猫の腎臓病:多くの家族にとっての切実な課題
国内では約1,000万頭の猫が飼育されており、その数は犬を上回っています。猫は家族の一員としてかけがえのない存在ですが、加齢とともに腎臓の機能が低下しやすく、高齢の猫の約4割が腎臓病に罹患するとされています。近年、飼い猫の高齢化が進む中で、腎臓病への対策は多くのご家族にとって切実なテーマとなっています。
最新の統計では、猫の死亡原因の第1位は泌尿器系の疾患であり、その割合は約3割にのぼります。加齢とともにこの比率は高まる傾向にあり、腎臓や泌尿器の問題が猫の命に深く関わっていることがうかがえます。
猫が腎臓病になりやすい背景には、その祖先が乾燥地帯で暮らしていたことに由来する体の仕組みがあります。少ない水分で老廃物を排出するために尿を濃く凝縮する体質が、腎臓に負担をかけやすいと考えられています。初期段階では多飲多尿といった気づきにくい変化にとどまることが多く、飼い主が病気に気づいた時にはすでに進行しているケースも少なくありません。
これまでの獣医療では、腎臓病の治療は輸液や食事療法といった対症療法が中心で、病気の進行そのものを根本から抑制する治療法は長らく存在しませんでした。そのような状況を変えるものとして、猫AIM薬に大きな期待が寄せられています。
AIM薬とは:猫の腎臓病に新たな光を
AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)は、血液中に存在するタンパク質で、体内に溜まった老廃物に目印を付けて除去を促す働きを持っています。猫AIM薬は、AIMの発見者である宮﨑徹博士が25年以上にわたる研究を重ねてこられた成果が形になったものです。
これまでの研究により、猫をはじめとするネコ科動物では、AIMが血液中の抗体(IgM)と強く結合したままになり、必要な時に十分に機能できないことが明らかになっています。これが猫に腎臓病が多い一因と考えられており、AIMを薬として体外から補給することで腎臓の働きを助け、病状の進行を抑制する効果が期待されています。
この猫AIM薬について、2026年4月24日には、宮﨑博士が代表取締役を務める創薬企業・株式会社IAM CATが、農林水産省へ動物用医薬品としての製造販売承認申請を行いました。もし承認が実現すれば、世界で初めて猫の腎臓病の進行を抑制する治療薬となります。
「100万人の署名」活動:早期承認への願いを届ける
承認申請後の審査には一定の時間を要しますが、多くの腎臓病の猫とそのご家族が猫AIM薬の登場を心待ちにしています。ねこのフォーラム実行委員会は、この薬の一刻も早い承認を願い、早期承認を求める署名活動を開始しました。
まずは100万人の飼い主の皆様からの署名を集めることを目標としています。集まった署名は、動物医薬品を所管する農林水産省へ提出される予定です。「待っている飼い主がこれほど多くいる」という社会的な期待と必要性の大きさを伝えることで、審査が円滑かつ迅速に進むことの後押しとなることを目指しています。
一人でも多くの方の参加が、1000万頭の猫たち、そして一緒に暮らす人々の未来を変える力となります。さらに、この猫の医療の進展が、人の腎臓病をはじめとする様々な疾患への応用にもつながることが期待されており、実行委員会は猫の医療の前進が人の医療の発展にも貢献することを願って、本署名活動や一連の取り組みを進めています。
署名活動の概要

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開始日: 2026年5月31日
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提出時期: 2026年12月中(予定)
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提出先: 農林水産大臣、農林水産省幹部職員
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目標数: 100万人(目標数に達しない場合でも、署名は提出されます。)
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対象: どなたでも署名できます。
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参加方法: 下記署名サイトより必要事項を入力してください。
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署名サイト: https://nekonoforum.net/
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SNSやご友人を通じた拡散への協力も呼びかけられています。
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「ねこのフォーラム」について

「ねこのフォーラム」は、Animal Hospital HEADLINE Newsを運営するアニマルホスピタルヘッドラインニュース株式会社が中心となり、実行委員会形式で主催するフォーラムです。猫と人がともに健やかに暮らせる社会の実現を目指し、猫を取り巻く医療や社会の課題について、研究者、臨床獣医師、産業界、行政、保護団体などが分野を超えて議論する場として、これまでに2回開催されてきました。
飼い主や獣医療の研究者向けの情報発信を通じて、猫関係者間の交流を促し、それぞれの領域への還元効果も期待されています。

また、11,000の動物病院ネットワークを持つ動物病院向けメディアAnimal Hospital HEADLINE Newsや、獣医師・愛玩動物看護師が登録する求人・承継情報サイトE-Animal Hospitalとも連携し、獣医療業界への積極的な情報発信が行われています。
ねこのフォーラムの詳細はこちらの公式サイトからご覧ください。
過去の開催概要
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第1回ねこのフォーラム
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日時:2024年3月23日
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場所:奄美大島 アマホームプラザ
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概要:世界自然遺産・奄美大島における猫の適正飼育、ノラネコ・ノネコ対策、保護猫活動をテーマに、奄美猫部、国際動物病院連盟(IAHF Japan)、ナショナルパークスジャパンなどが登壇し、報告・議論が行われました。
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第2回ねこのフォーラム
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日時:2026年1月7日
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場所:高輪ゲートウェイシティ POSTUDIO
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概要:「人と猫の共生する未来」をテーマに開催されました。アイシア、JR東日本、マルハニチロ、環境省などとの協力のもと、ネコノミクス市場や愛玩動物看護師の職域拡大などについて講演・パネルディスカッションが行われました。
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第3回ねこのフォーラム(予定)
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日時:2026年秋
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場所:都内
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概要:主に獣医療に関する研究者を対象とした内容が想定されており、本年秋頃の開催が予定されています。詳細は決まり次第案内されるとのことです。
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Animal Hospital HEADLINE News メディア概要
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メディア名: Animal Hospital HEADLINE News
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運営会社: アニマルホスピタルヘッドラインニュース株式会社
動物病院ランキングなどの動物病院業界や獣医療の最新動向に特化したニュースサイトを運営しています。日本全国11,000病院のネットワークを有し、3,500の動物病院へのメール配信を行っています。2026年1月にはHTMLメールへ移行し、より分かりやすい情報発信が可能になりました。また、奄美大島で地域活性化に取り組む株式会社TARGET JAMMと協力し、生態系保全と猫の適正飼養の啓発、保護猫活動を行う奄美猫部の活動支援も行っています。
運営会社概要
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社名: アニマルホスピタルヘッドラインニュース株式会社
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本社: 神戸市東灘区御影3-2-11
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URL: https://ahhd.jp/
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設立: 2020年8月11日
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発行済み株式数: 102,200株
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資本金: 1,413万円
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代表取締役: 小澤 智雄
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取締役: 吉田 浩一、辻 建三
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事業内容:
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動物病院向けメディア事業
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動物病院支援事業
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獣医療のDX事業
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キャット経済圏関連事業
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