レポート公開の背景
近年、日本の50歳以上人口は全体の半数を超え、ミドルシニア層のデジタルメディア接触が急速に拡大しています。総務省の調査によると、60代のYouTube利用率は76%に達しており、YouTubeがもはや若年層だけのメディアではないことが示されています。しかし、企業の動画マーケティングやインフルエンサー施策では、依然として若年層中心の設計が多く、ミドルシニア層への理解が十分とは言えませんでした。このような背景から、エビリーは電通と協力し、ミドルシニア層の視聴実態とコンテンツ受容の構造を明らかにすることを目指しました。
調査結果サマリー
この調査から、ミドルシニア層がYouTubeに対して抱く「5つの視聴価値」や、購買行動につながるコメント傾向など、多岐にわたる重要な知見が得られました。
1. YouTubeは「若者向けメディア」ではない
従来の「YouTubeは若者が視聴するもの」という概念とは異なり、45歳以上のミドルシニア層もYouTubeに深く関与していることが判明しました。視聴者の70%以上が45歳以上を占める登録者5万人以上のチャンネルは、1,835件にも上り、ミドルシニア層がYouTube上で強固な視聴者基盤を形成していることが明らかになりました。

2. ミドルシニアは目的意識を持ってYouTubeを視聴している
ミドルシニア層に支持されるコンテンツは、以下の5つの視聴価値に整理されました。これらの価値は、「今の自分に役立つか」「人生をより良くできるか」という視点でコンテンツが選ばれていることを示唆しています。
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ピラー1:スキルの向上と自己実現
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ピラー2:セカンドライフと疑似体験
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ピラー3:共感でつながるデジタル居間
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ピラー4:健康と資産
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ピラー5:知的探究と文化交流

3. 好まれるカテゴリーは若年層と大きく異なる
ミドルシニア層では、「健康・フィットネス」「金融・投資」「料理・グルメ」「教育・レッスン」「社会・ニュース解説」など、実生活や自己実現に結びつくカテゴリーへの関心が高い傾向が見られました。一方、若年層では「ゲーム実況」「音楽・アーティスト」「ASMR」といった娯楽カテゴリーへの関心が高く、視聴目的の違いが明確に表れています。

4. コメント欄が信頼形成と行動喚起の場になっている
ミドルシニア層のコメントには、丁寧さ、自身の経験共有、学習意欲、前向きな感情表現が多く見られました。「勉強になります」「懐かしいですね」「今度やってみたい」といった表現がコメントの30〜60%に含まれており、動画視聴後の高い関与度が確認されています。コメント欄は、単なる感想投稿の場ではなく、学びや共感、信頼が生まれるコミュニティとして機能していると考えられます。
5. 男女で刺さるテーマにも違いがある
男性視聴者は「自動車・バイク」「DIY・ハンドメイド」「社会・ニュース解説」「昭和レトロ・歴史」などに強い関心を示し、女性視聴者は「美容・ファッション」「日常・ライフスタイル」「健康・フィットネス」などへの関心が高い傾向が見られました。特に「健康・フィットネス」は男女双方から広く支持されており、ミドルシニア向けコミュニケーション設計において有効な接点カテゴリーであると示唆されています。
調査レポートでわかること
この調査レポートでは、以下の点について詳しく解説されています。
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45歳以上のミドルシニア層がYouTubeで何を見ているのか
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若年層との違いから見える、ミドルシニア特有の視聴動機
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45歳以上に支持されやすい「5つのコンテンツ戦略」
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男女差から読み解く、訴求テーマ設計のヒント
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コメント分析から見えた、信頼醸成と購買行動につながるキーワード
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ミドルシニア向け施策におけるYouTube活用の可能性
本調査レポートの全文は、以下より無料でダウンロードいただけます。
調査概要
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調査データ:kamui tracker(2025年7月時点)
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対象:視聴者に占める45歳以上の割合が70%以上、登録者数5万人以上、エンゲージメント数(いいねとコメントの合計)500以上、タイアップ件数1件以上
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サンプル数:309チャンネル
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調査実施:株式会社エビリー
YouTubeデータ分析ツール「kamui tracker」について
「kamui tracker」は、国内最大級のYouTubeデータを保有する分析ツールです。チャンネルや動画の視聴回数、登録者数、エンゲージメント率などの基本的な指標に加え、競合チャンネルの動向分析、トレンド動画の把握、効果的なタイアップクリエイターの選定など、YouTubeチャンネル運用に必要なデータを網羅的に提供します。これにより、データに基づいた客観的な意思決定を可能にし、チャンネルの成長を加速させます。
参照情報
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総務省統計局2026年3月19日公表:人口推計 2026年(令和8年)3月1日(概算値): https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202603.pdf
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総務省2025年6月27日発表:令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書: https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000125.html
株式会社エビリーについて
株式会社エビリーは、SaaS事業としてクラウド型動画配信システム『millvi』、クラウド型動画配信プラットフォーム『millviポータル』、YouTubeデータ分析ツール『kamui tracker』を提供しています。また、Solution事業としてYouTubeチャンネルの運用サービスやインフルエンサーマーケティング、各種動画制作なども手掛けています。
