加速する「体験する昭和」の広がり
2026年の「昭和100年」を前に、各地で昭和の文化や価値観に注目が集まり、関連イベントや展示が企画されています。
例えば、以下のような動きが見られます。
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政府による「昭和100年」ポータルサイトの開設
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「昭和100年」で昭和レトロを体験できるイベントの増加
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昭和100年記念式典: https://www.cao.go.jp/showa100shikiten/
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国会図書館 昭和100年記念特別展: https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20260319.html
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阿波おどりin西武園ゆうえんち~2026春~: https://www.seiburailway.jp/2026springawaodori/
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「昭和レトロ」をテーマにした商品開発や復刻商品の展開
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タイガー魔法瓶100周年記念モデル: https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/feature/retro-series/
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明星 一平ちゃん 復刻版: https://www.myojofoods.co.jp/news/13127
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昭和の魅力を伝える書籍5選
1. 世界を魅了した「そば屋の出前」の物語

タイトル: じてんしゃにのった そば
文: キョウ・マクレア / 絵: グレイシー・ザン / 訳: 新井希久子
発売日: 2026年3月13日
出版社: あさ出版
価格: 1,870円(税込)
世界三大絵本賞の一つであるコールデコット・オナー賞をはじめ、数々の賞を受賞した絵本です。東京の自転車配達人、通称「出前」の姿と、彼らを見つめる子どもたちを描いています。湯気の立つ熱々の麺を乗せた大きなトレーを高々と重ねて肩に担ぎ、混雑した街中を颯爽と走る姿を通して、働く人の誇りや家族のぬくもり、そして街に生きる人々の息づかいがあふれる作品です。
2. 「地球の歩き方」が誘う昭和レトロ探訪

タイトル: 地球の歩き方 歴史時代シリーズ 昭和レトロ
発売日: 2026年1月29日
著者: 地球の歩き方編集室
出版社: 株式会社 地球の歩き方
価格: 2,420円(税込)
和のモノを集めた博物館や昭和をテーマにしたスポット、懐かしい風景が残る町並みなどを紹介する一冊です。当時の面影が色濃く残る場所はもちろん、「ネオ昭和」ともいえる再現スポットまで幅広く網羅し、当時の暮らしや文化を「地球の歩き方」ならではの視点で伝えています。また、昭和に広まった洋食を中心に、料理が生まれた背景や発祥の店も紹介されており、読み物としての面白さと旅の実用ガイドとしての使いやすさを兼ね備えています。
3. 昭和の恋と青春が息づく、やさしい恋の物語

タイトル: 愛蔵版 小さな恋のものがたり たんぽぽ編/マーガレット編
発売日: 2026年3月13日
著者: みつはしちかこ
出版社: 株式会社Gakken
価格: 1,540円(税込)
昭和37年(1962年)に雑誌『美しい十代』で連載が始まって以来、半世紀以上にわたり多くのファンに愛され続けてきた、みつはしちかこ先生の漫画作品です。『愛蔵版 小さな恋のものがたり』は、全46集の中から、作者自らが選び抜いたエピソードを収録した傑作集です。昭和の空気をそのまま閉じ込めたような珠玉の物語の数々が、一冊にまとめられています。
4. 「ドアは2秒押さえる」昭和の仕事術に学ぶ気配りの成功法則

タイトル: 今こそ使える昭和の仕事術-ビジネスマン30年生の経験がたった3分で身につく
発売日: 2024年4月24日
著者: 後田良輔
出版社: 株式会社かんき出版
価格: 1,650円(税込)
30年の営業経験を持つ著者が、令和の時代にも通用する昭和の知恵を凝縮した一冊です。タイパ(タイムパフォーマンス)ばかりを追い求めることで、かえって信頼や成果を損ねてしまう現代の働き方に一石を投じ、人と人との関係を大切にする仕事術を伝えます。ドアは2秒押さえる、タクシーは目的地の手前で降りるなど、相手を思いやる具体的な気くばりを多数紹介。あいさつや即対応といった基本を丁寧に積み重ねることで成果につなげる実践的な内容となっています。読み進めるほどに当時の光景がよみがえるでしょう。
5. 「深夜に食べたあの味」昭和から受け継がれる、うどん・そば自販機の物語

タイトル: ぼくは ぽんこつ じはんき
発売日: 2024年11月6日
文: 由美村 嬉々 / 絵: 山本 久美子
出版社: 株式会社あさ出版
価格: 1,540円(10%税込)
昭和の時代から50年以上にわたり、人々の暮らしに寄り添い続けてきた、秋田県「佐原商店」の「うどん・そばの自販機」の物語を創作絵本にしたものです。小腹がすいたとき、仕事帰りにふらりと立ち寄れば、いつでも温かな一杯が待っている――そんな懐かしい時間を支えてきた存在が描かれています。「佐原商店」の閉店に伴い、その灯が消えかけましたが、地元の人々の強い想いにより、道の駅あきた港 SELIONへと移設されました。今もなお、多くの人々に変わらぬ味とぬくもりを届け続けている自販機と、それを見守ってきた人々の心温まるエピソードに触れることができるでしょう。
これらの書籍を通じて、昭和の時代が持つ独特の魅力や、現代にも通じる大切な価値観を再発見する機会となれば幸いです。来る「昭和の日」に、ぜひお手に取ってみてください。
