深刻化する介護人材不足への新たな一手
日本の介護現場では、少子高齢化の進行とともに人材不足が深刻化しています。特に「老々介護」が増加し、少数の若者が多数の高齢者を支えるという社会構造が顕著になっています。一方で、大学生を含む若年層は介護現場との接点が少なく、仕事内容や働き方を知る機会が限られているため、将来的な人材確保が大きな課題となっていました。
これまで、一部の大学生は介護施設でボランティア活動を行ってきましたが、通所介護施設などでの「就業」には認知症介護基礎研修の受講が必須であり、継続的な有償就業につながりにくい状況がありました。
大学生と介護現場をつなぐ新たな就業モデル
こうした背景を受け、ビオネストは関西大学を中心とする現役大学生とのネットワークを活かし、『シェアフル』と連携しました。これにより、ボランティアとして介護施設を支援していた学生に対し、認知症介護基礎研修の受講機会と有償での就業機会を提供する仕組みが構築されました。
学生は研修修了後、『シェアフル』を通じてビオネストが運営する通所介護施設などでスポットワーカーとして就業できます。これにより、「社会課題の宝庫」であり、イノベーションが急務とされる介護現場のリアルを体験しながら働くことが可能になります。
この取り組みの主な特徴は以下の通りです。
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研修受講の機会提供: 介護現場での就業に必要な認知症介護基礎研修を受講し、基礎知識と資格を習得できます。
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介護現場でのスポット就業: 資格取得後、食事の配膳サポートやレクリエーション補助といった介護サポート業務に従事します。
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リピート就業の仕組み: 『シェアフル』の機能を活用し、研修修了者限定の「リピート学生特別求人」を案内することで、継続的な就業機会を提供します。
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介護業界との継続的な接点創出: 実際の介護現場での経験を通じて、学生が介護業界への理解を深め、将来的な就業選択肢の一つとして検討するきっかけを創出します。


参加学生と介護施設からの喜びの声
2026年6月12日時点で、既に4名の大学生が介護現場でスポット就業を経験しています。就業した学生からは、以下のような前向きな声が寄せられています。
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磯崎こころさん(関西大学商学部4年生):
「職員の皆さまが一人ひとり丁寧に優しく教えてくださり、安心して動くことができました。その都度、明確に指示をいただけたため、初めてでも動きやすかったです。」 -
岡田崇佑さん(関西大学商学部4年生):
「リアルに現場の雰囲気や職員さんのご利用者さんへの接し方などを感じることができました。また、若者が現場に入るということはご利用者にとって、とても刺激になると感じました。」 -
恩田柚葉さん(関西大学商学部4年生):
「現場職員の方々と近い形で一日を過ごしたことで、介護の仕事の大変さや業務の幅広さを改めて実感しました。その中でも施設内は穏やかで温かい雰囲気があり、とても勉強になりました。」 -
本田貴人さん(関西大学商学部4年生):
「全ての職員さんが控室で明るく挨拶をしてくれたので、非常に馴染みやすく、安心感がありました。誰でも簡単にこなせる業務を任せてくださり、初回でも負担なくこなせると感じました。」

また、学生スポットワーカーを受け入れた介護施設からも、その価値を評価する声が届いています。
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エリアマネジャー 稲越 祐樹氏:
「学生がスポットワーカーとしてデイサービスに来てくれることによって、ご利用者様や現場スタッフにとって、非常に良い影響があると感じています。ご利用者様にとって若い世代の方と話す機会は、ご自身が過ごされてきた若かりし頃を思い出すきっかけになると同時に、今の若い世代の学校での過ごし方や流行を知ることができ、多くの刺激を受けることができます。また、デイサービスが若い世代の方も来てくれる場所として、地域全体に支えられているという安心感をより強く感じることができると思います。スタッフにとっても、これから社会に出て活躍される学生の仕事に対する意欲や考え方に触れることで、自身のモチベーションアップにつながる良い機会となります。」 -
事業所責任者 松本 美樹氏:
「ご利用者様にとって、若い世代の方と関わる事は少ないので、男性のご利用者様も女性のご利用様も全体的にとても喜ばれておりました。今回就業いただいた学生さんは優しい方ばかりで、積極的にコミュニケーションを取られており、ご利用者様も自然と笑顔になり楽しそうな姿が多く見られ、若い方の力は凄いなと思いました。勤務中の職員は介護業務や看護業務があり、ご利用者様とゆっくりお話しする事が中々難しかったりもするので、学生の皆さんがご利用者様と関わって対話し、楽しませて下さるのがとても助かりました。」
これらの声から、この取り組みが学生と介護現場双方にとって、大きな価値をもたらしていることが伺えます。
今後の展望
ビオネストと『シェアフル』は、現在就業している4名の学生の継続就業を促進するとともに、今後さらなる参加者の拡大を目指しています。また、「介護現場への越境」に関心を持つ学生団体との連携イベントを開催し、約50名規模の学生との接点創出を予定しています。
今後は大学との連携を広げながら、介護業界に興味を持つ若年層の裾野を拡大し、介護業界における新たな人材確保モデルとして発展させていくことでしょう。AIの急速な発展により、将来的に介護職のような「AIやロボティクスに代替されづらいエッセンシャルワーカー」の人材価値はきっと急上昇すると予測されています。この取り組みは、そうした未来を見据えた魅力的なキャリアプランの検討にもつながる可能性を秘めています。
株式会社ビオネストについて
株式会社ビオネストは、全国500事業所、従業員5,000名規模で介護施設や障がい福祉施設を運営する、関西本社で日本最大規模の福祉事業グループのグループ本社です。「なりたい自分に」をコーポレートスローガンに掲げ、お客様と従業員の「幸福最大化」につながる高品質サービスの提供を大切にしています。また、介護や障がい福祉の現場課題を「全産業、全世代の課題」と捉え、「異業種連携」や「産学連携」を通じて「社会エコシステム」として構築し、「社会の活力」となることを目指しています。
公式サイト: https://www.bihonest.com/
シェアフル株式会社について
シェアフル株式会社は“誰もの「はたらく」をひろげ、新しい「はたらく」をつくる”をミッションとし、パーソルホールディングス株式会社のグループ会社として2019年1月に設立されました。短期人材活用プラットフォーム『シェアフル』を提供することで、労働シェアリング市場の拡大を目指しています。
運営サービス:
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スキマバイトアプリ『シェアフル』: 「スキマ時間を価値に変える」を掲げ、「スキマ時間にはたらきたい個人」と「この日・この時間だけはたらいて欲しい企業」をつなぐ短期人材活用プラットフォームです。アプリからはたらきたい条件の求人を探し、面接や履歴書なしですぐに応募・就業できます。企業はWEBから即時に1日単位で求人を掲載でき、迅速な人材採用が可能です。就業条件明示・勤怠管理・給与計算・給与振込代行など労務関連業務をアプリ上で一元管理できます。現在、1,200万人(App StoreおよびGoogle Play Storeからのダウンロード数合計、2026年3月時点)に利用されており、多様な就業経験とスキルを持つユーザーが多数登録しています。
公式サイト: https://sharefull.com/

WEB CM映像: https://youtu.be/PXbpTGAj0Po -
SaaS型シフト管理サービス『シェアフルシフト』: 飲食、小売、物流をはじめとしたサービス系企業を対象に、アルバイトスタッフからのシフト希望収集、シフト作成、複数店舗間のヘルプ調整が可能なSaaS型シフト管理サービスです。
公式サイト: https://www.sync-up.jp/ -
人材紹介サービス『シェアフルエージェント』: 求職者に対し正社員の仕事を紹介する人材紹介サービスです。スキマバイトアプリ『シェアフル』における就業実績データを活用し、正社員・長期就業を希望する求職者と企業との最適なマッチングを実現します。履歴書・職務経歴書の作成サポートや、『シェアフル』での就業実績を評価基準とした書類選考免除制度により、求職活動の効率化と選考精度の向上を両立し、長期就業を希望するユーザーニーズに応えるべく、採用活動の迅速化と質的向上を支援しています。
公式サイト: https://s.sharefull.com/agent/
PERSOL(パーソル)グループについて
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。人材派遣サービス『テンプスタッフ』、転職サービス『doda』、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム『ミイダス』や、スキマバイトアプリ『シェアフル』などのサービスも提供しています。
公式サイト: https://www.persol-group.co.jp/
