デジタルハリウッド大学大学院、「AI Bricolage Session – Season 2」第4回「生成とドローイングの境界」を開催

第4回セッション「生成とドローイングの境界」

2026年5月25日(月)には、本シリーズの第4回セッション「生成とドローイングの境界」が開催されます。本セッションでは、デジタルハリウッド大学大学院の名誉教授であり、京都芸術大学教授の荻野健一氏と、イラストレーター/キャラクターデザイナーの月神るな氏がゲストとして登壇します。

AI技術の進化が著しい現代において、これらの技術が人間の創作活動にどのような影響を与え、その意義や限界はどこにあるのか、という問いに対し、多角的な視点から議論を深めることを目的としています。

セッション概要

「生成とドローイングの境界 ―越境は可能か、その未来を問う」と題された本セッションでは、画像生成AIの急速な発展が「描く」という表現領域にもたらす本質的な問いに迫ります。

前半では、京都芸術大学キャラクターデザイン学科教授で、デジタルハリウッド大学大学院名誉教授の荻野健一氏が登壇します。荻野氏は、マンガ・アニメ・ゲームの社会実装を研究・実践し、トキワ荘大学などの文化的プロジェクトを牽引してきました。メディア論・文化論の視点から、AI生成と創作行為の根本的な違い、そしてそれが産業や教育現場に与える影響について論じます。

後半には、イラストレーターの月神るな氏が登場します。デジタルとアナログを横断する繊細な少女表現と透明感のある色彩設計を特徴とし、商業作品から同人活動、ライブペイントまで幅広く活躍しています。WacomやAdobeとの開発協力経験も持つ月神氏は、制作ツールへの深い知見をもとに、生成AIが描き手の感覚、技術、個性に何をもたらすのか、創作の最前線から考察を述べます。

テクノロジーとドローイングの臨界点に立ち、創作における「越境」の可能性と代償を問いかける、大変興味深いセッションとなるでしょう。

ゲストプロフィール

荻野健一氏

京都芸術大学 キャラクターデザイン学科 教授/デジタルハリウッド大学大学院 名誉教授
1990年代から次世代ネットワーク研究開発に従事し、1998年からは日テレアートでプロデューサーとして地デジ推進などを担当。デジタルハリウッド大学大学院では、最新テクノロジーを活用したメディアコミュニケーションの社会実証を推進し、「聖地創生プロジェクト」や「トキワ荘大学」の運営にも携わっています。京都芸術大学では、マンガ・アニメ・ゲームの社会実装を研究・実践しています。

月神るな氏

イラストレーター/キャラクターデザイナー
サークル名「lunatic joker」としても活動。長崎県出身、東京都在住。デジタルとアナログを融合させた繊細な少女表現と透明感のある色彩設計が特徴です。世界初の長編VRアニメーション/VRノベルゲーム『Project LUX』のキャラクターデザインなどを手掛け、WacomやAdobeとの開発協力・セミナー出演経験も豊富です。

開催概要

  • 日時: 2026年5月25日 (月)19:00~21:00

  • 会場: デジタルハリウッド大学 駿河台ホール(東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F/JR「御茶ノ水」駅 聖橋口徒歩1分・東京メトロ「新御茶ノ水」駅 B2出口直結)

  • 参加費: 500円

  • 定員: 100名

  • 申込: https://peatix.com/event/4985257

シリーズ開催概要

  • イベント名: デジタルハリウッド大学大学院×AI Bricolage Session – Season 2 ~AIをめぐる連続セッション_駿河台会議 On the Creators’ Side~

  • 開催期間: 2025年11月~2026年7月(隔月開催・全5回)

  • 会場: デジタルハリウッド大学 駿河台ホール

  • 参加費: 500円~2,000円(回によって異なります)

  • 主催: デジタルハリウッド大学大学院

  • モデレーター: 福岡俊弘(デジタルハリウッド大学大学院 特命教授)

今後実施する予定のセッション

  • 5th session: 2026年7月開催予定

    • テーマ: 「未来創作の逆理」

    • ゲスト: 武邑光裕氏(メディア美学者・予定)

    • 生成AIがもたらす恩恵と試練の両面を見つめ、未来の持続可能な創作環境の構築について探求します。創作現場の不確実性、倫理的ジレンマ、創作の本質を揺るがすリスクについて深く議論が交わされる予定です。

本セッションの特徴

  • 実践と理論の交差点: 現場でAIツールを取り入れた事例や、その導入によって生じた影響、あるいは限界について、クリエイター自身の体験や考察が共有されます。

  • 多様な視点の融合: 異なるジャンルの専門家が集い、AIとの共存を前提としつつも、そのメリットだけでなくデメリットや倫理的・実践的な課題にも焦点を当てます。

  • ブリコラージュ的アプローチ: 理論や設計図に基づく「設計」とは対照的に、その場で手に入るものを寄せ集め、試行錯誤しながら新しいものを作る「ブリコラージュ」の考え方を基盤とします。

  • 問いの再考: AIが一方的に創作活動を支援・補完する存在として捉えられる中で、「創造」とは何か、人間が創作する意味やその本質はどこにあるのかという問いを再定義します。

お問い合わせ先

デジタルハリウッド大学大学院 AI Bricolage Session – Season 2 事務局
メール:daigakuin@dhw.ac.jp

デジタルハリウッド大学大学院について

デジタルハリウッド大学大学院は、2004年に日本初の株式会社立専門職大学院として開学しました。超高度情報化社会において、デジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出することを目指しています。創発的学究領域SEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行っています。新規事業プランニングやプロトタイピング、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援に注力しており、多数の起業家を輩出しています。

本大学院では、在籍する院生・修了生の起業・事業支援に力を入れています。デジタルコミュニケーション領域での産学協同研究にご興味をお持ちの方、本学への入学を検討されている方、また企業の皆様は下記よりお気軽にお問い合わせください。

デジタルハリウッド大学大学院事務局
TEL:0120-019-236
メール:daigakuin@dhw.ac.jp