大分県中津市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

大分県中津市と「おいくら」が連携、不要品リユースで循環型社会を推進

大分県中津市と株式会社マーケットエンタープライズは、地域社会の課題解決を目指し、不要品リユース事業に関する協定を締結しました。この連携は2026年5月12日より開始され、マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を活用することで、中津市の廃棄物削減と循環型社会の形成を促進します。

おいくら?

背景と経緯

中津市ではこれまで、SDGs達成に向けた取り組みとして不要品の譲渡情報掲載やリサイクルフリーマーケットの実施を行ってきました。しかし、ごみ処理費用の増加、市民の高齢化に伴う粗大ごみ搬出の困難さ、そして廃棄される不要品の中に再利用可能なものが多く含まれていることが課題となっていました。こうした状況を受け、リユース活動の周知・啓発の必要性を感じ、新たなリユース施策の導入を検討していました。

一方、マーケットエンタープライズは「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、リユース事業を展開しています。「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会としての活動を通じて、SDGsへの取り組みに注力してきました。このような背景のもと、マーケットエンタープライズが中津市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という両者のニーズが合致し、今回の連携が実現しました。

リユースプラットフォーム「おいくら」とは

「おいくら」は、マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通じて査定依頼をすると、全国の加盟リユースショップに一括で査定依頼が行われます。利用者は、提示された買取価格、日時、買取方法、口コミなどを比較し、最適な売却先を選ぶことができます。一度の依頼で複数の査定結果をまとめて比較・売却できる手軽さが好評で、2026年2月末日時点で約168万人の方に利用されています。

ウェブサイト:https://oikura.jp/

中津市の課題と「おいくら」による解決策

中津市では、粗大ごみの有料戸別収集を実施していますが、大型品や重量のあるごみは市民が自宅の外へ運び出す必要がありました。「おいくら」では、希望に応じて自宅内まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能です。これにより、大型品や重量のある不要品も容易に売却できるようになります。

また、冷蔵庫や洗濯機といった家電リサイクル法対象製品も、まだ使用できる状態であれば買取の対象となる可能性があります。「おいくら」を通じて買取を依頼すれば、最短で当日の不要品売却・受け渡しが実現します。このサービスは市民の利用はもちろん、中津市の費用負担もありません。

今後の展望

2026年5月12日より、中津市ホームページ内(https://www.city-nakatsu.jp/doc/2022102000014/)に「おいくら」の情報が掲載され、不要品の一括査定申し込みが直接可能となります。

中津市と「おいくら」の連携により、二次流通のさらなる活性化を通じた循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が期待されます。また、自治体のごみ処理量や処理コストの削減にも貢献することでしょう。本取り組みを通じて、売却という手軽なリユース手段が市民に広く認知されれば、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様な不要品処分ニーズに対応できるようになります。これにより、市民のリユースに対する意識が変化し、循環型社会形成の促進につながると考えられます。この官民一体の取り組みは、循環型社会の形成に向けた社会的・経済的側面の双方の課題解決を目指していきます。

大分県中津市について

中津市は大分県の北西端に位置し、福岡県と山国川を挟んで接しています。JR日豊本線や東九州自動車道、中津日田道路が交差する交通の要衝であり、北部九州の主要都市を結ぶ広域ネットワークの接点としての役割を担っています。

豊前中津藩の城下町として栄え、軍師・黒田官兵衛ゆかりの中津城や、近代日本の啓蒙思想家・福澤諭吉の旧居など、数多くの歴史的遺産が今も大切に保存されています。地勢面では、日本屈指の景勝地である「耶馬溪」を擁し、そのダイナミックな岩峰群と清流が織りなす自然美は日本遺産にも認定されています。

産業面では、広大な臨海工業地帯に自動車関連企業が集積し、北部九州を代表する製造業の拠点として強固な経済基盤を築いています。一方で、全国的な知名度を誇る「中津からあげ」や特産の「ハモ」など、豊かな食文化も大きな魅力です。重層的な歴史文化と先進の産業、雄大な自然景観が調和を保ちながら、着実な発展を続ける拠点都市となっています。

ウェブサイト:https://www.city-nakatsu.jp/

株式会社マーケットエンタープライズについて

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を主軸に、モバイル通信事業や情報メディア運営など複数の事業を展開しています。「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場し、現在はスタンダード市場に上場しています。

ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具輸出などで事業を拡大しており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ940万人を達成しました。中津市への「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で322にのぼります。

「おいくら」自治体向けウェブサイト:https://oikura.jp/lg/
マーケットエンタープライズウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/