丸亀市通町商店街の活性化へ向けて「丸亀うどんストリート実行委員会」が設立

設立の背景

四国地域は全国的に見ても人口減少と高齢化が特に進んでおり、地方都市の商店街では空き店舗の増加や来街者の減少が大きな課題となっています。丸亀市の通町商店街も例外ではありません。さらに、「うどん県」として知られる香川県では、讃岐うどんの手打ち文化そのものが岐路に立たされています。職人の高齢化と後継者不足により、地域に根ざした手打ちうどん店の存続が危ぶまれており、食文化の担い手をいかに育成し、次世代へつなぐかが喫緊の課題となっています。

このような状況の中、NPO法人DAISが運営する「DAISプロジェクト2025後期」において、丸亀市から提示された「継続的にまちなかへ“賑わい”、”人の流れ”を創り出すために必要となる、ダイナミックな機能の誘致について提言せよ」というテーマに対し、2025年12月15日の最終プレゼンテーションで、丸亀Dチームが「通町商店街にうどんストリートを新設する」という提案を行い、これが一部採択されました。

商店街の衰退、食文化の継承、地域経済の停滞といった複合的な課題は、行政だけ、あるいは民間だけでも解決が難しいものです。この構想の核心には、NPO法人DAISが長年取り組んできた「欲求と能力の補完関係」に基づく官民連携のアプローチがあります。

丸亀うどんストリート実行委員会の概要

この提案に基づき、丸亀市通町商店街の活性化と丸亀市における新たな賑わいの創出を目指し、「丸亀うどんストリート実行委員会」が設立されます。

  • 設立日:2026年6月24日

DAISプロジェクトメンバーと協力企業

丸亀うどんストリートは、香川県を訪れる観光客だけでなく、地域住民がうどんを楽しめる場を提供し、衰退が進む商店街の活性化と地域経済の発展に貢献します。また、近年深刻化している担い手不足という課題を抱える手打ちうどん文化の継承にも取り組んでいくとのことです。

丸亀市について

香川県のほぼ中央部に位置し、瀬戸内海に面する丸亀市は、高松市に次ぐ香川県第二の都市で、人口は約11万人です。国宝である丸亀城が広く知られる観光都市であるとともに、丸亀うちわの生産量は全国の約9割を占めるなど、独自の伝統産業と食文化を持つ地域です。持続可能なまちづくりへの取り組みも国際的に評価されており、2023年と2025年には2度にわたり「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出され、あわせてシルバーアワードを受賞しています。世界の持続可能な観光地TOP100選は、国際認証団体グリーン・デスティネーションズが毎年選定する国際的な観光地認証プログラムで、持続可能な観光の国際基準に基づき、環境・文化・社会・観光産業の各分野における地域の取り組みが評価されます。

丸亀市ウェブサイト:
https://www.city.marugame.lg.jp/

法人概要

法人名:NPO法人DAIS
所在地:愛媛県西条市大町1663番地
設立:2021年5月
理事長:月原 光国(住友重機械マテリアルソリューションズ株式会社 代表取締役社長)
ウェブサイト:
https://www.dais-p.org/

NPO法人DAISは2021年に設立されました。「DAIS」という名称は、Diversity(多様性・異業種)、Authentic・Alternative(本物の、新たな)、I(私自身のリーダーシップ)、Social・SHIKOKU・SETOUCHI・Sustainability(社会・四国・サステナブル)の頭文字からなる造語です。「課題先進地域」である四国を舞台に、異業種・異世代の企業人や学生が混成チームを組み、自治体のリアルな地域課題に挑む「DAISプロジェクト」を主催しています。2018年の活動開始以来、四国四県の自治体と連携し、これまでに約500名の参加者がプロジェクトに参画しています。人口減少時代における、地域と企業のサステナブルな関係を、四国から全国へ発信しています。