不登校や孤独を感じる子どもたちへ「ひとりじゃないよ」画家HIDERUが独自技法「デジタル千切り絵」で贈る個展「くろねこと いっしょに せかいのたびへ展」表参道で開催

「ひとりじゃない」メッセージを込めた展覧会

文部科学省の最新調査によると、不登校の小中学生は過去最多の35万人を超え、また16歳以上の約4割が「孤独を感じることがある」と回答しています。このような時代背景の中、HIDERU氏は幼い頃に教室の片隅で絵を描くことに居場所を見つけた自身の経験から、「好きなことが世界をひろげてくれる」「ひとりじゃない」というメッセージを作品に込めています。この展覧会は、子どもたちだけでなく、生きづらさを感じている大人の方々にも寄り添うことを目指しています。

歩いて読む絵本のような展示体験

本展覧会は、会場全体が一つの物語として構成されており、来場者は黒猫と共に旅を追体験する「歩いて読む絵本」のように楽しむことができます。ひとりぼっちだった黒猫が勇気を出して外の世界へ飛び出し、様々な出会いや色鮮やかな自然を通して世界を広げ、最終的に自分らしくいられる「安らぎの場所」へとたどり着く物語が描かれます。来場者も黒猫の旅を通して、「自分にとっての居場所とは何か」を静かに見つめる時間を過ごせるでしょう。

HIDERU 個展 くろねこと いっしょに せかいのたびへ 展

開催概要

  • 会期: 2026年7月9日(木)~14日(火)

  • 時間: 12:00~19:30(初日14:00開場、最終日17:00閉場)

  • 会場: ギャラリー同潤会

  • 入場料: 無料

  • 展示点数: 約20点

  • 展示内容: 平面作品、絵本ほか

  • 使用画材: ジークレー印刷、和紙、アクリル絵の具、金箔、ラメ、ガラス絵の具等

  • 備考: HIDERU氏は会期中毎日在廊予定です。

独自技法「デジタル千切り絵」とは

HIDERU氏が手掛ける「デジタル千切り絵」は、和紙の千切り絵をデジタル上で再構成し、出力後にアクリル絵具や金箔、ラメなどを重ねて仕上げる独自の技法です。アナログの温かさと鮮やかなデジタル表現が融合した作品は、人間味や偶然性、儚さといったアナログならではの「肌感」を大切にしています。

デジタル千切り絵ができるまで

開催背景とHIDERU氏の思い

HIDERU氏は東京・中目黒で子どものアート教室「アルティキッズ」を主宰する中で、不登校や生きづらさを抱える子どもや保護者の声に触れてきました。自身も子ども時代に絵を描くことで居場所を見つけた経験から、「きみもひとりじゃない」という思いと共に、好きなことが世界をひらく力になることを伝えたいと制作を続けています。表参道は、芸術家・岡本太郎氏やポップアートの巨匠キース・ヘリング氏ゆかりの地であり、自由で心が躍るアートを発信する場として選ばれました。

画家 HIDERU プロフィール

HIDERU(田中英明)氏は1968年千葉市出身。多摩美術大学絵画科油画専攻を卒業後、絵画、彫刻、映像、インスタレーション作品を制作してきました。東京・中目黒にて、子どもの個性、自己肯定感、創造性を育むアート教室「アルティキッズ」を主宰しています。これまでに個展を多数開催し、「21世紀アートボーダレス展」(国立新美術館)や「伝統工芸〜継承と創造」(迎賓館赤坂離宮)などにも作品を出品。ANNASUIや俳優座への映像提供も行っています。

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