背景と課題
パブリックテクノロジーズは、全国の自治体と連携し、交通空白地域における住民の移動手段確保のため、AI配車技術を活用した公共ライドシェアやオンデマンド交通の導入支援を行ってきました。石川県小松市、茨城県行方市、千葉県香取市、三重県名張市、長野県北佐久郡御代田町、鹿児島県大島郡宇検村など、複数の自治体で運行を支援しています。
しかし、自治体の現場からは、以下のような課題が挙げられていました。
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アプリのダウンロード障壁: 高齢者を中心に、新しいアプリのインストールが難しいという声がありました。
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利用率の伸び悩み: サービスの認知度はあるものの、予約手段の煩雑さから実際の利用に至らないケースが見られました。
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デジタルデバイド: スマートフォンを所持していても、LINEのみを利用している層が一定数存在しています。
国内のLINE月間アクティブユーザー数は1億人を超え、高齢者層においても高い普及率を誇ります(LINEヤフー株式会社 プレスリリース「LINE、国内月間利用者数が1億ユーザーを突破」(2026年1月)より)。この状況を踏まえ、住民にとって最も身近なコミュニケーション手段であるLINEを予約チャネルとして活用することで、これらの課題を解決できると考えられました。
LINE連携による利便性
本機能は、アプリの追加インストールが不要で、利用者がスムーズに使い始められるように設計されています。
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専用アプリ不要、LINEだけで完結: LINE公式アカウントを友だち追加するだけで予約画面が起動します。App StoreやGoogle Playからの新規ダウンロードは不要です。
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直感的な予約フロー: 乗車地、降車地、日時、人数の4ステップで予約が完了します。地図上の停留所選択やカレンダーUIなど、誰でも迷わず操作できるインターフェースが提供されます。
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SMS認証による安全な本人確認: 初回利用時のみ、電話番号によるSMS認証が実施されます。LINEアカウントと利用者情報を安全に紐付け、なりすまし予約を防止しつつ、2回目以降はスムーズに予約できます。
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既存の運行体制との両立: LINE経由の予約も、専用アプリやコールセンター経由の予約も、同一のAI配車エンジンで一元管理されます。自治体やドライバー側の運用フローに変更はありません。

今後の展望
公共ライドシェアにおいては、LINE連携に加え、配車確定・リマインド等のLINEメッセージ通知機能や、多言語対応など、住民接点の拡充が継続的に進められます。また、AI配車エンジンの精度向上により、乗り合い効率の最大化と住民の待ち時間短縮を両立させ、持続可能な地域交通モデルの確立を目指していくとのことです。
「パブテクAI配車」について
「パブテクAI配車」は、パブリックテクノロジーズが開発・提供する自治体向けAI配車基盤です。利用者の予約に合わせて最適な車両・経路・乗合いを自動計算し、ドアツードア運行や路線不定期便の予約までを一つの基盤で柔軟に運用できます。アプリ・LINE・コールセンターの複数チャネルに対応し、配車管理のDXを実現します。
株式会社パブリックテクノロジーズについて
パブリックテクノロジーズ(PUBLIC Technologies, Inc.)は、「Japanese Dynamism ―地域から世界へ、日本を躍動させる」をビジョンに掲げ、地域の暮らし・行政・産業の現場にテクノロジーを実装するスタートアップです。
地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」(https://pubtech.jp/)をはじめ、行政業務に特化したデータベースとプロンプトレスAIを提供する「パブテクAI行政」(https://ai-gov.pubtech.jp/)、地域企業の現場に入り込み、AIソリューションの実装・定着まで伴走する「パブテクAIビジネス」(https://ai-biz.pubtech.jp/)などを展開しています。
「POWER THE COUNTRY」のスローガンのもと、地域を想い、技術で応える挑戦を続けています。
会社概要
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社名: 株式会社パブリックテクノロジーズ
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事業内容: 地域を起点としたDX/AIソリューション事業の開発・提供
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代表者: 代表取締役社長 CEO 青木大和
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所在地: 東京都中央区日本橋本町3-8-4 日本橋ライフサイエンスビルディング4 9F
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資本金: 100,000,000円
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設立: 2020年5月
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お問い合わせフォーム: https://www.public-technologies.com/contact
関連リンク
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LINEヤフー株式会社 プレスリリース「LINE、国内月間利用者数が1億ユーザーを突破」(2026年1月)
