イベントの概要
香港大学School of Future Mediaは、ジャーナリズム、ドキュメンタリー制作、AIコンテンツ生成といった分野を横断する新しい教育機関として設立され、アジア初となるAI映像制作分野の修士課程を開設しています。AIと映像表現の融合における教育・研究を国際的に牽引する存在です。
本イベントには、アジア圏を中心に国際的なAI映画祭で評価を受けた4名のクリエイターが招待され、それぞれの作品上映とディスカッションが実施されました。会場は香港大学Centennial Campus内のRun Run Shaw Towerにある、約174席のシアターでした。
登壇監督とモデレーター
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登壇監督: 平田茉莉花(METREA)、Sheng Qiu、Yuqing Liu、Phoenix Liu
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モデレーター: Ruby Yang教授(Director, School of Future Media, The University of Hong Kong)
上映作品の紹介
イベントでは、以下の4作品が上映されました。
『THIS IS ME』(日本)
監督:平田茉莉花(METREA代表取締役CEO)

ジェンダーアイデンティティの揺らぎと、社会が求める「分かりやすさ」の乖離を、ファンタジーとリアリズムを融合させた独特の視覚表現で描いた短編アニメーション作品です。AIを映像制作の重要な工程に取り入れながら、個人の内面と社会からの圧力という普遍的なテーマが描かれています。
受賞歴:
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WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTO「Japan Best AI Film賞」「ベストAI アニメ賞」をW受賞
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WAIFF カンヌ 2026 招待決定
その他の上映作品
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『A Dollar Story』(監督:Sheng Qiu)
100年にわたり世界を巡る1ドル紙幣を通して、人類の欲望と資本主義を描いた実験的映像作品です。WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 Best Action Filmを受賞しています。 -
『The Tale of the Peony』(監督:Liu Yuqing)
中国古典文学と伝統文化をAI映像として再解釈した実験的作品です。北京国際映画祭AIGC部門で最優秀短編賞・最優秀ビジュアルデザイン賞を受賞しました。 -
『Seven Fleeting Days』(監督:Phoenix Liu)
監督自身の実体験をベースに、トラウマと再生を7つの幻想的な世界として映像化した中編作品です。北京国際映画祭でBest AI Feature Filmを受賞しています。
トークセッションの様子
上映後には、アカデミー賞受賞経験を持つRuby Yang教授をモデレーターに迎え、各監督とのディスカッションが行われました。議論は多岐にわたり、AIの活用方法、クリエイターの役割分担、AIが広げる映像表現の可能性、制作における重要事項、そしてAI時代における監督性とオリジナリティといったテーマが深く掘り下げられました。

学生からも「AIを使うことで作品の個性は失われないのか」「AIをどのように学習や制作に活用しているか」「将来的な映像業界の変化をどう考えているか」といった活発な質問が寄せられました。AI時代の映像表現を担う次世代のクリエイターたちと、第一線で活躍する作家陣が直接対話する貴重な場となりました。
METREA代表取締役CEO 平田茉莉花氏のコメント
平田茉莉花氏は、『This is Me』について「誰かのために選ばされる人生ではなく、自分が望む姿で生きていいというメッセージを込めて作りました。香港大学という、アジアのAI映像教育の最前線で、世界各国のクリエイターや学生たちと『AI時代の映像表現とは何か』を直接議論できたことは、私たちMETREAにとって大きな財産です。AIは表現の手段であり、最後に観る人の心を震わせるのは作り手の感性だと、改めて確信しました。」と述べています。
香港大学とAI映像教育の最前線
香港大学では、AIと映像制作の融合が教育現場で本格的に進められています。School of Future MediaにはAIを活用した映像制作・クリエイティブ表現に取り組む学生が多数在籍し、AIリテラシー教育も重視されています。AIを単なるツールとしてだけでなく、創作・研究・社会との関係性を考える対象として捉える姿勢が、学内全体に浸透しているようです。
今後、アジア圏におけるAIと映像表現をめぐる教育・制作環境は、さらに発展していくことでしょう。香港大学は、その重要な拠点の一つとして存在感を高めています。
今後の展望
『This is Me』は、2026年3月のWORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTOにて「Japan Best AI Film賞」「ベストAI アニメ賞」をW受賞し、映画の聖地・カンヌで開催される本大会「WAIFF Cannes 2026」へも参加しました。
METREAは今後も「心を震わせる美や物語を編み続ける。」というミッションのもと、AIと感性を融合させたコンテンツ制作と、企業向けAIリスキリング研修事業の両輪で、クリエイティブの新たな地平を切り拓いていくとのことです。
METREA株式会社 会社概要
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会社名:METREA株式会社 (英語表記: METREA inc.)
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代表者:代表取締役CEO 平田茉莉花
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所在地:〒160-023 東京都新宿区西新宿3丁目9-7 フロンティア新宿タワーオフィス325
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事業内容:
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オリジナルコンテンツ(アニメーション)の企画・自主制作およびIP(知的財産)展開事業
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独自の世界観を創出するオリジナルコンテンツの自主制作とライセンス管理事業
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クリエイティブAIを活用した映像広告の受託制作
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AI制作ノウハウの内製化を支援するAIリスキリング研修事業
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公式URL:https://metrea.design/
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お問い合わせ:corp@metrea.design
代表取締役CEO 平田茉莉花氏について
1997年生まれ。18歳でフリーランスとして映像業界に入り、美学と戦略を両立する視点から、CM・MV・TV・企業ブランディングなど多様なジャンルで映像演出を手がけてきました。24歳で制作会社にて最年少クリエイティブディレクターに就任。
現在はMETREA株式会社の代表取締役として、UNIQLO、東京都、三菱重工業などのナショナルブランドに対し、AI技術と物語性を融合した広告映像を企画・監督しています。同時に、自主映画やインディペンデントプロジェクトでは、「異常なまでの情念」「性」「消費」「赦し」を軸とした作品世界を構築。企業とアート、物語とアルゴリズム、感情とインターフェースの交差点に立つクリエイターとして、AI時代における“表現の進化”を更新し続けています。
主な実績・受賞歴:
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東京都観光プロジェクト「TokyoTokyo 浮世絵×AI 広告」
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大阪万博AIキャラクター「穂村光」プロジェクト構成
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IVS NEOCREA 準グランプリ × AiHUB賞
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GMO DESIGN AWARD 2025 「最優秀賞」および「ビジュアルクリエイティブ賞」受賞
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WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTO 「Japan Best AI Film賞」および「ベストAI アニメ賞」受賞
