あだん堂、2026年度に「“つくる”から“つながる”へ」新たな挑戦を掲げる

これまでのあだん堂の活動

あだん堂は、2020年頃から「ひらく、ころがる、つなぐ」をコンセプトに、同人誌や書籍の編集を軸に活動してきました。作品を通じて人と人、人と物語が繋がり、作家自身が予期しなかった場所へと物語が展開していく喜びを体験してもらえるよう、作品制作のサポートを行っています。

活動の過程では、作品をきっかけに多くの出会いが生まれ、イベントやコミュニティの場で作品を超えて人と人が直接つながる瞬間が数多く見られました。これらの経験は、あだん堂が同人誌編集者として長年活動してきたことの誇りの一つとなっています。

あだん堂ロゴマーク変更とロゴタイプ変更のお知らせ

同人誌即売会でのブースの様子

あだん堂の制作実績

作品制作実績の詳細は、こちらで確認できます。

編集という仕事について、改めて考えたこと

これまでの経験を通じて、編集という仕事の本質は、読者と作品の出会いだけでなく、その先にある作家という「人」とのつながりにあると考えるようになりました。編集は、人と人の間の距離を縮め、新たな出会いを創造する手助けをするものかもしれません。

イベント会場のブースで商品を見る人々

『gehn/ハイファンタジー物語画集ORACLE』は重版出来を記録し、累計25万回再生を超える「ゆる民俗学ラジオ×ORACLEコラボ」や重版出来記念の「【ORACLEコラボ】ゆる民、はじめての生配信【振り返り雑談&創作語りSP】」が開催されました。公式noteではマネージャー日誌も公開されており、書籍はAmazonで購入できます。

Amazon Kindle売れ筋ランキングの様子

また、大人気SF巨編「混沌の惑星シリーズ」の公式WEBサイト公式Xも開設されています。シリーズ第二作目『彷徨える者たち』はAmazonで購入可能です。

具体的な取り組み

孤立を生まないための本づくり

「人と人をつなぐ」という思想を象徴する取り組みの一つとして、2026年5月20日に書籍『難聴児のきこえを育てる』の発売が予定されています。この本は、「子どもの耳が聞こえないかもしれない」と診断された保護者が、最初に知るべき情報や子育ての進め方を体系的にまとめたものです。

日本では、難聴児の子育てに関する情報が専門分野ごとに分断されており、保護者が適切な情報にたどり着くことが難しい状況がありました。特に診断直後の不安や混乱の中で、情報を理解することは容易ではありません。本書は、専門家の知見と実践的な子育てスキルを統合し、「お子さんの耳が聞こえないかもしれないと言われたら最初に読む本」として機能することを目指しています。

約2年の制作期間を経て、研究者、臨床家、当事者の立場を横断した内容で構築されており、家庭で実践できる具体的な方法を中心に構成されています。保護者が孤立することなく、安心して子育てに向き合えるよう支えることを目指し、「家族に難聴があっても、けっして人は独り(孤独)ではない」と思えるきっかけとなることを願っています。あだん堂は本書を通じて、情報の分断を乗り越え、「人と人」「人の知識と実践」をつなぐ関係性の編集を支援していきたいと考えています。

難聴児のきこえを育てる書籍表紙

難聴児のきこえを育てる書籍詳細

書籍の予約はこちらから行えます。発売経緯の詳細はnote記事「【5/20新刊】先生の意志を引き継いだ新刊が出ます【書籍発売のお知らせ】」でご覧いただけます。

広がる編集領域:書店「ガスパール」との取り組み

あだん堂は現在、書店「ガスパール」の取り組みに携わっています。ガスパールは、幻想文学やサイエンスフィクション(SF)をコアエッセンスに、想像力を刺激する小説やアートブック、資料性の高い書籍を選書する書店です。この書店は、単に本を販売するだけでなく、「創造的な体験」を提供する場であることに魅力を感じます。

書店名「ガスパール」はフランス語で「宝をもたらす者」「幸運をもたらす者」という意味を持ち、訪れた人にとっての“宝”となる一冊や、“偶然の出会い”を届けたいという願いが込められています。あだん堂はこの思想に共鳴し、本を起点とした「出会いの設計」という観点から書店作りを支援しています。

本を手に取ることは、誰かの思考や価値観と出会うことであり、本をきっかけにコミュニケーションや共感が生まれることで、新たな関係が生まれることもあります。ガスパールが目指す『書籍・文具・展示といった複合的な体験を通じた「ブックカルチャーハブ」の形成』は、人と人がゆるやかにつながる場をつくる試みであり、あだん堂がこれまで作品を通じて行ってきた編集の延長線上にある、新たな挑戦です。

書店ガスパールについて

書店ガスパールの公式WEBサイト公式Xも公開されています。

2026年度のテーマ「人と人をつなぐ」

これらの活動の流れの中で、あだん堂は2026年度のテーマに「人と人をつなぐ」ことを掲げました。これまで主軸としてきた「物語をつくること」から、「関係が生まれるきっかけをつくること」へと活動の焦点を広げていきます。完成されたものを届けるだけでなく、人と人が出会い、言葉を交わし、関係がゆっくりと育まれていくプロセスそのものを支える活動にも積極的に挑戦していく考えです。

イベントで交流する人々

和やかな雰囲気で食事をする人々

ゆる民俗学ラジオの「八丈島における猫の民話を集めた本、すごすぎる」や、イベント『八丈島の猫学のつどい』の詳細はnote記事「【開催報告】2月22日「八丈島の猫学のつどい」無事終了しましたよレポート!」で確認できます。

“場”の編集という新たな挑戦

今後は、テキストや出版物に限らず、人が自然に交わる環境そのものにも視野を広げていきたいと考えています。同人誌即売会などの場に自ら出店者として参加するだけでなく、人が自然に集まり会話が生まれ、関係がほどけていくような「場」の設計にも取り組んでいきます。偶然の会話から小さな共感が生まれ、ゆるやかなつながりが新しい関係性や物語を生むような「場」を作ることが目標です。

このような素敵な出来事が、特別な日だけでなく日常の中で生まれる状態をつくることを目指しています。

ポッドキャスト収録のような雰囲気の4人

これから目指す未来

あだん堂が目指すのは、「つながり」が特別なものではない世界です。誰かが誰かと出会い、その出会いによって人生が少しだけ嬉しくなる、そんな瞬間が当たり前に生まれる環境を創造していきたいと考えています。編集という仕事を通じて、人々の世界を広く開き、知らない世界や人、物語とつながることで、自身が予想もしなかった遠い場所へと展開していく面白さを知りました。今後はこの面白さを胸に、書籍の世界を飛び出し、新たな挑戦をしていきます。

美しい海と島

これからのあだん堂について

あだん堂はこれからも、「ひらく、ころがる、つなぐ」というコンセプトのもと、人と人の間に新しい「ちょっと素敵」な関係が生まれるきっかけづくりを続けていきます。書籍編集者として、そして新たなチャレンジをしていくあだん堂の活動に、どうぞご期待ください。

あだん堂
ゆき 拝
2026年4月1日

あだん堂リンク集

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あだん堂について

2020年に八丈島関連グッズや社会人サークル「万年筆文芸部」関連グッズを販売する趣味のサークル活動として始まったあだん堂は、あるクリエイターからの「同人誌の編集をしてほしい」という依頼をきっかけに、「仕事としての同人誌編集」をスタートしました。前例のない仕事に戸惑いながらも、多くのクリエイターや関係者の支援により成長し、今日に至っています。