川西市、折り鶴平和大使が平和への想いを広島へ
兵庫県川西市では、長年にわたり市民の平和への願いを被爆地広島へ届ける「折り鶴平和大使」事業を続けています。今年で21回目となるこの大切な役割を担うのは、川西市立牧の台小学校6年生の土居 千陽さんと、川西市立多田中学校2年生の松原 里乃歩さんです。
7月29日、川西市役所にて、越田 謙治郎川西市長から両大使へ、市民の皆様が心を込めて折った約13,000羽の折り鶴の中から、500羽ずつが手渡されました。これらの折り鶴は、川西市の市花であるりんどうにちなんだ色合いで、平和への温かい祈りが込められています。

両大使は、8月6日に広島で開催される平和記念式典に参列し、「かわにし人権・平和展」などに寄せられた千羽鶴と共に、川西市民の平和への熱い思いを届けます。さらに、川西市に戻った後には、広島から発せられる平和のメッセージを市民の皆様に伝えるという重要な役割も担います。
今回の「折り鶴平和大使」は、応募のあった12名(小学生8名、中学生3名、成人1名)の中から、応募動機などに基づき、土居さんと松原さんの2名が選ばれました。
折り鶴を託された土居さんは、「戦争に対しては怖いという気持ちもありますが、大使に選ばれたことをきっかけに、改めて平和の大切さを学び、一人でも多くの人に平和の大切さを伝えたいと思っています」と、その決意を語りました。また、松原さんは「小学6年生の時に平和学習で広島平和記念資料館を訪れたことがあります。建物の中の展示を見て、戦争の残酷さや、怖さを感じたことを今も覚えています。今回、もう一度広島を訪れて、そこで学んだ戦争と核兵器の恐ろしさを皆に伝えたいです」と、自身の経験と使命感を述べました。

川西市は、この「折り鶴平和大使」事業を通じて、未来を担う子どもたちが平和の尊さを学び、そのメッセージを広く伝えていくことを願っています。市民一人ひとりの平和への想いが、次世代へと受け継がれていくことでしょう。
