京都伝統産業ミュージアムが「第3回 京都クラフト&デザインコンペティション」の応募受付を開始

開催の背景と目的

現代において、ライフスタイルの変化に伴い、伝統工芸品が日常に溶け込むことは容易ではありません。優れた技術が単なる「鑑賞物」に留まらず「日常の道具」として機能するためには、その再定義が求められています。本コンペティションは、以下の3つの観点から伝統産業の新たな可能性を切り拓くことを目的に開催されます。

  • 現代の生活様式との調和: 今の暮らしを彩る実用性・デザイン性を備えたプロダクトの創出を目指します。

  • 多様な美意識への対応: 個々の感性に基づいた多様なアプローチを支援し、新たな使い手や活用シーンの可能性を模索します。

  • 技術の持続的継承: 「今、必要とされる」製品を生み出すことで、伝統技術が次世代へ受け継がれる仕組みづくりを目指します。

展示されたガラス工芸品や装飾品

募集テーマ:「つづくかたち|Inherited Future Crafts」

伝統とは、ただ変わらずに残るものではなく、変化しながら受け継がれていくものです。受け継がれてきた技術や知恵を現代の暮らしや価値観と結びつけ、時代とともに新たな価値を生み出しながら、未来の生活文化へとつないでいくこと。本コンペティションでは、そうした工芸の「つづくかたち」を提示する意欲的な提案を募集しています。

多様な工芸品が展示された様子

募集概要

募集部門

  • 職人・作家部門: 京都の伝統工芸に従事する方、またはその技術を活用するクリエイター(個人・事業者・グループ不問)。

  • 学生部門: 全国の芸術系・工芸系の大学、専門学校、訓練校等に在籍する学生・大学院生(ゼミ単位可)。

主な応募要項

  • 対象作品: 伝統的な技術・技法・素材を用いて制作され、現代のライフスタイルやマーケットに対応した販売・追加制作が可能な未発表作品。

  • 作品サイズ: 縦・横・高さの合計が200cm以内、かつ重量30kg以内。

賞・受賞者特典

  • 職人・作家部門 グランプリ: 賞金 100万円(1名)

  • 職人・作家部門 準グランプリ: 賞金 30万円(1名)

  • 学生部門賞: 賞金 30万円(1名)

  • オーディエンス賞: 賞金 10万円(1名)

  • 特典: 専門審査員によるブラッシュアップや販路開拓のアドバイス、京都伝統産業ミュージアムでの展示、ミュージアムショップおよびオンラインショップでの販売支援(※職人・作家部門のみ)。

応募期間・方法

  • 応募期間: 2026年8月3日(月)〜 10月31日(土)

  • 応募方法: 公式Webサイト内の応募案内ページより要項をご確認のうえ、専用フォームからご応募ください。

  • 応募料: 職人・作家部門:5,500円(税込)/1応募、学生部門:2,750円(税込)/1応募。

審査員

多様な視点から作品の技術的価値・社会的意義・独自性を評価するため、各界で活躍する5名の審査員が審査にあたります。(五十音順)

  • 池坊 専宗 氏(華道家・写真家 / 華道家元池坊青年部代表)

  • 小山 ティナ 氏(Pieces of Japan株式会社 代表取締役社長|POJ Studio Founder & CEO)

  • 八田 誠治(京都伝統産業ミュージアム 館長)

  • 原田 祐馬 氏(UMA / design farm 代表 / デザイナー)

  • 山下 順三 氏(Space Magic mon Co., 代表取締役・デザイナー)

審査員の一人、池坊専宗氏の横顔
審査員の一人、小山ティナ氏のポートレート
審査員の一人、八田誠治氏のポートレート
審査員の一人、原田祐馬氏のポートレート
審査員の一人、山下順三氏のポートレート

全体スケジュール

  • 応募受付期間: 2026年8月3日(月)〜 10月31日(土)

  • 書類選考(一次審査): 2026年11月中旬

  • 作品提出: 2027年1月14日(木)〜 1月16日(土)

  • 入選作品展示・二次審査: 2027年1月23日(土)〜 3月22日(月・休)

  • 表彰式・交流会: 2027年3月22日(月・休)

主催・後援等

  • 主催: 京都伝統産業ミュージアム(株式会社京都産業振興センター)

  • 共催: 公益財団法人京都伝統産業交流センター

  • 協賛: 株式会社強羅花壇

  • 後援: 京都府、京都市、京都新聞、KBS京都

  • 協力: 京都・大学ミュージアム連携

京都伝統産業ミュージアムについて

京都伝統産業ミュージアムは、西陣織や京友禅などの染織品から京焼・清水焼、京漆器などの諸工芸品まで、京都市の伝統産業74品目とその背景を紹介する施設です。制作工程の映像や、音・匂い・感触を体験できるコーナーを通じて、完成品だけでなくものづくりの過程や技術にも触れることができます。職人による実演が毎日行われているほか、併設のミュージアムショップでは、伝統の技を活かした逸品から暮らしに寄り添う雑貨まで、多彩な品々を取り揃えています。

京都伝統産業ミュージアムの展示空間

また、公式オンラインショップ「MOCAD ONLINE SHOP」の運営をはじめ、ホテルや商業施設など館外での工芸品販売への協力、企業や学会の記念品・ノベルティとなる「京もの」の企画・受注、つくり手と使い手をつなぐ販売会やマルシェ、そして本コンペティションの開催など、京都の工芸の普及と販路拡大に向けた取り組みを館内外で継続して行っています。

  • 所在地: 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階

  • 開館時間: 10:00~18:00(入館は17:30まで)

  • 観覧料: 一般(大学生含む)500円、小中高生400円 (各種割引は公式サイトでご確認ください。)

  • 公式サイト: https://kmtc.jp/

  • 公式ECサイト: MOCAD ONLINE SHOP https://mocad-shop.com/

本件に関するお問い合わせ先

京都伝統産業ミュージアム(株式会社京都産業振興センター)
E-mail:tft@miyakomesse.jp
公式Webサイト:https://kmtc.jp/tft/