オクテックが「HALDiS -OTA-HILS」で夜間自動運転カメラ検証を革新
株式会社オクテックは、自動車業界の光DX技術革新において重要な輝度(明るさ)に着目し、革新的なソリューションを開発・製造する日本企業です。この度、夜間自動運転カメラの検証と学習量を飛躍的に増大させる実輝度リアルタイム双方向シミュレーション「HALDiS -OTA-HILS」の新バージョンをリリースしました。これにより、室内で24時間365日の自動テストが可能となり、夜間テストコースでの実験削減や危険シーンの学習が室内で大量に行えるようになるため、開発時間の短縮が大いに期待されます。
この実輝度「HALDiS -カメラ-OTA-HILS」のリアルタイム双方向シミュレーションは、既に自動運転技術に注力している日本の大手自動車メーカーに本年納入されており、同社は数年前からこの革新的な実験手法を導入しています。

OTA-HILS技術がもたらすメリット
「インジェクション」技術が複雑なカメラのモデリングを必要とするのに対し、OTA-HILS技術はカメラが利用可能であれば直ちにテストを開始できるという大きな利点があります。また、カメラのパラメータが実際の動作条件と一致するため、室内でのカメラテストの標準となる可能性が高いと考えられます。これにより、屋外テストのコストを削減し、開発コストと開発期間を大幅に短縮することが可能となります。特に、24時間365日の自動テストが実現できる点は、開発現場にとって大きな進歩です。
実輝度シミュレーション(oT-Sim)の活用により、リスクの高い状況を含むシナリオも再現できるため、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転が対応できる状況の範囲を拡大することが可能です。さらに、この技術は内装インテリアの分野においても有用であることが示されています。
オクテックを支える3つの技術
約10年にわたる継続的な開発の成果として、オクテックは以下の3つの技術蓄積により、室内カメラテストおよび運転シミュレーションに大きな革新をもたらす本リリースを実現しました。
- リアルタイムシミュレーション製作技術: シミュレーション・エンジンにはEpic Games社のUnreal Engineが利用されています。
- 環境や光源に関係なく、画像を実輝度に校正する機能
- 「実輝度」で「超HDR」画像をリアルタイム表示する機能
夜間の危険シーンをリアルに再現
「HALDiS -OTA-HILS」は、夜間の危険な運転シーンを詳細に再現します。例えば、下り坂を走行中の自転車の運転者が対向車のライトに目がくらみ、左に歩行者がいることに気づかずに思わず左にハンドルを切るような状況もシミュレーション可能です。

OTA-HILSベンチでは、カメラが車両のヘッドライトによって眩惑される状況を再現することが重要です。このシミュレーションはダイナミックレンジが1:1億の超HDRシミュレーションであり、ヘッドライトの輝度レベルは30万cd/m²にも達します。
内装インテリアへの応用
このリアルタイムかつ実輝度シミュレーションは、内装デザインの分野にも適用可能です。室内イルミネーションのバリエーションを、色や光量ごとに「オンデマンド」で表示し、デザイン検討の効率化に貢献します。


展示会での実演とプライベート予約
実輝度リアルタイム双方向シミュレーションは、2026年6月17日(水)から19日(金)に開催される「人とくるまのテクノロジ展 2026 NAGOYA」(ブース番号127)において、その一部が展示されます。ご希望の企業様には、予約制でプライベート実演の機会も提供されます。
