三菱ケミカルとポエティック・キュリオシティ、ミラノデザインウィーク2026に初共同出展「Curious Matters」

三菱ケミカル + ポエティック・キュリオシティ、ミラノデザインウィーク2026に初共同出展

Curious Matters

総合化学メーカーの三菱ケミカル株式会社と、気鋭のデザインスタジオPOETIC CURIOSITY(ポエティック・キュリオシティ)は、2026年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2026」において、初の共同展示「Curious Matters(キュリアス・マター)」を開催します。

本展は、リッタ宮のMoscaPartners Variationsプログラムの一環として行われます。三菱ケミカルにとっては初のミラノデザインウィーク出展となり、ポエティック・キュリオシティは若手デザイナーの登竜門として知られる「SaloneSatellite 2024」以来、2度目の出展です。

この展示では、三菱ケミカルが開発した3つの先進素材、「DURABIO™(植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック)」、 「構造色フィルム」、「再生利用可能なポリエチレン」に焦点を当て、それらが持つ新たな可能性が提示されます。ポエティック・キュリオシティは、これらの素材を探求し具現化するインスタレーションを通じて、喚起的で感覚的な現象を明らかにし、新たな好奇心を呼び起こし、新しい価値を創造することを目指しています。

展示コンセプト「Curious Matters(キュリアス・マター)」

水滴

本展のコンセプト「Curious Matters」は、三菱ケミカルの先進素材が持つ、まだ見ぬ可能性を探求する取り組みです。既存の用途や機能の延長線上ではなく、素材が持つ特徴の観察やプロトタイピングを通じて、新しい価値や用途が探られています。

宇宙の大半を占めながら姿を持たない物質「ダーク・マター」(暗黒物質)の発見は、私たちが世界を見る枠組みを揺るがし、未知への感受性をもたらしてきました。本展では、三菱ケミカルの多様な可能性を秘めた先進素材を、「Curious Matters」(好奇心を呼び起こす物質 = 好奇心物質)として再解釈しています。

このプロジェクトでは、素材研究者とデザイナーが対話と実験を重ねることで、素材の新しい価値や可能性を探求してきました。技術と感性が交差するこのプロセスから、素材の未来を再定義する手がかりが提示されることでしょう。

開催概要

  • 展覧会名: Curious Matters

  • 出展社名: POETIC CURIOSITY + MITSUBISHI CHEMICAL CORPORATION

  • 会期: 2026年4月21日(火) – 4月26日(日)

  • 開場時間: 4月21日~25日 10:00 – 20:00(最終入場19:00)、26日 10:00 – 18:00(最終入場17:00)

  • 会場: MoscaPartners Variations, Palazzo Litta, Corso Magenta 24, Milano, ITAL

Palazzo Litta

  • 主催: 三菱ケミカル株式会社、POETIC CURIOSITY(ポエティック・キュリオシティ)

  • ポリエチレン素材協賛: 日本ポリエチレン株式会社

  • 3Dプリント技術協賛: 株式会社昭栄美術

主催者コメント&素材紹介

MITSUBISHI CHEMICAL GROUP

三菱ケミカル株式会社は、今回の出展に向けて、「これまで培ってきた技術や材料には、まだ語られていない潜在的価値がある」とコメントしています。「詩的好奇心」を体現するポエティック・キュリオシティの柔軟な感性と共に、その魅力を発掘する探求に挑み、素材に新たな意味を与え、未知の価値を切り拓く「材料再発見」をここから始動するとのことです。

同社は1933年の創業以来、多様な素材を提供する総合化学メーカーとして、「革新的なソリューションで、人、社会、そして地球の心地よさが続いていくKAITEKIの実現をリードする」というパーパスのもと、社会課題に最適なソリューションを提供し続け、「素材の力でお客様を感動させるグリーン・スペシャリティ企業」を目指しています。

題材とする素材について

  • DURABIO™
    黒い光沢のある素材
    植物由来のイソソルバイドが主原料のバイオエンジニアリングプラスチックです。従来のポリカーボネート樹脂と比較して、高い透明性、優れた光学特性といった特長に加え、耐候性や耐久性にも優れています。バランスの取れた物性と高意匠性により、無塗装化・コーティングレス化を通じた環境負荷の低減にも貢献します。
    詳細については、三菱ケミカルのウェブサイトをご覧ください。

  • 構造色フィルム
    玉虫色のグラデーション
    微細構造による光の干渉から生まれる発色で、独特の美しさと高い意匠性をもたらす低環境負荷の新素材です。
    詳細については、MCCアドバンスドマテリアルズのウェブサイトをご覧ください。

  • 3Dプリンタ造形向けポリエチレン
    半透明のプラスチック製トレイ
    収縮や反りを抑え、造形性に優れたポリエチレン材料です。リサイクル性も備え、繰り返し造形が可能です。
    詳細については、日本ポリエチレンのウェブサイトをご覧ください。

POETIC CURIOSITY(ポエティック・キュリオシティ)

POETIC CURIOSITYの共同主宰者

ポエティック・キュリオシティは、出展に向けて「スペックや価格の競争ではなく、人々にとって新しい価値や経験をいかに提供できるかという視点が、素材の進歩には不可欠である」と述べています。様々な先進素材を手がける三菱ケミカルの素材研究者やデザインチームと共同で探求できることを光栄に感じているとのことです。

「詩的好奇心」をテーマに掲げるデザインスタジオで、青沼優介氏と三好賢聖氏によって2020年に結成され、東京を拠点に活動しています。詩的な想像に形を与えるようなデザインとものづくりを追求し、デザインR&D、リサーチ、実験といった試行錯誤から生まれる発見を大切に、幅広いジャンルのデザインを手がけています。SaloneSatellite 2024やalter.tokyo 2025など、これまでに多くの展覧会に出展しています。

詳細については、POETIC CURIOSITYのウェブサイトをご覧ください。

MoscaPartners Variations(リッタ宮)

MoscaPartners Variationsは、カテリーナ・モスカ氏とヴァレリオ・カステッリ氏が2011年に設立したMoscaPartnersが主催する展覧会です。ミラノデザインウィーク2026期間中にリッタ宮で開催され、今年のテーマは「Metamorphosis:変容」です。本展は、変革、変化、適応を探求し、実験的アプローチ、新素材の開発、現代技術による変容に焦点を当てています。

デザイン界の課題は、現代のシナリオを解釈しつつ未来像を構想することにあるとされており、人間のニーズと要求が主要な基準点である一方、地球と資源との関係性を検証することも同様に重要視されています。生活のあらゆる側面と環境との関わり方に、好循環的な結びつきを創出することが目的とされています。メイン中庭では、パリを拠点とするレバノン出身の建築家リナ・ゴットメ氏によるサイトスペシフィック・インスタレーション『Neranirogisus in Motion』が、展示全体の舞台装置的かつ概念的な中心を成します。

詳細については、MoscaPartnersのウェブサイトをご覧ください。

協賛企業のご紹介

  • 株式会社 昭栄美術
    SHOEIロゴ
    展示会・イベントの企画からデザイン・設計・製作・施工・運営までワンストップで提供する総合ディスプレイ企業です。ISO20121取得など環境・社会配慮のサステナビリティにも取り組み、豊富な実績と高品質な空間づくりを提供しています。
    詳細については、昭栄美術のウェブサイトをご覧ください。

  • 日本ポリエチレン株式会社
    日本ポリエチレンロゴ
    ポリエチレンを製造・販売する国内最大のポリエチレンメーカーです。長年培ってきた技術力を活かし研究開発を推進するとともに、全国の生産・販売拠点を通じて高品質製品の安定供給に取り組んでいます。
    詳細については、日本ポリエチレンのウェブサイトをご覧ください。