閉館間近の横浜「ムービル」が、巨大な“週刊マンガ雑誌”として生まれ変わる
横浜駅西口に位置する映画館ビル「相鉄ムービル」が、2026年9月30日(水)をもって閉館します。その最後の約3か月間、ビル全体を舞台にした壮大な壁面マンガ『週刊ムービル ~ムビィの大活劇』が2026年7月3日より新連載としてスタートしました。来場者は、毎週描き足されていくマンガの制作現場に立ち会い、物語の進行を追うことができます。

このユニークなプロジェクトは、閉館後の2026年10月3日(土)・4日(日)に開催されるアートフェス「Story Crossing Art Fes」で完結します。解体を控える映画館の壁面に直接、週刊連載形式でマンガを描き続けるというミューラルアートの試みは、世界でも類を見ないものです。

『週刊ムービル ~ムビィの大活劇』開催概要
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タイトル: 壁面マンガ連載『週刊ムービル ~ムビィの大活劇』
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会場: 相鉄ムービル(相鉄南幸第2ビル)(横浜市西区南幸2-1-22/横浜駅西口)
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新連載開始: 2026年7月3日(金)
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連載期間: 2026年7月~9月30日(予定)
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閉幕イベント: アートフェス「Story Crossing Art Fes」2026年10月3日(土)・4日(日)内にて
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公開制作: 会期を通じて、ほぼすべての制作が公開で行われます。
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7月の公開制作日:7月3日(金)、10日(金)、16日(木)、25日(土)(いずれも午後を予定)
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※8月、9月の公開制作日程は追って公開されます。
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主催: 株式会社相鉄アーバンクリエイツ・株式会社相鉄ビルマネジメント
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制作・プロデュース: 一般社団法人ツクリバ編集室
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原作&制作総指揮: Miz
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作画: 横浜にゆかりのあるさまざまなクリエイター
会期中は、マンガに限らず多種多様なアーティストとのコラボレーションも予定されています。詳細は相鉄ムービルの公式サイトで随時お知らせされます。

世代を超えて寄せられる「ありがとう」
2026年5月29日に相鉄グループ公式Xが閉館を告知すると、その投稿は瞬く間に広がり、多くの人々から「高校生の頃、初めて入った映画館がムービルだった」「37年、ありがとうございました」といった、世代を超えた思い出が寄せられました。

数多の「物語」を上映してきた場所
1988年(昭和63年)に“2代目 相鉄ムービル”として誕生したこの建物は、昭和の終わりから平成の文化と共に歩み、令和の今に至ります。映画館「ムービル」のほか、「相鉄本多劇場」やジャズバー、ライブハウスなど、映画・演劇・音楽が交わる複合文化施設として、横浜駅西口のにぎわいを支えてきました。約37年間の歴史は、多くの人々の記憶と共にあると言えるでしょう。

「まんが0.1」の実践──毎週更新される連載型ミューラルアート
「ミューラルアート」とは、建物の壁面に直接描かれる大型の壁画のことです。本企画では、相鉄ムービルに描かれる壁画を「毎週更新されるマンガ連載メディア」として展開します。一般的な壁画やマンガが完成をゴールとするのに対し、『週刊ムービル』は物語が毎週描き足され、来場者は連載を追うように建物へ足を運ぶことができます。下書きの箇所や制作途中の手元も、そのすべてが作品の一部です。
1階から4階を縦断して描き進められる絵は、やがて壁を越え、館内の飲食店にまで拡大されます。建物そのものが、まるごと一冊のマンガ雑誌へと変貌を遂げるのです。そして、ビルの解体と共に壁の絵も失われることになりますが、その消えていく瞬間までを含めて一つの作品として捉えられています。これは、完成や所有を前提とせず、街や人々へと開かれていく「まんが0.1(レイテンイチ)」という表現の実践です。

壁が“週刊”、その舞台裏が“月刊”のZINEに
壁面マンガ制作の「舞台裏」は、フィクションの物語として展開され、壁面マンガの「表」と「裏」が2つの作品で同時に進行します。横浜駅西口を舞台に人生の再起動を描くマンガ『海なんて見えないヨコハマ』として、マンガ雑誌ZINE『月刊ムービル』に連載されます。このZINEは、相鉄ムービルをはじめ、相鉄ジョイナス、THE YOKOHAMA FRONT 42階 Vlag yokohama、星天qlay PILE、ジョイナステラス二俣川、ゆめが丘ソラトスなどで無料配布される予定です。

90年代の横浜駅西口を“再編集”して生まれる、5つの「交差(Crossing)」
ポケベル、カセットテープ、レンタルビデオ、ゲームセンター、雑誌文化など、今再び注目される1990年代カルチャーの中心地の一つが横浜駅西口でした。本企画は、その時代の空気をマンガという形式で再編集し、以下の5つの「交差(Crossing)」を生み出します。
- 場所と物語: 相鉄ムービルに積もった記憶を壁面マンガとして描き直し、閉館後も“物語”として継承します。
- 時代: 昭和・平成・令和の3つの時代の記憶が一枚の壁に重なり、かつてのアナログ文化が現在の視点で描き直されます。
- 世代: 壁に描かれた同じ作品が、40〜50代には「あの頃」の風景に、若い世代には新鮮なレトロカルチャーに映り、世代ごとに異なる表情を見せるでしょう。
- 表現ジャンル: 閉幕までに数々のワークショップやイベントが開催され、映画、マンガ、音楽、ファッション、ZINE、アート、アナログゲームといった異なるジャンルが「物語」を共通言語に交わります。
- 観客と作り手: 来場者は毎週の壁面の変化を見届け、その一場面に入り込むように写真を撮ることができます。
これらの交差は、フィナーレのアートフェス「Story Crossing Art Fes」へと合流していきます。『週刊ムービル』は、一つの建造物の閉幕を、街の新しい物語のはじまりへと接続する試みです。


原作・制作総指揮担当者からのメッセージ
原作および制作総指揮を務めるMiz氏は、「一瞬で複製でき、受け渡せる時代に、あえて手で直接、壁に描き続けていきます。作品はやがて建物とともに壊され、失われていきます。その消え方までを含めて、一つの作品だと考えています。」と語っています。また、「まもなく解体されるビルの壁面に、3か月にわたって週刊連載のようにマンガを描き継いでいく。こうした試みは、私たちが知る限り前例がありません。横浜駅西口の文化を作ってきた映画館の壁面が、毎週どのように変わっていくのか、ぜひご自分の目で確かめにきていただきたいと思っています。横浜駅西口で過ごした記憶のある方も、この街を初めて訪れる方も、一緒にこの3か月の物語を見届けてもらえたらうれしいです」と、このプロジェクトへの思いを述べています。

主人公キャラクター:ムビィ
この物語の主人公は、かつて1990年代には物語世界の秩序に反逆する革命児として「世界を変える」と暴れ回っていた「ムビィ」です。しかし時代と共に心身ともに丸くなり、いまではファンシーな風貌に。各地の映画館をねぐらに自堕落な日々を送っていたムビィが、ムービル閉館をきっかけに再び大きな事件へと巻き込まれていくというストーリーが展開されます。

フォトスポットとしての魅力
ムービルは、ネオンや看板、年季の入った内装が、今や新鮮さをもって再注目される“平成レトロ”の雰囲気をそのまま残す空間です。そこに壁面マンガが加わることで、館内のあちこちがフォトスポットへと変わります。来場者は、随所で記念撮影を楽しむことができるでしょう。昭和から平成のレトロカルチャーを発信されている方々にも、この魅力的な空間での撮影がおすすめです。

関連リンク
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相鉄ムービル公式サイト
- RE:MOVIL -Final Cut & First Action- 〜37年の物語、その先へ〜: https://www.sotetsu-movil.com/
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Story Crossing Art Fes: https://artfes.tsukuriba-edit.com/
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壁面マンガ特設ページ: https://artfes.tsukuriba-edit.com/manga.html
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相鉄ムービル SNS
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一般社団法人ツクリバ編集室 SNS
※制作スケジュール等、最新の情報については、公式ホームページをご確認ください。
公式ホームページ: https://www.sotetsu-movil.com/
