シニア世代の「推し活」がお菓子教室へ拡大 長崎県諫早市「curinomi」で60代以上の参加者が前年比2倍に

シニア世代の趣味・交流需要の拡大

内閣府の「令和6年版高齢社会白書」によると、2023年時点の65歳以上の人口は3,623万人で、総人口の29.1%を占め、過去最高を記録しました。高齢化が進む中で、退職後の趣味活動や地域とのつながりへの関心が高まっています。

また、総務省の「社会生活基本調査」では、趣味・娯楽や学習・自己啓発活動への参加状況が年齢別に公表されており、各世代の活動状況が把握されています。内閣府の調査では、社会活動への参加頻度が高い高齢者ほど生活満足度も高いことが報告されており、シニア世代の社会参加が生活の質の向上につながることが示されています。

出典:

「curinomi」お菓子教室における変化

「curinomi」お菓子教室では、2025年と比較して2026年上半期の60代以上の参加者数が約2倍に増加しました。これまでは30代から40代の参加者が多かったものの、最近では50代以上の参加者が増え、参加者全体に占めるシニア世代の割合も前年の7%から13%へと上昇しています。

県内各地から1時間ほどかけて参加する方も見られ、参加者からは以下のような喜びの声が寄せられています。

  • 「退職後に新しい仲間ができた」

  • 「家族や孫に作ったお菓子を喜んでもらえるのがうれしい」

  • 「毎月の教室参加が今の楽しみになっている」

  • 「新しい目標ができた」

お菓子作りの技術を学ぶだけでなく、参加者同士の交流や情報交換の場としても、その役割を強めています。

店内併設キッチンスタジオ

専門店ならではの知識とサポート

「curinomi」のお菓子教室は、製菓・製パン材料卸として長年培ってきた専門知識を活かしています。家庭では手に入りにくい業務用材料やプロ仕様の材料を小分けで販売しており、店内で揃えられる材料を使って、誰もが自宅で美味しいお菓子作りを楽しめるよう工夫されています。

初心者向けの講座から季節限定レッスンまで幅広く展開し、少人数制による丁寧な指導が行われています。20代から70代まで幅広い年齢層の方が参加しており、特に定年退職後の新たな趣味として参加するシニア層やセカンドライフ世代が増加傾向にあります。完成したお菓子を家族や友人へ贈ることを楽しみに参加する方も多く、学びと交流を両立できる場として地域に定着しつつあります。

地域コミュニティ機能としての役割拡大へ

高齢化が進む中で、地域コミュニティの維持や社会参加機会の創出は全国的な課題です。株式会社クリタカトータルコマースは、今後もお菓子教室を継続開催し、店舗へ来店経験のない方や「お菓子作り・パン作りを始めたいけれど迷っている」という方々の一歩を後押しできる存在を目指しています。

単なる材料販売店に留まらず、地域の人々が気軽に集まり、新しい楽しみを見つけられる場所づくりを強化していく方針です。2030年には65歳以上の人口が全国で約3,700万人規模に達すると予測される中、食を通じた学びと交流の場づくりをさらに推進し、地域の健康寿命延伸やコミュニティ形成に貢献していくことが期待されます。

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