伍代夏子氏が沖縄県国頭村を訪問 「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」の活動を推進

伍代氏、国頭村長らと対談

訪問では、伍代夏子氏から「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」の活動内容とその立ち上げ背景が紹介されました。国頭村長の知花 靖氏は、2021年に世界自然遺産に登録された国頭村の紹介とともに、猫の放し飼いが生物多様性に与える影響など、村が直面する現状について説明しました。

環境保全課の平良 政幸課長は、行政だけでは課題解決が難しいという認識を示し、多様なステークホルダーとの協力・連携の必要性を強調しました。特に、北部やんばるに生息するヤンバルクイナを守るため、都市部からの猫の流入防止と保護の重要性を説明しました。

保護された猫は10日間の猶予期間を経て飼い主の確認が行われ、飼い主がいない場合は2〜3ヶ月かけて検査やワクチン接種を終えた後、譲渡されます。譲渡される猫の約8割は県外(主に東京)へ輸送されており、この輸送費は猫にとって「幸せな家庭」を見つけるために必要な経費と位置づけられています。猫1頭あたり約4〜5万円の医療費(検査、避妊・去勢手術)が発生するため、今後は企業向けふるさと納税制度やクラウドファンディングなどでの資金調達が構想されています。

伍代氏は、この説明を受けて「たくさん猫ちゃんを引き取りたいという連絡が来るようにSNSを活用したり、広げていくことが大切ですね。ヤンバルクイナを助けて、猫ちゃんも助けて、どっちも助ける。」と、両方の生命を守る強い思いを語りました。

伍代夏子氏と国頭村関係者の対談

国頭村での会議の様子

やんばるの森を守り、次世代へつなぐ責任

知花村長は、「我々にはやんばるの森を守って、次世代につなぐ大きな責任がある」と述べ、情報発信への協力を呼びかけました。環境保全課の久場 竜巳主事は、ヤンバルクイナ保護のための猫の保護・譲渡活動が広く知られていない現状に触れ、周知と譲渡への連携強化を求めました。また、環境保全課の金城 由希乃氏は、国頭村の取り組みの特別さを強調し、「ヤンバルクイナが50年後もいるように踏ん張っていきたい。この活動を発信できるような取り組みをみんなでできたら」と、ヤンバルクイナを守る決意を表明しました。

伍代氏はこれに対し、「皆様と同じ気持ちです。私は犬も猫も、爬虫類も、とにかく生きるものすべて大好きです。そしてそういう自然や、そこに住む生き物たちを残していきたいです。悩みをみんなで分かち合って、皆さんと力を合わせて一緒に頑張っていきましょう。」と、共感と協力の姿勢を示しました。

保護猫飼育施設の視察

対談後、伍代氏は国頭村役場からほど近い環境保全課の保護猫飼育施設を視察しました。ここでは、保護された猫の健康状態確認、予防接種、避妊手術を経て、新しい家族へ引き渡すまでのプロセスや、病気を持つ猫たちの世話の状況について説明を受けました。

施設を見学した伍代氏は、「すべての猫ちゃんが愛され、大切にお世話をしてもらっているのが伝わってくるくらい、とても人懐っこい。すべての猫ちゃんに新しい飼い主が見つかるように、できる協力はしていきたいです。」と、職員の方々に温かいメッセージを伝えました。

保護猫の様子

ケージ内の保護猫

「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」とは

このプロジェクトは、突如訪れる災害に備え、人とペットが安心して同じ室内へ避難できる社会の実現を目指しています。日本では多くの家庭でペットが飼われ、家族の一員として大切にされていますが、「同室避難」についての意識はまだ十分に浸透していません。プロジェクトでは、災害時に備えるだけでなく、同室避難に対する飼い主の意識を高め、ペットと一緒に避難することの重要性を発信しています。

公式ウェブサイトはこちらです。

開催概要

  • 催事名: 国頭村訪問

  • 日時: 2026年6月11日(木)

  • 出席者:

    • 国頭村長 知花 靖 氏

    • りく・なつ同室避難推進プロジェクトアンバサダー 伍代 夏子 氏

    • 環境保全課 課長 平良 政幸 氏

    • 環境保全課 主事 久場 竜巳 氏

    • 環境保全課 金城 由希乃 氏