産業の息吹を感じるアート体験
「瀬戸内産業芸術祭」は、塩業、繊維、造船といった伝統的な産業から、蓄電池や資源循環といった現代の産業まで、多岐にわたる7つの産業現場をアートの空間として公開します。アーティストたちは、ものづくりの現場に流れる時間、積み重ねられた技術、そして働く人々の姿をそれぞれの視点で再解釈し、普段は目にすることのない産業の現場をアートを通じて開かれた場へと転換させます。
この芸術祭の大きな特徴は以下の通りです。
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稼働中の工場や産業現場など7会場をアートの舞台として公開
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製塩、学生服、デニム、造船関連、蓄電池、資源循環など、多彩な産業を横断
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妹島和世氏、長谷川祐子氏らが監修を務め、その場所でしか成立しない展示やツアーを提供
開催の背景と「産業芸術」の概念
日本の製造業は、担い手不足や技能継承、地域産業の発信力低下といった課題に直面しています。この芸術祭は、地域のものづくりの現場に宿る高い技術と豊かな歴史をアートの視点から再発見し、その魅力を広く内外に伝えることを目指しています。工場やプラントを単なる生産拠点としてではなく、地域の歴史・技術・人の営みが息づく文化的な資産として捉え直し、若い世代をはじめとする幅広い人々が地域産業に触れるきっかけを作り、新たな関心と文化的価値の創出を目指します。
本芸術祭の構想は、国土交通省の「地域・日本の新たなレガシー形成事業」に2年連続で採択され、実現可能性調査が重ねられてきました。2025年1月には、初開催に先駆けて岡山県玉野市の地元企業3社の工場でモニターツアーが実施され、参加者から高い評価を得ています。
一般財団法人日本産業芸術財団が掲げる「産業芸術」とは、工場や産業現場に蓄積された技術、人の営み、地域の歴史を、アーティストの視点から再解釈する試みです。機能と効率の場として見られがちな産業の現場に、熟練した人の手、巨大な設備、そして土地の記憶が幾重にも積み重なっていることをアートを通じてひらき、身近で豊かな体験として伝えていくことを目指しています。
開催概要と参加方法
「瀬戸内産業芸術祭2026」の詳細は以下の通りです。
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名称:瀬戸内産業芸術祭2026(英語名称:Setouchi Art and Industry 2026)
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会期:2026年10月3日(土)~10月31日(土)
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会場:岡山県(岡山市・玉野市・倉敷市)、愛媛県(東温市)の参画企業の工場・産業現場など7会場
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主催:一般財団法人日本産業芸術財団
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参画企業(予定):藤クリーン株式会社、児島ジーンズストリート協同組合、ナイカイ塩業株式会社、株式会社トンボ、株式会社パワーエックス、三国工業株式会社、オオノ開發株式会社
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後援:玉野市、TSCテレビせとうち、株式会社電通西日本、西日本旅客鉄道株式会社岡山支社、株式会社リョービツアーズ
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鑑賞方法:会期中の公開日時は会場ごとに異なります。全作品事前予約制で、ツアー形式または個別チケットでの鑑賞が予定されています。料金、販売開始時期、購入方法については、7月中を目安に公式サイトにて案内される予定です。
公式サイトおよび公式YouTubeチャンネルはこちらからご覧いただけます。
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公式サイト: https://www.sai-art.jp/
展示作品・展示作家(予定)
| 会場(参画企業) | 所在地 | 展示作家 | 監修 |
|---|---|---|---|
| 藤クリーン株式会社 | 岡山県岡山市 | 合同会社バンクトゥ | 長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大 |
| 児島ジーンズストリート | 岡山県倉敷市 | ・旧野崎家住宅の展示:SYMBOLPLUS ・第二展示:調整中 | ・旧野崎家住宅の展示:佐竹 正基 ・第二展示:長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大 |
| ナイカイ塩業株式会社 | 岡山県玉野市 | 山本 基/SYMBOLPLUS | 佐竹 正基 |
| 株式会社トンボ | 岡山県玉野市 | 調整中 | 佐竹 正基 |
| 株式会社パワーエックス | 岡山県玉野市 | SAI | 佐竹 正基 |
| 三国工業株式会社 | 岡山県玉野市 | MANTLE(伊阪 桓+中村 壮志) | 長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大 |
| オオノ開發株式会社 | 愛媛県東温市 | 西沢 立衛/増田信吾+大坢克井/山田 紗子 | 妹島 和世 アドバイザー:長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大 |
※展示作家や会場は追加・変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
参画企業について
本芸術祭には、以下の多様な産業分野の企業が参画しています。
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藤クリーン株式会社(岡山県岡山市):廃棄物を資源へと転換する、産業廃棄物の収集運搬から中間処理・最終処分までを一貫して担う企業です。
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児島ジーンズストリート協同組合(岡山県倉敷市):国産ジーンズ発祥の地として知られる児島で、約400メートルの通りに地元メーカー約40店舗が軒を連ねています。
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ナイカイ塩業株式会社(岡山県玉野市):かつての塩田で培われた製法を礎に、瀬戸内の海と歴史が生んだ塩を今に受け継ぐ製塩会社です。
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株式会社トンボ(岡山県玉野市):1876年創業。玉野・八浜での足袋製造から学生服へと発展した、創業150年を誇る日本有数の学生服メーカーです。
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株式会社パワーエックス(岡山県玉野市):蓄電システムの開発・製造を核に、電気を蓄え、必要なときに届ける仕組みづくりまでを一貫して手がけるエネルギー企業です。玉野の工場「Power Base」を拠点に、持続可能なエネルギー社会の実現を目指しています。
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三国工業株式会社(岡山県玉野市):大正6年創業。国内シェアトップを誇る舶用大型エンジン部品をはじめ、設計から製作・修理までを一貫して行っています。
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オオノ開發株式会社(愛媛県東温市):解体・土木から産業廃棄物処理、汚染土壌の浄化までを手がけ、半世紀にわたり地域の環境事業を築いています。
一般財団法人日本産業芸術財団について
一般財団法人日本産業芸術財団は、岡山県玉野市に拠点を置き、工場や産業現場を舞台にアートを通じて日本のものづくりの価値と魅力を再発見・発信することを活動内容としています。産業と芸術の融合による新たな体験創出、次世代育成、地域文化と経済の活性化を図り、持続可能な社会と産業文化の発展に寄与しています。
この「瀬戸内産業芸術祭2026」は、産業とアートが織りなす新しい価値を地域にもたらし、訪れる人々に忘れがたい体験を提供することでしょう。
