不朽の名作『COBRA』が現代アートとして蘇る!「ReVIBES Project」始動、河村康輔氏とのコラボ作品発表

ReVIBES Project、不朽のIPを現代アートへ再定義

東映ビデオ株式会社と株式会社TANGLEは、共同出資による「ReVIBES Project(リヴァイブス プロジェクト)」の設立を発表しました。このプロジェクトは、「不朽の名作」と称される漫画、アニメ、ゲームなどの知的財産(IP)と、現代で活躍する国内外のアーティストとのコラボレーションを通じて、作品を新たな視点で再解釈したアート作品を創出することを目的としています。

日本のポップカルチャーが世界的に再評価される中、ReVIBES Projectは、その価値を新しいアート文脈として提示し、国内外でのさらなる存在確立を目指します。単なる復刻や懐古に留まらず、過去と現在の創造性が交差することで生まれる新たな表現として、IPを現代アートへと再定義する試みです。

本プロジェクトの作品群は、日本の名作IPを現代アートとして国際市場へ提示する起点となるファーストリリース作品として位置づけられています。既存のIP作品ファンに加え、アートファン、コレクター、そしてIPを知らない若年層など、幅広い層へのアプローチを目指し、海外ギャラリーとの提携、展示、海外オークションへの出品、外国人アーティストとのコラボレーションも積極的に行い、「日本発の新潮流アート」として世界に発信していく予定です。
プロジェクトの詳細は、オフィシャルサイトでご確認いただけます。

第一弾は『COBRA』× 河村康輔氏の豪華コラボレーション

ReVIBES Projectの第一弾として、国内外で高い人気を誇る故・寺沢武一氏による不朽の名作『COBRA』と、同じく国内外で活躍し高い評価を受けるコラージュアーティスト河村康輔氏によるコラボレーションが実現しました。
COBRAと河村康輔氏

寺沢武一氏について
1976年に手塚治虫氏に師事し、1978年から『週刊少年ジャンプ』で『COBRA』の連載を開始しました。コンピュータを取り入れた漫画制作のフロンティアとして時代を切り拓き、「デジタルマンガ」という名称を生み出した先駆者です。

『COBRA』について
デジタル作画の先駆者である故・寺沢武一氏が描くSFアクションコミックです。単行本は十数カ国で翻訳出版され、日本だけでなく世界各地で愛される不朽の名作IPとして知られています。

河村康輔氏について
アート、ファッション、音楽、広告といった多岐にわたる領域で、国内外で数多くのプロジェクトを手がけてきたコラージュアーティストです。

唯一無二の世界観が融合したアート作品

今回のコラボレーションでは、『COBRA』の原画データを大胆かつ贅沢に使用し、河村氏の作風を活かしたコラージュアートとシュレッダーアートの2種類が制作されました。両者の唯一無二の世界観が融合し、新たなアート表現が誕生しています。
制作されたアート作品

コラージュアート
『COBRA』の様々なキャラクターをふんだんに取り入れたコラージュ作品です。髪の部分にはメタルキャンバスによるミラー加工が施され、角度によって表情が変化する工夫が凝らされています。河村氏によると、制作着手までに数ヶ月を要し、「コラージュは入れすぎてもしつこくなる。入れなすぎても面白みに欠ける。最終的には髪の毛に集約した瞬間にバチっとハマったし、大判作品としてもインパクトが生まれた」と語っています。

シュレッダーアート
シュレッダーアートによる意図的なズレを表現するため、アルミキャンバスとアクリル板に絵を分層して印刷し、アクリル板を浮かせて設置することで、平面表現に物理的なレイヤー構造を与えた作品です。河村氏は、「100点近くある『COBRA』原画の中から、一枚絵でかっこいいポスターとして部屋に飾りたいと思えるものを選びつつ、さらに自分のシュレッダーという作風を加える事で、さらにかっこいいと思える表現を追求した」と述べています。

作品は、コラージュアートが約1,206×938 mm、シュレッダーアートが約1,116×829 mmの額装外寸サイズで、世界限定エディション各3点ずつ制作されています。仕上げはメタルキャンバスプリント+額装です。詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

オークション形式での販売と今後の展開

限定エディションの作品(各1点)は、SBIアートオークションの協力のもと、都内会場およびオンラインでの登録制オークションにて発表・販売されます。オークションの参加方法や展示詳細については、後日オフィシャルサイトで発表される予定です。オンラインでの入札も可能とのことです。
SBIアートオークション

ReVIBES Projectでは、すでに第二弾となる新たなIPとアーティストのプロジェクト準備が進められています。国内外の参加アーティストおよび対象IPの選定を進めており、これまでのコラボレーションとは異なる視点や表現による新しい展開が期待されます。詳細については、決定次第順次発表される予定です。

ReVIBES Projectは今後も、IPを文化資産として再解釈し、国内外へ発信することで、新たなIP×現代アートの可能性を提示し続けるでしょう。
ReVIBES Projectアートワーク

プロジェクト代表からのメッセージ

東映ビデオ株式会社の島谷麟太郎氏は、「漫画のデジタル作画の祖といえる寺沢武一先生の取り組みが無ければ、我が国の漫画はここまで進化していなかったかもしれません。名作ですら時代の流れとともに埋没してしまう可能性がありますが、新たな形に生まれ変わることで可能性は拡がり、これまでに届かなかった方々にもきっと届けられると感じています。世代や国境を超えて、一人でも多くの方に届けられるよう努めてまいります」とコメントしています。

株式会社TANGLE代表取締役の宗像洋斗氏は、「ReVIBES Projectは、漫画やアニメなどのIPが消費され、価値が固定されていく現在の構造に対する再定義であると考えています。多くの作品は、大衆娯楽として愛され親しまれてきましたが、その価値はまだまだ終わらず、可能性を秘めています。日本のIPを現代的な視点で捉え直し、日本のみならずグローバルな文脈の中で新たな価値として提示していくことを考えながら本プロジェクトを発足しました。これはIPの復刻ではなく、価値の再構築であり、日本のポップカルチャーをアートへと接続する新たな試みでもあると考えています。本プロジェクトを通して、日本の漫画、アニメ、ゲームなどのIPを文化資産として位置づけ、その可能性を世界へと開いてまいります」とプロジェクトへの熱い想いを語っています。