愛犬・愛猫のマイクロチップ装着状況を調査:犬は半数、猫は3割強に留まる実態と飼い主の声

調査概要

  • 期間: 2026年5月12日(1日間)

  • 対象者: 全国の犬や猫の飼い主 1,691名

  • 対象者の年齢: 20歳~69歳

  • 方法: インターネットリサーチ

  • 有効回答数: 400名(犬の飼い主200名、猫の飼い主200名)

マイクロチップ装着に関する法律の理解度

犬や猫のマイクロチップ装着に関する「販売業者の義務」と「個人の努力義務」について、飼い主の理解度が調査されました。

犬の飼い主の場合、「両方知っている」と回答した人が40.0%で最多でしたが、同時に34.5%の飼い主が「いずれも知らない」と回答しています。

猫の飼い主の場合、「いずれも知らない」と回答した人が38.5%で最多となり、犬の飼い主と比較して、法律の内容を知らない人の割合がやや高い傾向が見られました。

法律の理解度

愛犬・愛猫のマイクロチップ装着状況

愛犬や愛猫のマイクロチップ装着状況について尋ねたところ、犬の飼い主では「装着している」と「装着していない」がともに50%という結果になりました。

一方、猫の飼い主では「装着していない」が66.3%と多数を占め、「装着している」は34.2%にとどまっています。犬は半数が装着しているのに対し、猫は約3割強と、犬と猫で装着状況に明確な差が見られます。これは、販売業者への装着義務化により迎え入れ時点で装着済みであるケースがあるものの、迎え入れ方や飼育環境の違いが影響していると考えられます。

マイクロチップ装着状況

マイクロチップ装着の経緯・今後の予定

マイクロチップ装着の経緯や今後の予定についても調査が行われました。

犬の飼い主では、「迎え入れた時点で装着されていた」が36.6%で最も多く、次に「今後も装着する予定はない」が34.4%でした。

猫の飼い主では、「今後も装着する予定はない」が52.0%と半数以上を占めています。犬の場合は迎え入れ時にすでに装着されているケースが多い一方で、猫の場合は今後も装着する予定がないと考える飼い主が多いという違いが明らかになりました。

装着の経緯・予定

マイクロチップ装着後の体調トラブル

マイクロチップを装着している飼い主に対し、装着後の体調トラブルについて尋ねたところ、犬・猫ともに「まったくない」「ほとんどない」と回答した飼い主が大多数を占めました。

犬の飼い主では「まったくない」が67.7%、「ほとんどない」が21.5%で、合わせて約9割がトラブルを感じていません。体調トラブルがあったと回答したのは1割未満でした。

猫の飼い主でも同様に、「まったくない」が58.2%、「ほとんどない」が34.3%で、合わせて9割以上がトラブルなしと回答しています。体調トラブルがあったと回答した飼い主は1割未満にとどまりました。

この結果から、マイクロチップ装着による体調トラブルは比較的少ないことがうかがえます。

体調トラブル

マイクロチップを装着しない理由

マイクロチップを装着していない飼い主に対し、その理由を尋ねた結果です。

犬の飼い主では、「体への影響や健康被害が不安」が40.7%で最多でした。次いで「室内飼育なので必要性を感じない」が22.0%となっています。

猫の飼い主では、「室内飼育なので必要性を感じない」が39.9%で最も多く、次に「体への影響や健康被害が不安」が26.4%でした。猫の飼い主は室内飼育を理由に挙げる割合が高い点が、犬の飼い主との違いとして注目されます。

装着しない理由

マイクロチップ装着義務化への賛否

犬や猫へのマイクロチップ装着を法的に義務化することへの賛否について尋ねたところ、犬・猫の飼い主ともに「賛成」または「どちらかと言えば賛成」が6割以上を占めました。

犬の飼い主では、「どちらかと言えば賛成」が45.2%、「賛成」が21.5%でした。散歩や外出の機会が多い犬の場合、迷子や災害時の身元確認手段としてマイクロチップの必要性を感じている飼い主が多いと考えられます。

猫の飼い主でも、「どちらかと言えば賛成」が36.2%、「賛成」が24.0%でした。室内で過ごす時間が長い猫においても、万が一の迷子や災害に備え、身元確認手段への関心が広がっていることがうかがえます。

義務化の賛否

まとめ

今回の調査から、犬のマイクロチップ装着率は半数、猫は約3割強にとどまっている実態が明らかになりました。装着しない理由としては、犬では「体への影響や健康被害への不安」、猫では「室内飼育による必要性の低さ」が主な要因として挙げられています。一方で、マイクロチップ装着後の体調トラブルは犬・猫ともに1割未満と少なく、安全性への懸念は低いことが示唆されました。

法律への理解度については、犬の飼い主が「両方知っている」と回答する割合が最も高かった一方、猫の飼い主では「いずれも知らない」が最多でした。このことから、飼い主がマイクロチップ装着について理解を深めるためには、制度の内容、装着の必要性、そして安全性について、より分かりやすい情報提供が重要であると言えるでしょう。

マイクロチップは、迷子や災害といった不測の事態において、大切な愛犬や愛猫の身元を特定するための大切な備えの一つです。それに加えて、日々の生活で起こりうるケガや病気といった健康面のリスクに備えることも、ペットと飼い主が安心して暮らすためには非常に重要です。

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