現代広報PRの課題と生成AIの可能性
現代の広報PR担当者は、かつてないほど多岐にわたる業務に追われています。従来のプレスリリース作成やメディア対応に加え、SNSでの情報発信、オウンドメディアの記事執筆、動画コンテンツ制作、インフルエンサー連携、危機管理、社内広報、採用広報、IRなど、その守備範囲は大きく広がりました。少人数の組織では、一人の担当者がこれらすべてを兼任することも珍しくなく、限られたリソースで業務をこなすことは多くの担当者にとって切実な悩みとなっています。
また、情報発信のスピードも非常に重要です。SNSでは即座の反応が求められ、ニュースサイトは常に更新され、トレンドは瞬く間に移り変わります。このような状況下で、「じっくり時間をかけて良いものを作る」という従来のアプローチだけでは対応しきれない時代が訪れています。
2022年11月に登場したChatGPTをはじめとする生成AIは、ビジネスの世界に大きな変革をもたらしました。生成AIを実務で使いこなせるかどうかで、生産性やアウトプットの質に大きな差が生まれており、この傾向は広報PRの世界においても例外ではありません。今後、生成AIの活用はさらに浸透していくことでしょう。
本書が提供する実践的な活用法
本書は、広報PRに携わるすべての方々が、生成AIを強力なサポーターとして活用できるよう、実践的な方法を解説しています。難しい技術的な説明は最小限に抑え、明日からすぐに使える具体的なプロンプトやノウハウに焦点を当てています。
「AIは道具であり、使うのは人間である」というモットーのもと、広報PR実務の質を向上させるための秘訣が凝縮されています。本書を読むことで、日々の業務がより効率的に、より創造的に、そしてより楽しくなることを願っています。

書籍概要
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タイトル: 生成AI×広報PRの教科書
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著 者: 谷村 光二
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発 売 日: 2026年3月30日(月)
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価 格: 2,090円(税込)
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出 版 社: 株式会社日本能率協会マネジメントセンター
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頁 数: 208ページ
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判 型: A5
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ISBN: 9784800594150
目次
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はじめに――なぜ今「生成AI×広報PR」なのか?
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第1章 広報PRを劇的に変える生成AIという革命
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第2章 広報PR実務に活きる、生成AIの基本スキル
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第3章 SNS・オウンドメディア・コンテンツ発信×生成AI――「見つけてもらう」「読みたくなる」発信力の強化
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第4章 AIにおすすめしてもらうためのLLMOを意識した広報PR――PESOモデルからAIを入口としたニューモデルの時代
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第5章 生成AIと向き合う思考法による戦略的広報――「広報の本質」をAIと再定義する
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第6章 広報パーソンがAIと歩むこれから――自分らしい発信・働き方をつくるために
著者プロフィール
谷村 光二(やむら こうじ)
株式会社プロペラプロジェクトラボ 代表取締役。早稲田大学卒業後、PR会社に入社し、2016年にPR会社「株式会社プロペラプロジェクトラボ」を設立されました。広報PR歴は23年に及び、編集プロダクション機能も持つ同社では、著者自身もライターとしてWebメディアや企業のオウンドメディアで執筆活動を行っています。近年は、支援先の上場企業やベンチャー企業の広報PR業務に生成AIを導入し、効率化や業務改善、経営課題解決に取り組まれており、その知見を企業向けの生成AI研修や文章制作支援で広めています。また、広報PRコミュニティの勉強会で講師を務め、自身が運営するライターコミュニティ「ライポタ」では「生成AIで書く力を育てる」取り組みを展開されています。
