深刻化する多頭飼育崩壊と中間支援の必要性
現在、各地で深刻な社会課題となっているのが「多頭飼育崩壊」です。特に繁殖力の強い猫は、適切な不妊去勢手術が行われないまま放置されると、予想以上の速さで増えてしまいます。これは動物の飼育環境の悪化だけでなく、飼い主の孤立や困窮、さらには地域トラブルなど、多岐にわたる問題を引き起こすことがあります。
殺処分ゼロの実現には、問題が深刻化する前に介入し、不妊去勢手術によって「繁殖の連鎖を止める」ことが非常に重要です。しかし、最前線で活動する動物福祉団体や個人ボランティアの方々にとって、突発的に発生する手術費や搬送費の確保は大きな負担となっているのが現状です。
こうした現場を資金面から支える「中間支援」の仕組みが不可欠との考えから、4月に本基金が企画され、広く出資金の呼びかけが行われました。その結果、多くの個人・法人の賛同を得て、出資金は800万円に到達し、基金としての運用が正式に開始されました。出資金については、引き続き8月まで法人からの寄付が募集されています。


助成先団体の公募概要
「いのちのセーフティネット基金」は、多頭飼育の現場、またはその恐れがある現場で活動する保護団体を対象に、必要な資金を迅速に届けることを最優先に運用されます。
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公募開始日: 2026年6月1日(月)から随時
- 本基金の原資の上限に達した場合、募集を終了または一時停止する場合があります。
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助成対象: 多頭飼育の現場、またはその恐れがある現場で活動する動物福祉団体
- 特に飼い主が住民税非課税世帯や年金世帯など、経済的に手術費用の捻出が困難なケースが優先されます。
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支援内容:
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不妊去勢手術費の助成:さらなる繁殖を食い止めるための最優先支援
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緊急医療費の助成:劣悪な環境で罹患した疾患等の治療費
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環境改善の物品費:適正飼育を継続するためのフードや衛生用品費
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助成金額の上限: 50万円
- 多頭飼育崩壊レスキューの場合、「保護わんちゃん・猫ちゃんの頭数 × 1万円」を基準として算定・交付されます。(事案の規模や状況に応じて、審査の上で最終的な金額が決定されます)
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審査・送金: 専用フォームより応募後、随時審査が行われます。審査は財団外の第三者委員会を立ち上げ、厳正に行われます。緊急性を考慮し、応募から助成金の振込まで、数日〜1週間程度でスピーディに実行されます。
応募の詳細やフォームはこちらからご確認ください。
本件に関する動物福祉団体からの問い合わせ先は下記です。
理事長 佐藤淳氏からのメッセージ
理事長の佐藤淳氏は、「多頭飼育崩壊は、悪意のない孤立の中で発生してしまう悲劇です。この連鎖を止めるための不妊去勢手術等の活動は、一刻を争う「止血」の処置であり、何よりもスピードが命です。日々、過酷な現場の最前線で、目の前のいのちを救うために奔走されている皆さまが、資金面の不安に直面することなく、救済活動に専念できる環境を少しでも支えたい。そんな想いで、この基金を設立しました。多くの皆さまの善意によって託されたこの基金を、一頭でも多くのいのちを救うために、迅速に現場へ届けてまいります。」とコメントしています。
一般財団法人犬猫生活福祉財団について
一般財団法人犬猫生活福祉財団は、殺処分問題の解決と動物福祉の向上のために、犬猫生活株式会社が設立人となって設立されました。群馬県前橋市に自営のシェルターと不妊去勢専門病院を設立し、2023年からはホームセンター内における「常設の保護猫譲渡施設」という新しい形態のシェルター運営も開始しています。今後は全国各地にシェルターを展開する予定とのことです。また、自らの活動に加え、ボランティア求人サイトの運営や助成金の提供など、他団体を支援する活動も行いながら、犬猫に関する社会問題の解決を目指しています。
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団体名: 一般財団法人犬猫生活福祉財団
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代表者: 理事長 佐藤 淳
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所在地: 〒162-0826 東京都新宿区市谷船河原町9-1 NBCアネックス市谷ビル6F
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設立: 2021年9月1日
