GW明けの働く意欲と離職意向に関する調査:約6割が「離職予備軍」、企業の把握不足が浮き彫りに

調査結果のサマリー

GW明けの働く意欲と離職意向に関するアンケート調査サマリー

今回の調査で明らかになった主な点は以下の通りです。

  • GW明けに「仕事に行きたくない」と感じた人は55.0%。

  • その理由として、「体調や生活リズムの乱れ」「通勤(出社)負担」などが挙げられました。

  • 「転職・退職を考える」と回答した、いわゆる「離職予備軍」は59.1%に達しました。

  • また、「会社は従業員の状態を十分に把握できていない」と感じている人は59.9%でした。

調査概要

本調査は2026年5月にインターネットリサーチ形式で実施され、全国の20歳以上50歳未満の会社員242人(男女各121人)から回答を得ました。

調査の詳細

GW明けの働く意欲

設問1では、GW明けに「仕事に行きたくない」と感じたか尋ねられました。「とても感じた」が27.7%、「少し感じた」が27.3%となり、合わせて55.0%の人が仕事への意欲低下を感じていたことがわかります。一方で、「変わらない」と回答した人は38.0%、「むしろ意欲が上がった」と回答した人は7.0%でした。

仕事に行きたくない理由

「仕事に行きたくない」と感じた143人に理由を尋ねたところ、以下の回答が上位を占めました(複数回答)。

  • 休み明けで体調や生活リズムが乱れている:44.4%

  • 通勤(出社)が負担に感じる:36.1%

  • 仕事量が多い/休み中の業務が溜まっている:31.6%

  • 上司・同僚との人間関係にストレスがある:25.6%

  • 仕事にやりがいを感じない:22.6%

転職・退職意向(離職予備軍)

現在の仕事や職場について、転職・退職を考えることがあるかという設問に対し、「具体的に転職活動をしている」(9.1%)、「情報収集をしている/検討している」(21.1%)、「なんとなく考えることがある」(28.9%)を合わせると、全体の59.1%が「離職予備軍」であることが示されました。

現在の仕事や職場について、転職・退職を考えることはありますか?

特に、GW明けに「仕事に行きたくないととても感じた」と回答した人に限定すると、「具体的に転職活動をしている」が40.9%、「情報収集をしている/検討している」が43.1%と、離職意向が顕著に高まる傾向が見られました。このことから、GW明けのモチベーション低下と離職意向の間には明確な相関があることがわかります。

働き続けたいと望む改善点

「今の会社でここが改善されたら働き続けたい」と思うことについては、以下の点が上位に挙げられました(複数回答)。

  • 給与・待遇が改善される:35.5%

  • 職場の人間関係が改善される:18.2%

  • 評価やフィードバックがわかりやすくなる:17.4%

  • 業務量が適正になる:15.7%

  • 働き方が柔軟になる(リモート・フレックス):15.3%

企業の従業員状態把握度

会社が従業員の状態を十分に把握できていると思うかという問いに対しては、「十分に把握できている」が6.6%、「ある程度把握できている」が33.5%でした。一方で、「あまり把握できていない」(35.1%)と「ほとんど把握できていない」(24.8%)を合わせると59.9%に達し、多くの従業員が会社による状態把握に課題を感じている実態が浮き彫りになりました。

まとめと企業への提言

今回の調査結果からは、GW明けの時期に多くの会社員が仕事への意欲低下を感じており、その背景には「5月病」のような一時的な要因に加え、コロナ禍を経て再認識された「通勤(出社)負担」などの環境要因も影響していることが推察されます。また、約6割の従業員が離職を検討する「離職予備軍」でありながら、約6割の従業員が「会社は自身の状態を十分に把握できていない」と感じていることから、企業側と従業員側の間に大きな認識ギャップがあることが明らかになりました。

このような状況は、人材流出のリスクを高める要因となり得ます。企業には、従業員のモチベーション維持やエンゲージメント向上、そして離職防止に向けた早急な対策が求められます。従業員の状態を可視化し、モチベーション低下を早期に察知することで、人材流出を防ぐための具体的な施策を講じることが重要です。

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