東京工芸大学が「江の島アートフェスティバル2026」でサイエンスアートを展示 – LiDAR技術で江の島の精密な3D構造を再現

LiDAR技術で江の島の内部構造を可視化

『Inside ENOSHIMAII』は、LiDAR技術を用いた3Dサイエンスアート作品です。LiDARという3Dスキャナで江の島の岩屋洞窟の形状をスキャンし、そのデータを基にモデル化して3D造形を行いました。透明な江の島の外形の中にこの内部構造が埋め込まれており、江の島の構造や特性を視覚的に分かりやすく表現しています。

具体的には、FJDynamics社のLiDARと3D処理ソフトが使用され、フルカラー3Dプリントの一部はミマキエンジニアリングが担当しています。また、神奈川県藤沢市でレジンアート教室を開講する「Kiitos」が模型の着色や江の島模型周囲の海部分の制作に協力し、内田教授の電子画像研究室による精密なデータ表現と「Kiitos」によるアート表現が融合した作品が誕生しました。

工学部工学科内田孝幸教授と学生らのグループ作品『Inside ENOSHIMAII』

歴史的背景に触れるパネル展示

「江の島サムエル・コッキング苑」の温室遺構内では、現在の庭園の礎を築いたサムエル・コッキング氏と、東京工芸大学の創立者である六代杉浦六右衞門が、1873年(明治6年)に日本の写真と印刷技術の発展に深く関わっていたことを解説するパネル展示も同時に行われています。

東京工芸大学サムエル・コッキングの関りを解説するパネル展示

江の島アートフェスティバル2026について

「江の島アートフェスティバル2026」は、湘南藤沢活性化コンソーシアムが主催するイベントです。夕暮れの美しい時間帯にアートと出会う特別な体験をテーマに、家族、学生、観光客など幅広い世代が共に楽しめるよう企画されています。島内を巡る展示や文化体験プログラムを通じて、江の島の自然、歴史、文化を新たな視点で再発見できるでしょう。

■江の島アートフェスティバル2026概要

  • 会期: 2026年4月11日(土)~6月7日(日)

  • 会場: 江の島島内・片瀬海岸エリア各所

  • 主催: 湘南藤沢活性化コンソーシアム

  • 詳細URL: https://www.enoshimart.com/

    • 東京工芸大学の展示は、シーキャンドル展望室内とコッキング苑温室遺構内で行われています。

東京工芸大学について

東京工芸大学は、1923年(大正12年)に「小西寫眞専門学校」として創立されました。以来、テクノロジーとアートの融合による無限の可能性を追求し続け、2023年には創立100周年を迎えました。