画像です。越後地方に関連する団体やブランドのロゴデザインと推測されます。

青い背景に白い文字で「ONEHAND JAVA FRIEND」と書かれており、その下には波と半円のイラストが描かれたロゴデザインです。プログラミングやIT関連のコミュニティやサービスを示すシンボルと考えられます。

清掃活動だけでなく、ごみが生まれる「川上」へ働きかけ

ONEHAND FRIENDは、東かがわ市を代表する手袋産業をはじめ、アパレル産業などに関わる企業人が集まって始めた市民活動を母体とし、2026年4月に非営利型の一般社団法人となりました。製造や流通に携わる企業人だからこそ、製品やごみが生まれる構造の「川上」から環境問題を考えたいという強い思いがあります。

海岸に流れ着いたごみを回収するだけでなく、製造段階で発生する端材や包装材、流通・消費に伴って発生するごみ、イベントや祭りで使われる使い捨て容器、そして回収・再使用・再資源化の仕組み、環境に配慮した地域産業のあり方など、構造全体に働きかけ、ごみの発生そのものを抑えることを目指しています。

来場者1,000人超の大型イベントで「ごみゼロ運営」を実現

ONEHAND FRIENDの母体となった市民グループは、2023年10月1日に東かがわ市で開催された「東かがわ市わくわく国際フェスタ」において、「リユースマルシェ」を実施しました。来場者1,000人を超えるこのイベントで、四国初となる「ごみゼロ運営」を実現しました。具体的には、会場内で提供する飲食に使い捨て容器を使用せず、リユース食器とリユースカトラリーを全面的に導入。発生した食べ残しはコンポストで回収し、堆肥として循環させました。この取り組みは、上村一郎東かがわ市長も実際にリユース食器を利用して体験しています。

「東かがわ わくわく 国際フェスタ」と「リユースマルシェ」のイベント風景です。多くの人々がテントの前に集まり、笑顔でポーズをとっています。リユースとごみ削減をテーマにしたこのイベントは3周年を迎え、協力団体や出店者の情報も記載されています。

屋外イベントで、マイボトル給水スタンドやリユース食器の利用を促すエコステーションの様子。PETボトルリサイクルの課題も示されており、環境配慮型イベントの取り組みが紹介されている。参加者がリユース容器を手にしている。

屋外イベント会場で、一人の男性が自身のマイボトルを無料の給水スタンドで補充している。スタンドはSDGsとリユースを推進しており、環境に配慮した活動の一環として設置されている様子がうかがえる。

この経験から、環境問題の解決には、環境に配慮した製品や設備を導入するだけでなく、参加する人が無理なく行動を変えられる仕組み全体を設計することが重要だと考えています。今回のWORLD CLEANUP DAYにおいても、清掃、学習、アート、対話、参加者交流を一体化し、イベント当日だけでなく、その後の暮らしや地域、産業における行動の変化へとつなげていきます。

東かがわ市から、海と産業の環境課題へ

ONEHAND FRIENDは今後、東かがわ市や地域の事業者、市民の皆さまと連携し、海岸漂着ごみの回収、環境学習、イベントでの使い捨てごみ発生抑制、手袋・アパレル産業における環境課題への対応、そして地域産業と環境保全を両立する仕組みづくりなど、多岐にわたる取り組みを進めていく考えです。9月6日のイベントは、これらの活動をさらに深める一歩となるでしょう。

イベント詳細・参加申込

イベントの詳細確認や参加申込は、以下のウェブサイトから行うことができます。

https://www.onehand-friend.org/20260906