世界基準で評価される「持続可能な観光地」へ
これまで那須塩原市は、2021年と2022年の2年連続で「世界の持続可能な観光地 TOP100選」に選ばれてきました。このTOP100選が特定の優れた取り組み事例を評価するものであったのに対し、今回の「グリーン・デスティネーションズ・アワード」(GDアワード)は、観光地全体の総合的なマネジメント体制を評価する、より本格的な国際認証表彰制度です。環境保全、文化保護、社会福祉など、84の国際的な評価基準に基づいて地域全体の取り組みが包括的に審査されました。
那須塩原市は、世界基準の観光地としての信頼性を高め、国際的な知名度と付加価値の向上を目指し、この本格的な審査に挑戦しました。

自然保護と文化遺産の真正性が高評価に
GDアワードの審査では、「観光地管理」「自然と景観」「環境と気候」「文化と伝統」「社会福祉」「ビジネスとコミュニケーション」の6つの主要テーマがあります。那須塩原市は特に「自然と景観」および「文化と伝統」の分野で高い評価を得ました。
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自然と景観: 自然保護に関する条例や規制が適切に機能している点が評価されました。
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文化と伝統: 有形・無形文化遺産の保護と、その「真正性(本物であること)」の尊重において、高い適合性が確認されました。
これらの評価は、那須塩原市が長年にわたり取り組んできた資源保護の姿勢が、世界基準においても高いレベルにあることを示しています。
「選ばれる目的地」としての未来
今回のシルバーアワード受賞は、那須塩原市の持続可能な観光地づくりにおける大切な一歩です。今後も、世界基準のサステナビリティ(持続可能性)をブランドの中心に据えることで、サステナビリティ情報の信頼性を確保し、国際的な知名度や付加価値の向上を目指していくことでしょう。
具体的には、この受賞を「ウェルネスなツーリズムの実現」の基盤とし、環境意識が高く地域文化を尊重する旅行者を積極的に誘致する予定です。長期滞在の促進や地産地消の循環を深めることで、観光が地域経済に直接的に貢献することを目指します。また、アワードのロゴマークを公式ウェブサイトなどで活用し、国際的な信頼の獲得や地域住民の誇りの醸成に繋げながら、自然や文化の保護と地域の発展が両立する観光地域づくりに努め、より高いレベルの持続可能な観光地を目指していきます。
市長からのメッセージ

市長は、今回のシルバーアワード受賞について「本市の持続可能な観光への取り組みが国際的に評価された証であり、大変重要な成果である」と述べています。この評価を土台として、自然や文化の保護と地域の発展を両立させる観光地域づくりに努め、より高いレベルの持続可能な観光地を目指していく考えです。
また、「サステナブル・ツーリズム」は観光客のためだけでなく、「暮らす人・働く人」の人生を豊かにするためのものでもあると強調しています。今回の受賞が、市民の皆様が「私たちのまちは世界に認められた住みよいまちである」という誇りを持つきっかけとなることを願っているとのことです。
那須塩原市について
栃木県北部に位置する那須塩原市は、東京から新幹線で約70分の場所にあります。自然、食、文化、そして都市機能が美しく調和する「ちょうどいい地方都市」です。本州一の生乳生産量を誇る酪農やチーズ、高原野菜といった豊かな食文化があり、日光国立公園の自然、温泉、リゾート観光にも恵まれた魅力的なまちです。
那須塩原市は、パーパス「好きを、編む。」のもと、多様な人々と価値観が交わり、一人ひとりが自分らしく暮らせる地域社会の実現を目指しています。



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