Job総研の調査:社会人の6割がSNS依存を自覚、若年層で顕著なリスク意識と利用規制の必要性

SNSの利用状況と主な目的

社会人が最も利用しているSNSは「X」が74.3%と最多で、次いで「Instagram」が72.5%、「Facebook」が35.0%という結果でした。主な利用目的としては、「ニュース・時事情報の収集」が66.0%で最も多く、次いで「トレンドや話題のチェック」が55.4%、「趣味・関心分野の情報収集」が55.2%と続きます。SNSが単なる娯楽に留まらず、社会の動向を把握し、生活に役立てるための重要なツールとなっていることがうかがえます。

SNSの利用状況と主な目的

SNS依存の自覚とやめられない理由

回答者全体の64.0%がSNS依存を「ある派」と自覚していることが判明しました。特に「とてもある」と回答した人は13.9%に上ります。SNS利用をやめられない理由としては、「情報収集に必要だから」が46.1%で最多となり、「無意識に使ってしまう」が45.8%、「暇つぶしとして手軽だから」が45.3%と僅差で続きます。

SNS依存の自覚とやめられない理由

SNS利用で感じるリスク

SNS利用にリスクを感じている人は全体の81.6%を占め、「とても感じる」が19.1%、「感じる」が28.0%、「どちらかといえば感じる」が34.5%でした。具体的なリスクの内容としては、「個人情報の漏洩」が73.5%で最も多く、「炎上や誹謗中傷の被害」が43.5%、「誤情報に惑わされること」が43.2%が上位に挙げられました。

SNS利用で感じるリスク

年代別の依存とリスク実感

SNS依存の自覚は若年層ほど顕著で、20代では83.5%が「ある派」と回答し、30代が71.6%、40代が49.5%、50代が44.7%と続きました。同様に、SNS利用にリスクを感じる割合も20代が92.8%で最も高く、年代が上がるにつれて減少する傾向が見られました。

年代別の依存とリスク実感

SNS利用で意識していることと適切な利用方法

SNS利用で意識していることとして、「個人情報の公開範囲」が68.0%で最多、次いで「仕事に関する情報の扱い」が48.9%、「発言の誤解や炎上リスク」が42.3%でした。また、適切だと思うSNSの利用方法については、「個人情報の特定を防ぐ」が59.4%、「誹謗中傷をしない」が48.6%、「依存せず適度な距離を保つ」が47.9%が上位に挙がりました。

SNS利用で意識していることと適切な利用方法

自身のSNS利用が適切であると感じている人は80.9%と大多数を占めています。年代別では40代が87.4%で最も高く、次いで20代が86.5%でした。

SNSを適切に利用できているか

成人のSNS利用規制の必要性

成人のSNS利用に規制は必要だと感じる人は全体の66.8%に上り、過半数を占めました。規制が必要だと考える理由としては、「誹謗中傷や炎上を防ぐため」が58.1%で最多、次いで「誤情報拡散を抑制するため」が54.0%、「個人情報流出リスクが高い」が42.3%が挙げられています。この結果は、SNSが個人の問題だけでなく、社会全体で向き合うべき課題となっていることを示唆しています。

成人のSNS利用規制の必要性

調査まとめ

今回の調査から、SNSが情報収集の重要なツールとして社会に深く浸透している一方で、多くの社会人が依存を自覚し、個人情報漏洩や誹謗中傷などのリスクを感じていることが明らかになりました。特に若年層において、依存の自覚とリスク認識がより顕著です。

情報収集に不可欠であり、無意識のうちに利用してしまうという実態は、SNSが生活から切り離しにくい存在となっていることを物語っています。利便性の高さが依存を助長し、個人の意思だけでは利用をコントロールすることが難しい状況にあるのかもしれません。また、未成年だけでなく成人に対してもSNS利用の規制が必要だと考える人が約7割に達していることから、SNSの問題は社会全体で取り組むべき課題であると言えるでしょう。今後、SNSと適切に付き合い、その恩恵を享受していくためには、利用制限に留まらない多角的なアプローチが求められると考えられます。

本調査の詳細については、JobQ Townにて閲覧可能です。ぜひご参照ください。

また、Job総研では、はたらく社会人の意識や行動に関する様々な調査を実施しています。

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(参考情報)