既婚者の約3人に1人がSNS・アプリで配偶者以外の異性と個人的なやり取り経験あり – 現代夫婦関係の新たな課題

AI・SNS時代の夫婦関係:浮気・不倫の境界線はどこに?

近年、SNSやコミュニケーションアプリ、マッチングアプリ、さらにはAIチャットなど、オンラインで人とつながる手段が多様化しています。こうした変化は夫婦関係にも影響を与え、「どこからが浮気・不倫なのか」という境界線が曖昧になっていると感じる方も少なくないでしょう。

実際に会う関係だけでなく、SNS上での個人的なやり取り、オンライン上での好意、AIチャットやバーチャルキャラクターへの恋愛感情なども、夫婦間の信頼に影響を与える可能性を秘めています。

この状況を受け、浮気調査や身辺調査を手がけるMR探偵事務所は、30〜59歳の既婚男女(配偶者あり・同居中)を対象に、「AI・SNS時代×夫婦関係」に関する意識調査を実施しました。

調査の詳細は以下のMR探偵事務所のウェブサイトで確認できます。
MR探偵事務所

既婚者のSNS・アプリ利用状況と隠れた接点

まず、現在利用しているSNS・コミュニケーション系サービスについて尋ねたところ、「Instagram」が54.8%で最も多く、次いで「X(旧Twitter)」が47.5%となりました。半数以上がInstagramを、約半数がX(旧Twitter)を利用していることが示されています。

SNS・コミュニケーション系サービスの利用状況

また、「AIチャット(ChatGPTなど)」や「オンラインゲームのチャット機能」といった、従来のSNS以外のコミュニケーション手段を利用している人も一定数存在することが明らかになりました。夫婦関係におけるオンライン上の接点は、SNSにとどまらず、AIやゲーム内チャットへと広がりつつあると言えるでしょう。

さらに、結婚後にマッチングアプリを登録・利用した経験がある人は22.4%にのぼり、約5人に1人が結婚後にマッチングアプリに接点を持った経験があることが判明しました。

結婚後のマッチングアプリ利用経験と配偶者に知らせていないSNS・アプリの利用状況

配偶者に知らせていないSNS・アプリの利用については、25.6%が「ある」と回答。約4人に1人が、夫婦間で共有していないオンライン上の活動をしている実態がうかがえます。

配偶者以外の異性との個人的なやり取りと感情

SNSやアプリを通じて、配偶者以外の異性と個人的なやり取りをした経験がある人は31.5%(現在もある17.5%、過去にある14.0%)に達しました。既婚者の約3人に1人が、オンライン上で配偶者以外の異性と個人的な接点を持った経験があることがわかります。

SNSやアプリを通じた配偶者以外の異性との個人的なやり取りの経験

さらに、オンライン上で配偶者以外の異性に好意やときめきを感じたことがある人は20.8%でした。オンライン上の会話や関係性の中で、配偶者以外の相手に感情を抱く人が一定数いることが明らかになっています。

個人的なやり取りをしたことがある人のうち、62.1%がSNSやアプリで知り合った異性と実際に会った経験があると回答しました。この結果から、オンライン上のやり取りが現実の対面へと発展するケースも少なくないことがうかがえます。

SNSやアプリで知り合った異性と実際に会った経験

オンライン上の関係と「浮気・不倫」の定義

「オンライン上のみの親密な関係は、浮気・不倫に含まれると思いますか?」という質問に対しては、40.6%が「はい」と回答しました。実際に会っていない関係であっても、親密なやり取りが続く場合には、浮気・不倫に含まれると考える人が4割を超えています。

オンライン上のみの親密な関係やAIチャット・バーチャルキャラクターへの恋愛感情が浮気・不倫に含まれるか

また、「AIチャットやバーチャルキャラクターへの恋愛感情は、浮気・不倫にあたると思いますか?」という問いには、15.2%が「はい」と答えました。現時点では少数派であるものの、AIチャットやバーチャルキャラクターへの感情も夫婦関係上の問題として捉える人が存在していることがわかります。

自由回答では、以下のような意見が寄せられました。

  • 「不倫自体の定義を今まで通り当てはめることが難しい判断になっていくと思います」(30代/男性/自営業)

  • 「よりバレにくくなると思うがどこまでが不倫や浮気なのかは各家庭で定義しないと曖昧になると思う」(40代/男性/会社員)

  • 「心だけの浮気、不倫で破綻するカップルは増えると思う」(50代/女性/会社員)

  • 「AIとのプラトニックラブが増えると思う」(50代/女性/専業主婦)

これらの回答からは、テクノロジーの発展によって浮気・不倫の定義が曖昧になり、実際に会う関係だけでなく「心だけの浮気」が夫婦関係に影響を与える可能性を指摘する声が見られました。AIとの関係性に言及する声もあり、SNSやアプリに加えて、AIチャットやバーチャルキャラクターとの心理的な距離感も、今後の夫婦関係における新たな論点になっていくことでしょう。

まとめ:変化する夫婦間の信頼とコミュニケーションの重要性

今回の調査結果から、既婚者のSNS・アプリ利用が日常化する一方で、オンライン上のやり取りが夫婦間の信頼関係に影響を与え得る実態が明らかになりました。オンライン上の親密さや感情の向け先が多様化するなかで、夫婦間における「浮気・不倫」の境界線も変化しつつあるのかもしれません。

SNSやアプリ、AIを通じた関係性は、必ずしも従来の浮気・不倫と同じ形で表れるとは限りません。しかし、配偶者に隠した利用や、オンライン上での親密なやり取り、さらにはAIやバーチャルキャラクターへの恋愛感情であっても、夫婦間の不信感につながる可能性はあります。

実際に会ったかどうかだけでなく、オンライン上でどのような距離感を築いているのか、どこからを夫婦間の信頼を損なう行為と捉えるのかについて、あらかじめ夫婦で話し合っておくことが、現代における健全な夫婦関係を築く上で重要と言えるでしょう。