スマートフォンで描いたデザインが本物の有田焼に!「第1回 いろえデザインアワード」開催

スマートフォンで有田焼をデザイン!「第1回 いろえデザインアワード」開催

伝統工芸である伊万里・有田焼の世界に、デジタル技術を通じて手軽に触れることができる「第1回 いろえデザインアワード」が開催されます。スマートフォン向け絵付けアプリ「いろえ」で描かれたデザインが、伝統工芸士の手によって本物の有田焼として生まれ変わる、ユニークな取り組みです。

いろえデザインアワード

デジタルから伝統工芸へ繋がる新たな試み

このアワードは、有田焼の色や文様に関する長年の研究を、デジタル技術でより多くの人々へ開く初めての試みとして実施されます。参加者は、絵付けアプリ「いろえ」を使い、有田焼の伝統的な文様スタンプや色を活用して作品を制作します。

制作されたデジタル作品の中から選ばれたものは、伝統工芸士が実際に器として製作し、有田陶器市期間中(4月29日〜5月5日)に展示・発表される予定です。経験や年齢を問わず、誰でも有田焼の魅力に触れることができる、素晴らしい機会となるでしょう。

絵付け体験アプリ「いろえ」とは

「いろえ」は、伊万里・有田焼の伝統美とデジタルならではの手軽さを融合させた絵付け体験アプリです。真っ白な素地の器をキャンバスに見立て、自分だけのオリジナルデザインを描き込めます。釉薬(ゆうやく)の独特な光沢や、筆運びによる色の濃淡がリアルに再現されており、まるで本物の工房で職人体験をしているかのような没入感を味わえます。

2025年10月にリリースされた「いろえ2」では、佐賀県のふるさと納税返礼品として、アプリで制作した作品が手元に届くサービスも提供されています。

いろえ2アプリと完成イメージ

進化した「いろえ2」の表現力とリアリティ

「いろえ2」では、より本格的な「職人気分」を味わえる機能が拡充されました。

  • 質感と光沢の強化: グラフィック性能が向上し、陶器特有の「ツヤ」や「照り」がより美しく表現されています。光の当たり方で表情を変える作品は、デジタルアートの域を超えたリアリティを感じさせます。

  • 器のバリエーション: マグカップと平皿に絵付けができるようになり、形状に合わせた構図を考える楽しみが広がりました。

  • ブラシエンジンの改良: 佐賀県陶磁文化館が収蔵する文様スタンプに加え、線描き筆やだみ筆での絵付けも可能になりました。

  • ギャラリー機能の充実: 完成した作品を仮想の展示スペースに並べることができ、コレクションを眺める達成感を味わえます。

  • 伝統工芸士の技術で再現: 佐賀県のふるさと納税返礼品として届く作品は、伝統工芸士が丁寧に絵付けを行い、アプリのデザインを再現します。その技術と風合いを直接楽しむことができます。

いろえアプリのインターフェース

「いろえ」はこんな方におすすめ

  • 伝統文化に興味がある方:敷居が高いと感じがちな陶芸の世界を、まずはデジタルで手軽に体験したい方に最適です。

  • クリエイティブな趣味を探している方:絵心がなくても、和のモチーフを配置するだけで「様になる」のがこのアプリの魅力です。

第1回いろえデザインアワード 応募要項

応募テーマ

「わたしのこだわりマグカップ」

応募作品について

  • 絵付けアプリ「いろえ2」を使用して制作したデジタル作品であること。

  • 実際の器への製作を想定したデザインであること。(完成形を厳密に描く必要はなく、発想や表現が重視されます。)

制作方法

  • 下絵付け・上絵付けを体験できます。

  • 筆描画と伝統文様スタンプを合わせて、合計3つまで配置可能です。

  • 下絵付けでは、最低1つの筆描画または伝統文様スタンプを配置できます。

  • 作品完成後は、色やデザインの変更はできません。

応募時の注意事項(デジタル制作に関する注意)

  • 器のかたちを選ぶ: 作品制作時は、器の形状としてマグカップを選択してください。平皿は審査対象外です。

  • 筆ツール: 下絵では「線描き筆」「だみ筆」が、上絵では「線描き筆」が使用できます。

  • 文様スタンプ: 佐賀県立九州陶磁文化館の収蔵品から抽出された文様をスタンプとして使用できます。スタンプは選択後、位置の移動や拡大・縮小が可能です。

応募点数

1人につき最大3点まで応募可能です。複数応募する場合は、1作品ごとに応募してください。同一応募者の受賞は1作品までとなる場合があります。

募集対象・応募資格

年齢・国籍不問(日本国内在住の方に限る)。未成年者は保護者の同意の上で応募してください。

応募締切

2026年3月31日(火)23:59まで

審査・賞

  • 大賞:1点

  • 優秀賞:2点

  • 入賞:10点

応募締切後、実行委員会にて審査が行われます。選ばれた作品は、伝統工芸士の手により実際のマグカップとして製作されます。制作にあたっては、サイズ等が主催者側で微調整される場合があります。大賞・優秀賞にはマグカップと記念品が贈られます。入賞作品はデザインのみの展示となります。

受賞の発表

2026年4月3日(金)予定

受賞作品の展示

有田陶器市開催期間中 2026年4月29日(水)〜5月5日(火・祝)に展示されます。展示詳細はウェブサイトで発表され、会場では作品タイトル、作者名(本名またはニックネーム)、作品コメントが掲出される予定です。

実際のカップ制作に関する注意事項

  • 伝統工芸士が一点一点手描きで絵付けを行います。

  • 文字や細い線、あいまいな線は、画面表示と仕上がりが異なる場合があります。

  • 色味や形、バランスの調整が行われることがあります。

スケジュール(予定)

  • 応募受付開始:2026年3月初旬

  • 応募締切:2026年3月31日(火)23:59まで

  • 審査:2026年4月2日(木)予定

  • 受賞発表:2026年4月3日(金)予定

  • 受賞展示:2026年4月29日(水)〜5月5日(火・祝)

権利・注意事項

応募作品は未発表のオリジナル作品に限ります。応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、主催者は広報・展示・記録等の目的に限り、無償で使用できるものとします。公序良俗に反する内容、第三者の権利を侵害する作品は審査対象外となります。応募料は無料ですが、応募に伴う一切の費用は応募者の負担です。受賞作品は継続的に展示される可能性があります。

個人情報の取り扱い

申込時にお預かりした個人情報は、本事業以外では使用されません。参加登録をもって、個人情報のご提供に同意いただいたものといたします。

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