Pythonエンジニアのフリーランス案件、平均年収951万円と81.8%のリモート案件比率を記録【2026年8月最新調査】

Pythonエンジニアのフリーランス案件、平均年収951万円と81.8%のリモート案件比率を記録【2026年8月最新調査】

2026年8月時点のPythonエンジニア向けフリーランス案件に関する最新の調査レポートが公開されました。この調査は、フリーランスボードに掲載された57,423件の実際の案件データに基づいており、Pythonエンジニアの市場動向を詳細に分析しています。

調査結果から、Python案件の平均年収は951万円、リモート案件は全体の81.8%を占め、プログラミング言語全体の案件数においてPythonは2位(占有率9.61%)という高い水準にあることが明らかになりました。

2026年Pythonエンジニア市場の調査レポートで、平均年収951万円、案件占有率9.61%、リモート率81.8%と分析。AI・機械学習、Web・API開発、クラウド・自動化が需要の高いスキル領域とされています。

調査概要

本調査は、フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/python)に2024年2月1日から2026年8月12日までの期間に掲載されたPython求人案件57,423件の月額平均単価から想定年収を試算したものです。

Python案件の平均年収は951万円でプログラミング言語別7位

Python案件の平均月額単価は79.2万円、平均年収は951万円と算出され、プログラミング言語別の平均年収ランキングでは7位に位置しています。Pythonは文法がシンプルで、豊富なライブラリやフレームワークを活用することで、Webアプリケーション、業務自動化、AI・機械学習、データ分析など幅広い分野での開発が可能です。上位言語に近い水準の平均年収であり、多様な活用領域があるため、複数の分野から案件を探しやすい言語と言えるでしょう。

プログラミング言語ごとの月額および年収をランキング形式で示した表です。Rustが最も高く、Pythonは7位にランクインしています。開発者の平均的な報酬額の目安がわかります。

Python案件数は全体で2位、案件比率は9.61%

2026年8月時点で、Python案件は市場全体の9.61%を占め、案件数ランキングでは2位にランクインしています。平均月額単価は79.2万円です。案件比率が高い背景には、Webアプリケーションや業務システムの開発に加え、AI・機械学習、データ分析、業務自動化など幅広い分野での利用が挙げられます。DjangoやFastAPIといった開発基盤が充実していることも、その理由の一つです。今後も生成AIの活用やデータ分析、自動化などに関連する需要が見込まれるため、DjangoやFastAPI、AWSなどの実務経験を備えることで、対応できる案件の幅を広げやすくなるでしょう。

プログラミング言語別の案件比率と月収を示すランキング表です。Pythonは案件比率で2位、月収も高い水準にあります。Javaが案件比率トップで、Scalaが最も月収が高い結果となっています。

Python案件のリモートワーク比率は81.8%

2026年8月時点のPython向けフリーランス案件におけるリモートワーク比率は、フルリモートが29.9%、一部リモートが51.9%で、これらを合計すると81.8%となり、8割を超える案件でリモートワークが取り入れられています。

前月比ではフルリモートが2.6ポイント、常駐が2.9ポイント増加し、一部リモートは5.5ポイント減少しました。前年同月比ではフルリモートが5.6ポイント減少し、一部リモートが1.1ポイント、常駐が4.5ポイント増加しています。フルリモートの割合は減少傾向にあるものの、現在も一部リモートを含む柔軟な働き方が主流であることが伺えます。

Pythonのフリーランス案件・求人におけるリモートワーク比率を示すグラフと表です。2025年9月から2026年8月までの推移と、フルリモート、一部リモート、常駐の働き方ごとの割合、前月比、前年同月比が示されています。

Python案件のフレームワーク別動向

案件数(上位5位)

2026年8月時点のPythonフレームワーク案件数では、Djangoが2,554件で最多、次いでFastAPIが1,541件、Flaskが1,191件、PyTorchが692件、TensorFlowが551件となっています。Djangoが最多であるのは、Webアプリケーション開発に必要な機能がまとまっており、業務システムやWebサービスの開発で幅広く利用されているためです。FastAPIもAPI開発に適しており、AI・機械学習を組み込んだサービスで活用されています。今後もWeb開発向けの需要に加え、PyTorchやTensorFlowを活用するAI・機械学習関連の案件も一定の需要が続くと考えられます。

フレームワークごとの案件数を比較した表です。Djangoが2,554件で最も多く、次いでFastAPIが1,541件、Flaskが1,191件となっています。PytorchとTensorflowはそれぞれ692件、551件です。

月額単価(上位5位)

Pythonフレームワーク別月額単価では、1位がPyTorchで88.9万円、2位がTensorFlowで84.8万円、3位がTornadoで83.0万円、4位がFastAPIで78.9万円、5位がNumPyで78.2万円です。上位にはAI・機械学習やデータ分析など専門性の高い技術が並んでおり、これらの分野での実務経験が高単価の背景にあると考えられます。今後も生成AIや機械学習、データ活用の拡大によりPyTorchやTensorFlowの需要が続く一方、FastAPIもAI機能を組み込むAPI開発などで活用が広がり、一定の単価水準を維持すると見込まれます。

プログラミングフレームワークごとの月額単価を比較した表です。Pytorch、Tensorflow、Tornado、FastAPI、NumPyの各単価が一覧でき、Pytorchが最も高価であることが示されています。

Python案件の多い業界

2026年8月時点のPython案件は、サービス業界が6.48%(3,722件)で1位、WEBサービスが4.29%(2,461件)で2位、toBが3.66%(2,100件)で3位、SaaSが2.38%(1,369件)で4位、通信が2.27%(1,301件)で5位となっています。サービス、WEBサービス、toBが上位であるのは、PythonがWeb開発だけでなく、AI・機械学習やデータ分析など幅広い用途で使われているためです。SaaSや通信でもPythonは活用されており、今後もAIやデータ活用の拡大に伴い、幅広い業界で需要が続くと考えられます。

業界別の案件割合と案件数をまとめた表。サービス、WEBサービス、toB、SaaS、通信の各業界について、案件割合(%)と案件数(件)が示されており、サービス業界が最も高い割合を占めている。

Python案件の職種

2026年8月時点のPython案件の職種は、MLOpsエンジニアが18.13%(10,410件)で最多、次いでバックエンドエンジニアが17.85%(10,251件)、AIエンジニアが17.63%(10,122件)、インフラエンジニアが10.35%(5,946件)、アプリエンジニアが8.94%(5,133件)です。MLOpsやAIエンジニアが上位であるのは、Pythonが機械学習モデルの開発から運用まで幅広く使われているためです。WebサービスのバックエンドやAPI開発でも活用されています。今後もAI・機械学習の活用拡大に伴い、MLOpsやAI開発を中心に、バックエンドやインフラまで幅広い職種で需要が続くと見込まれます。

エンジニア職種別の案件割合と案件数を示す表です。MLOpsエンジニアが案件数、割合ともに最も多く、次いでバックエンドエンジニア、AIエンジニアが続きます。各職種の市場動向が数値で示されています。

Pythonの特徴

Pythonは、コードを短くわかりやすく書きやすいことが特徴のプログラミング言語です。文法が比較的シンプルで、処理の流れを読み取りやすいため、開発者間でコードを共有・修正しやすい利点があります。また、動的型付けやインタプリタ方式を採用しており、コードを書きながら動作を確認しやすく、開発を素早く進めやすい点も特徴です。さらに、標準機能に加えて外部ライブラリが豊富に公開されており、必要な機能を組み合わせながら効率的に開発できます。Windows、macOS、Linuxなど複数の環境で利用でき、学習情報や利用者も多いため、初心者から実務開発まで幅広く使われています。

Pythonで作れるもの

Pythonでは、WebアプリケーションやAPI、業務自動化ツール、データ分析システム、AI・機械学習を活用したサービスなどを開発できます。具体的には、ECサイトや予約システム、社内業務システム、チャットボット、需要予測システム、画像認識・音声認識サービス、データ収集ツールなどの開発が可能です。Excelやファイル操作、メール送信などの定型作業を自動化するプログラムも作れます。そのほか、収集したデータを集計・可視化する分析ツールや、外部サービスと連携する仕組みも構築できるため、WebサービスからAI、業務効率化まで幅広いシステム開発に活用されています。

Pythonスキルの市場価値

Pythonは、Webサービスや業務システムに加え、AI・機械学習、データ分析、業務自動化など幅広い分野で活用されており、生成AIやデータ活用の拡大に伴って需要が広がっています。平均年収は951万円でプログラミング言語別ランキングは7位、平均月額単価は79.2万円です。案件比率は9.61%で案件数ランキング2位となっており、Web開発からAI・データ分析まで幅広い分野で案件を探しやすい点がPythonの強みと言えるでしょう。

働き方については、フルリモートが29.9%、一部リモートが51.9%で、リモート案件の合計は81.8%です。一方、常駐案件も18.3%あり、リモートを中心としながらも出社を伴う案件も一定数存在します。市場価値を高めるには、DjangoやFastAPIを使ったWeb・API開発経験に加え、AWSを活用したクラウド対応、PyTorchやTensorFlowを使ったAI・機械学習分野の経験を身につけることが重要です。特に、Web開発だけでなくAI・機械学習やデータ分析まで対応し、開発から運用まで幅広く担えるPythonエンジニアは、今後もさまざまな案件で評価されやすいと考えられます。

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