銀ビルストアー創業70周年:戦後流通史を紐解く特設サイト公開と「地域インフラ宣言」

日本の流通史を深掘りする「特設サイト」を一般公開

創業70周年を記念し、5月12日には特設サイトが一般公開されます。このサイトは、銀ビルストアーの70年の社史に留まらず、戦後日本の小売近代化の歴史を紐解く「流通史ドキュメント」として構成されています。

  • スーパーの夜明けの証言: 1956年、ダイエー創業の1年前に姫路で導入された「セルフサービス方式」の挑戦について詳述されています。城南小学校の児童への金券配布を通じた「戦略的広報」の裏側も初めて公開されます。

  • 激動を越えたDNA: 1965年の本店全焼からの復旧劇や、阪神・淡路大震災での被災地支援など、数々の困難を乗り越え、「銀ビルがなくなると街の活気が消える」という地域の期待に応え続けてきた70年の重みが語られています。

  • 経営の意思決定: 大型資本との競争の中で「拡大ではなく密着」を選んだ判断、生鮮強化への転換、ボンマルシェ業態への進化など、70年にわたる経営の意思決定の連続が公開されます。

銀ビルストアーの創業70周年を記念する画像

地域と共に歩むリーダーシップと「共創の精神」

現社長の大塚兼史氏は、30代で経営を引き継いで以来、自社の経営だけでなく、地域の若手経営者が集う奉仕活動やコミュニティ形成に深く関わってきました。この経験を通じて培われたネットワークを活かし、地元の経営者仲間と協力し、地域の食文化や魅力を再発見するコラボレーションを推進しています。これは一企業の枠を超え、地域全体の潜在力を引き出す活動へと繋がっています。

大塚社長は「継ぐとは守ることではなく、変化に対応し続けること」を信念とし、地域社会に貢献する公的な活動で得た「街の声」を経営に反映させています。「30店舗・300億円」というビジョンを掲げ、100周年を見据えた強固な組織づくりを進めています。

スーツを着用した男性がマイクを持って話している様子

「売る場所」から「くらしを守る拠点」へ:社会課題に挑むインフラ宣言

物価高騰や物流の不安定化が進む現代において、銀ビルストアーは地域の方々の生活を支える「インフラ」としての機能を強化し、さまざまな社会課題に取り組んでいます。

  • 買い物難民・子育て支援: 移動スーパー「ハナマルシェ」やネットスーパーの拡充により、買い物に不自由する人々をゼロにする体制を構築しています。また、「子育て応援宣言」に基づく支援や地元高校生との商品企画を通じて、次世代育成にも力を入れています。

  • 循環型社会の構築: 食品ロス削減のための「フードドライブ」実施や子ども食堂への食材寄付など、地域で助け合う仕組みをスーパーが中心となって構築しています。

5月15日「創立記念日」:生活者を支援する感謝の「誕生祭」

創業70周年を迎える2026年5月15日、銀ビルストアーは「地域の暮らしに還元する一日」と位置づけ、全店で特別施策を実施します。物価上昇が続く中、日々の買い物に不安を抱える地域の方々の家計を支えるスーパーとしての覚悟を示します。

当日は以下の取り組みが展開されます。

  • 70周年記念特別チラシの発行: これまでの歩みと“これからの食卓”を提案する厳選商品を掲載。単なる特売ではなく、日常の質を高める提案型の内容です。

  • 全店ポイント5倍+プレミアムコジカチャージ: 過去最大級の還元施策を実施し、実質的な家計支援に繋がる取り組みとして展開されます。

  • 70周年記念商品(数量限定)の販売: 惣菜・寿司・精肉を中心に、「生鮮に強い銀ビル」と「質販店」へのこだわりを結集。長年支持されてきた定番商品に加え、地域食材を活かした特別商品が揃えられ、日常と“少し特別な日”の両方に応えるラインアップです。

スーパーマーケットの広々とした青果コーナーの様子

銀ビルストアーはこれらの取り組みを通じて、「安さ」だけでなく「安心」と「食の価値」を提供する存在として、次の5年、10年へ向けた新たな一歩を踏み出します。

代表メッセージ:5代目社長・大塚兼史氏の「覚悟の声明」

大塚兼史社長は、「祖父や父が、戦後の焼け跡や震災の混乱の中で守り抜いたのは、店ではなく『地域との信頼』でした。物価高や人手不足など、今も厳しい環境は続いていますが、だからこそスーパーが『地域の灯(ともしび)』として躍動する意味があります。私にとって『継ぐ』とは、形あるものを守ることではありません。先代たちが命懸けで築いた『志』を、今の時代に合わせて『変える』ことこそが私の責任です。70年前、私たちの先代は『新しい買い物の形』で地域を驚かせました。そして今、私は『地域に必要とされ続ける仕組み』を作ることで、次の100周年に向かって切り拓いていきます。効率化が加速する今だからこそ、銀ビルは『人で勝負する』。300億円という数字は、地域の方々に『あってよかった』と言っていただける信頼の総量だと確信しています。」と、その決意を語っています。

ビジネススーツと青いネクタイを着用したアジア系の男性のポートレート

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