SF小説「表情アプリ」のあらすじ
本作は、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)端末が日常に溶け込んだ近未来を舞台にしています。大学生の主人公は、通学の電車内でBMI端末を使いVRアバターに没入(フルダイブ)し、バーチャルアイドルのライブに熱中していました。しかし、VRから戻ると、向かいの学生たちがひそひそと笑っていることに気づきます。BMI端末には没入中の表情の漏れを防ぐ機能がなく、電車内で自身の表情が晒されていたのです。
外出先でのフルダイブを諦めかけていた主人公の生活は、「表情アプリ」の登場によって一変します。このアプリは、表情を代行する機能を持つものでした。快適なフルダイブ生活はさらに、歩行、通勤、仕事の自動代行へと広がり、社会現象となっていきます。その先に待つ未来とは一体どのようなものなのでしょうか。

作者 佐々藤氏について
『Neu World』の最新作を執筆した佐々藤氏は、IoB X CommunicationチームでBMIパイロットを務めています。頭皮に装着する非侵襲型BMIを用いて脳波を測定し、研究データを取得する役割を担っています。このBMI研究への参加経験と、脚本家としてのクリエイティブな視点の両方から、BMIが社会に実装された未来の可能性を描いた作品となっています。読者に「少しドキッとする問い」を投げかけるSF小説です。
これまでの作品とは異なるアプローチで、新たな問いが読者を待っています。作品は『Neu World』の公式WEBサイトで無料で読むことができます。
- SF小説「表情アプリ」:https://neu-world.link/posts/hyoujo_app
『Neu World』プロジェクトについて
『Neu World』は、内閣府ムーンショット型研究開発事業 目標1 金井プロジェクト「Internet of Brains」が立ち上げたサイエンスコミュニケーションプロジェクトです。
本プロジェクトは、最先端の研究・開発を社会とどのようにつなげていくか、今を生きる一人ひとりの対話を通じて未来を共創するために生まれました。
『Neu World』では、クリエイターや研究者、時には一般の人々も参画し、2050年を舞台とした漫画や小説などの物語を制作しています。これらの物語を通じてコミュニケーションを深め、より良い未来の実現に向けた共創を推進しています。
『Neu World』で制作されるSF作品は、プロジェクトのビジョンや予測を示すものではなく、社会との対話のきっかけとなることを目指しています。ぜひ作品を読んだ感想を、身近な人と話し合ったり、SNSでハッシュタグ #NeuWorld を付けて共有したりしてみてください。読者の感想や意見が、今後の研究や社会実装に活かされます。
ムーンショット型研究開発事業 目標1 金井プロジェクト「Internet of Brains」について

IoBのミッションは「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」です。考えるだけで操作できるロボットや、思考を相手に伝達するテレパシーのような技術の研究開発を進めています。これにより、社会の障害や課題を取り除き、さまざまな立場の人々が多様な制約から解放され、自由に表現し、社会活動に参加できる未来の実現を目指しています。
プロジェクトマネージャーは金井良太氏(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)担当部長/株式会社アラヤ 代表取締役)です。
関連リンク
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Neu World 公式WEBサイト:https://neu-world.link/
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Neu World 公式X:https://x.com/NeuWorld_iob
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IoB 公式WEBサイト:https://brains.link/
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IoB 公式X:https://x.com/moonshot_IoB
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IoB 公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@moonshot_IoB
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X Communicationチーム:https://research.araya.org/ja/research/x-communication-team
