取り組みの背景にある課題
山梨県は、食を通じた観光収益の向上と経済活性化を目指す「グルマン・エコノミー」の実現を推進しています。県内には伝統野菜や有機野菜、地酒といった高品質な県産品が豊富に生産されています。しかし、小ロット生産が多いため市場流通に乗りにくく、県内料理人との接点も限られていました。
一方、料理人側も地域ならではの高品質で希少な食材を求めているものの、生産者情報にアクセスする仕組みが整っていないという課題を抱えていました。このような情報と流通の断絶が、県産食材の持つポテンシャルを十分に活かしきれていない現状を生み出していました。
本取り組みの目的は、この断絶を解消し、県産食材・県産酒の生産者と料理人を直接結びつけることで、新メニュー開発と県産品の需要拡大を促進し、県内経済の循環強化を図ることにあります。
マッチングシステムの概要と特徴
「やまなし美酒・美食マッチング」は、マッチングアプリによるデジタル接点の構築、専門コーディネーターによる商談支援、そしてリアルな商談会の開催を一体的に実施するシステムです。料理人のニーズを可視化し、最適な生産者との商談・メニュー化を支援します。
対象者:
-
山梨県内の料理人
-
山梨県内で希少・高品質な食材や酒類を生産する生産者
実施内容:
-
マッチングアプリの運用
-
専門コーディネーターによる伴走支援
-
商談会の開催(年2回)
「デジタル × 人的コーディネーション」による持続可能なマッチングシステム
このシステムは、単なる情報提供やシステムの提供に留まらず、マッチング後の商談から取引開始までをサポートするために、「デジタル基盤」と「専門コーディネーターの伴走支援」を組み合わせた、持続可能な運用がされています。
-
LINE連携アプリを通じたデジタル接点の創出と可視化
LINE連携アプリは、生産者と料理人の新たな接点を提供します。ユーザーは関心のある食材や料理人の記事を閲覧し、「いいね!」機能で興味関心をデジタルに可視化できます。運営側は、この反応を管理画面で把握し、具体的なアクションへと繋げることが可能です。 -
専門コーディネーターによる個別伴走支援
専門コーディネーターが、アプリ上でのやり取りや個別の相談内容を踏まえ、最適なマッチングに向けてサポートします。オンラインでの接点を実際の商談、メニュー開発、そして取引開始へと確実に繋げるため、個別フォローアップや商談会への招待といった一貫したサポートが提供されます。 -
試食・試飲を通じたリアル商談会の実施
オンラインでの接点を実際の取引に発展させるため、試食・試飲が可能なリアル商談会が年2回開催されました。コーディネーターが同席することで、具体的な商談、メニュー化、実際の取引開始へと繋がっています。開催実績:
-
2025年11月26日(水)甲府記念日ホテル(山梨県甲府市)
-
2026年1月20日(火)ホテル鐘山苑(山梨県富士吉田市)
-
今後の展開
今後、食材や料理人の情報が蓄積されることで、マッチングの精度は一層高まることが期待されます。これにより、山梨県産品の販路拡大と新たなメニュー開発が促進され、山梨県の「グルマン・エコノミー(美食経済)」の確立に貢献することを目指しています。
ビビッドガーデンは今後も自治体との連携を強化し、「食べチョク」のプラットフォームと全国の生産者ネットワークを活用して、地域産業の活性化と持続可能な第一次産業の実現に貢献していくとのことです。
関連情報
ビビッドガーデンにおける官公庁との取り組み
ビビッドガーデンは、持続的な第一次産業を目指し、自治体との連携を積極的に進めています。食や農、観光の領域において、流通・販売・ブランディング・交流拡大など様々なニーズのサポートを行っています。
詳細ページよりお問い合わせが可能です。
https://www.tabechoku.com/ulp/municipalities
「食べチョク」について
「食べチョク」は、こだわり生産者から直接食材や花きを購入できる産直通販サイトです。国内の産直通販サイトの中で「お客様認知度」「お客様利用率」「お客様利用意向」「Webアクセス数」「SNSフォロワー数」「生産者数」「生産者認知度」「生産者利用率」「生産者利用意向」の9つでNo.1(※1)を獲得しています。
野菜・果物をはじめ、米・肉・魚・飲料といった食材全般と、花き類を取り扱っており、消費者が生産者に食べた感想を伝えるなど直接やりとりできることが特徴です。また、好みに合う生産者を選んでくれる野菜定期便「食べチョクコンシェルジュ」や冷凍食品サブスクリプションサービス「Vivid TABLE(ビビッドテーブル)」なども提供。さらに、企業の福利厚生や販促キャンペーンに活用できる法人向けサービス「食べチョク for Business」も展開しています。
2026年2月時点でユーザー数は130万人、登録生産者数は11,400軒を突破し、約5万点のこだわりの逸品が出品されています。
-
公式X(Twitter):https://twitter.com/tabechoku
-
公式Instagram:https://www.instagram.com/tabechoku/
(※1)国内の産直通販サイトの中で「お客様認知度」「お客様利用率」「お客様利用意向」「Webアクセス数」「SNSフォロワー数」「生産者数」「生産者認知度」「生産者利用率」「生産者利用意向」の9つでNo.1を獲得。
(※2)産直通販サイト:生産者が消費者の自宅へ商品を直送することを特徴とする生産者特化型の通販サイト
株式会社ビビッドガーデンについて
株式会社ビビッドガーデンは、2016年11月29日に設立され、全国の生産者から食材や花などを直接購入できる産直通販サイト「食べチョク」や、冷凍食品ブランド「Vivid TABLE」の開発・運営、官公庁や自治体の支援などを行っています。
-
公式X(Twitter):https://x.com/vivid_garden_jp
