骨董品・美術品、約7割が「次の世代に受け継ぐべき」と回答 〜見分ける知識「目利き」への関心も高く〜

日本の伝統文化・美術品への関心と継承意識

古い茶碗や掛け軸など、日本の伝統的な美術品や工芸品は、長い時間をかけて受け継がれてきた文化の結晶です。現代の人々がこれらの美術品や工芸品にどれくらい関心を持ち、未来へ残していくことについてどのように考えているのか、株式会社NEXERと骨董品の買取専門店『永寿堂』による共同調査が実施されました。

この調査は、2026年5月22日から5月27日の期間、全国の男女653名を対象にインターネットアンケート形式で行われました。

骨董品・美術品 約7割が次の世代に受け継ぐべきものと回答。「見分ける知識(目利き)」に興味を持つ人も約46%に

日本の伝統的な美術品・工芸品への関心度

まず、日本の伝統的な美術品や工芸品への関心度を尋ねたところ、「とても関心がある」が5.5%、「やや関心がある」が21.9%となり、合わせて27.4%の人が関心を持っていることがわかりました。一方で、「まったく関心がない」は47.5%と最も多く、「あまり関心がない」と合わせると72.6%にのぼります。

Q. あなたは、日本の伝統的な美術品や工芸品 (陶磁器・掛軸・茶道具・刀剣・漆器・日本画 など) に関心がありますか。(n=653)

関心を持ったきっかけ

関心があると回答した人に、そのきっかけを尋ねたところ、「歴史や日本文化が好き」が49.2%で最も多く、次いで「美術館や博物館に行った経験」が42.5%、「テレビ番組(鑑定番組・歴史番組など)」が40.2%と続きました。実際に足を運んだり、見たりした経験が関心を持つきっかけとなっているようです。

Q. 日本の伝統的な美術品や工芸品に関心を持ったきっかけは何ですか。(複数選択可)(n=179、日本の伝統的な美術品や工芸品に関心がある方)

骨董品や美術品を「手に取りたい・所有してみたい」という思い

関心がある人のうち、骨董品や美術品を「実際に手に取って見てみたい」「自分で所有してみたい」と思ったことがある人は38.0%でした。その理由としては、「勉強したい」「歴史を身近に感じたい」といった学びへの意欲や、「特別感がある」「趣がある」「美しいものを普段から鑑賞したい」といった美意識が挙げられています。

Q. あなたは、骨董品や美術品を「実際に手に取って見てみたい」「自分で所有してみたい」と思ったことはありますか。(n=179、日本の伝統的な美術品や工芸品に関心がある方)

価値を「見分ける知識(目利き)」への興味

骨董品や美術品の価値を「見分ける知識(目利き)」に興味があるかという問いには、「とても興味がある」が9.5%、「やや興味がある」が36.9%と、合わせて46.4%の人が興味を示しました。関心がある人の約半数が、より深く知りたいと考えていることがうかがえます。

Q. あなたは、骨董品や美術品の価値を「見分ける知識 (目利き)」に興味がありますか。(n=179、日本の伝統的な美術品や工芸品に関心がある方)

目利きを学びたい方法

目利きに興味がある人がどのような方法で学びたいかについては、「専門家による解説や鑑定を受ける」が53.0%で最も多く選ばれました。その他、「美術館・博物館の解説や講座に参加する」(38.6%)、「テレビ番組で学ぶ」(32.5%)などが続きます。専門家から直接学びたいという意向が強く表れています。

Q.骨董品や美術品の価値について、どのような方法で学んでみたいですか。(複数選択可)(n=83、骨董品や美術品の価値を「見分ける知識(目利き)」に興味がある方)

次の世代への継承意識

回答者全員に、骨董品や美術品を「次の世代に受け継いでいくべきもの」だと思うか尋ねたところ、「強くそう思う」が23.1%、「ややそう思う」が48.4%となり、合わせて71.5%の人が継承の重要性を認識していることが明らかになりました。

Q. あなたは、骨董品や美術品を「次の世代に受け継いでいくべきもの」だと思いますか? (n=653)

その理由としては、「文化は守らないと失われる」「一度途切れたら復活させるのは難しい」といった継承の必要性や、「作った職人の技術や想いを受け継いでいくべき」「誇れる文化を継承していってほしい」といった文化的な価値を重視する声が多く聞かれました。

まとめ

今回の調査から、日本の伝統的な美術品や工芸品への日常的な関心は27.4%にとどまるものの、71.5%の人がこれらを「次の世代に受け継いでいくべきもの」と考えていることが分かりました。また、関心を持つ人の約半数が、その価値を見分ける「目利き」の知識に興味を持っていることも特筆すべき点です。

身近な美術館や鑑定番組、あるいは専門家の解説など、さまざまな入り口から日本の美術品や工芸品に触れる機会が増えることで、眠っていた価値への理解が深まり、より多くの人々がその魅力を再発見するきっかけとなることでしょう。

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  • 引用元が「株式会社NEXERと永寿堂による調査」である旨の記載

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  • 永寿堂: https://www.eijyudou.com/