新世代の日本人アーティストが集結!ギャルリーためなが「Emerging Vision」展を南青山で開催

ギャルリーためなが、若手日本人作家5名による「Emerging Vision」展を開催

ギャルリーためながは、2026年6月27日(土)から8月16日(日)まで、東京・南青山にて「Emerging Vision:The New Generation of Japanese Artists」展を開催します。京都でのお披露目以来、高い人気を誇る若手日本人作家5名によるグループ展です。生命の力強さや豊かな情緒を感じさせる多彩な作品が、一堂に会します。

2020年からコロナ禍における若手作家支援を目的に始まったこのグループ展は、「巴里を魅了する和の九人展」としてスタートしました。2024年には「Emerging Vision」と改称され、今回で6回目の開催となります。本展では、それぞれの領域で頭角を現してきた5名の作品が紹介されます。

出展作家と作品紹介

中比良 真子

当画廊では初となる中比良真子氏は、窓から窓へと通り抜けていく途中の小さくはかない空間と、その先に広がる風景を描く「Transparent room」シリーズを出展します。限られた部分を精密に描写し、周囲を曖昧に描くことで生まれる繊細な情景を油彩で表現する作家です。水面に映し出された世界や夜景を描くシリーズは、「ART FAIR TOKYO」で完売を記録しました。直木賞作家・桜木紫乃氏の著作の装画も手掛けています。

窓の景色

薬師川 千晴

ギャルリーためなが東京では初の展示となる薬師川千晴氏は、両手両足に直接絵具をつけて描く代表的な<rub>シリーズに加え、昨年京都市京セラ美術館での個展で披露された<knock>シリーズからの新作も展覧します。古典技法である練り込みテンペラを用いた顔料絵具を使用し、色と色の境目を自己と他者の境界線として表現しています。今年は海外での制作や展示も予定されており、世界からの注目が集まっています。

抽象画

能條 雅由

能條雅由氏もギャルリーためなが東京の展覧会には初参加です。記憶と時の流れをテーマに、自身が撮影した森や自然風景の写真を解体・再構成することで具体性を薄め、誰もが既視感を覚えるような情景を生み出します。画面全体に箔を重ね、印金と呼ばれる装飾技法で銀彩を施すことで、蜃気楼(Mirage)のような視覚体験を鑑賞者に与えています。ドバイやロンドンでの個展実績も持つ作家です。

モノクロの森

小松本 結

同じくギャルリーためなが東京の展覧会に初参加となる小松本結氏は、「垂らし込み」と呼ばれる油彩とアクリル絵の具の技法によって生み出す層状の模様が特徴です。アメリカの自動車工場で誕生した人工鉱石「デトロイトアゲート」をモチーフに、絵具の粘性による色層の変化に加え、乾燥後に描き込みを加えることで独自の個性を作品に昇華しています。人々の静かながらも力強い意思を伝える作品は、感情の揺らぎを想起させます。

女性ポートレートと抽象模様

Kalua

Kalua氏もギャルリーためなが東京の展覧会に初参加です。『生と死』を根源的なテーマに据え、アクリル絵の具でそのものの持つ生命力や儚さを表現します。2024年に発表した代表的な「Flower」シリーズでは平和への願いを花というモチーフに込めて制作しました。近年はSNSに制作動画を投稿するなど新たな発信にも挑戦しており、特に若い世代から支持を集める次世代の画家です。

カラフルな抽象画

テーマ、モチーフ、技法まで「五者五様」の個性が光る作品たちは、観るたびに新鮮な感動を呼び起こすでしょう。今後のさらなる飛躍を予感させる5名の瑞々しい表現を、ぜひこの機会にお楽しみください。

展覧会情報

  • 展覧会名: Emerging Vision(エマージング・ヴィジョン):The New Generation of Japanese Artists

  • 会期: 2026年6月27日(土)~8月16日(日)

  • 作家来廊レセプション: 2026年6月27日(土)16:00-18:00

  • 会場: ギャルリーためなが

  • 時間: 月-土11:00-19:00 / 日・祝11:00-17:00

  • 公式サイト: https://www.tamenaga.com

ギャルリーためながについて

ギャルリーためながは1969年に銀座で創業し、印象派から現代美術までを扱う画廊として、半世紀以上にわたり国内外の美術館や蒐集家に数々の名品を紹介してきました。1971年にはパリと大阪、2021年には京都に開廊し、2025年9月には発祥の地・銀座から南青山・骨董通りへ移転し、展示スペースを従来の3倍に拡大しました。現在は、ヨーロッパに限らず世界中から集まる作家たちの作品を展覧し、特に日本人作家の作品を紹介する機会も増え、美術業界において重要な役割を担っています。