しまなみ海道の玄関口に新たな滞在拠点誕生へ!今治市と四電ビジネスグループが基本協定を締結

しまなみ海道の玄関口、再開発で観光消費を拡大

1999年のしまなみ海道開通とともに開業した「サンライズ糸山」は、長年にわたり多くの観光客やサイクリストに親しまれてきました。しかし、維持管理費の増加や施設機能のさらなる充実が求められる中、民間資金とノウハウを活用した新たな施設展開の必要性が生じていました。

サンライズ糸山は、来島海峡としまなみ海道を望む素晴らしいロケーションにあります。この地の持つ魅力を最大限に活かし、高付加価値な宿泊施設を開設することは、今治市が抱える観光客の滞在時間延長や地域全体の観光消費拡大といった課題解決に大きく貢献すると期待されています。

協定締結式の様子

既存施設改修と新築ヴィラで「世界でここにしかない」体験を

本事業は、公募型プロポーザルで最優秀提案者に選定された四電ビジネスグループの提案に基づいて進められます。この提案では、既存のサンライズ糸山を改修するとともに、海側敷地にヴィラタイプの新築施設を建設する計画が示されました。

設計を担当する株式会社アトリエ・天工人の山下保博代表取締役社長は、故郷の奄美大島で「伝泊」ブランドを立ち上げ、高付加価値宿泊施設の整備や地域資源を活用したまちづくりで実績を上げています。山下氏は、新築施設が「旅の目的地となる」ような、「世界でここにしかない」体験価値を提供するホテルを目指すと述べています。

新築施設の建材には、今治の地域素材である菊間瓦や大島石が使用されます。また、レストランでは今治市伯方島出身で大阪「しまなみふれんちMurakami」のオーナーシェフである村上智彦氏が監修を務め、「今治ガストロノミー」の実現を通じて、地域の食の魅力を発信します。

施設配置計画

地域連携(食材)の紹介

四電ビジネスの山﨑達成代表取締役社長は、来島海峡としまなみ海道が織りなす景観を「世界に類を見ない絶景」と称賛し、地域の食、素材、景観、交流機能を組み合わせることで、今治ならではの価値を備えた唯一無二の滞在拠点を目指す考えを示しました。

開業予定と期待される効果

今後の計画では、改修施設が2026年10月頃に着工し、2027年度冬頃に開業する予定です。新築施設は2027年4月に着工し、2028年度冬頃の開業を目指しており、段階的に整備が進められます。

本事業の完成により、今治市では滞在時間の延長や観光消費額の増加に加え、地域事業者との連携による地域経済循環の拡大など、多岐にわたる効果が期待されています。今治市の徳永市長は「インバウンドや富裕層の方々を含む、多くの皆さんの心に響く施設になる」と期待を寄せています。

約2年後には、しまなみ海道の玄関口に新たな旅の目的地となる滞在拠点が誕生することでしょう。このプロジェクトは、今治市の観光政策と地域活性化を力強く後押しする拠点として、大きな注目を集めています。

協定締結式後の集合写真

完成予想図

施設概要

施設 【提案施設①】 サンライズ糸山の改修施設 【提案施設②】 海側敷地の新築施設
建物概要 RC造2階建 RC造、一部木造・鉄骨造 平屋建ヴィラタイプ
客室数 23室 20室
付帯施設 各客室にシャワーを設置 大浴場・レストラン・ショップ レストラン・サウナ・プール
想定客室価格※ 約3~5万円 約7~15万円
着工時期 2026年 10月頃(予定) 2027年 4月頃(予定)
開業時期 2027年度 冬頃(予定) 2028年度 冬頃(予定)
※客室価格は時期や宿泊プラン等により変動します

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