猫に優しい捕獲器「トラスケ」と周辺ツール「サンスケ」が「ニイガタIDSデザインコンペティション2026」でプロ・バリュー賞を受賞

猫への優しさを追求した「トラスケ」

「トラスケ」は、ねこから目線株式会社が年間1,000匹以上の猫を捕獲してきた経験に基づき、2025年夏に発売されました。従来の害獣駆除を目的とした捕獲器とは異なり、猫のケガのリスクを極限まで抑える安心安全設計が特徴です。バネを使用せず素材の重量で蓋が閉まる機構は、猫を驚かせにくく、尾を挟んでもケガをしにくいよう配慮されています。また、本体は強度を保ちながらも軽量化されており、猫の愛護・保護に特化した設計が高く評価されました。

周辺ツール「サクスケ」と「カンスケ」

捕獲活動をさらに安心安全にするために、「トラスケ」と合わせて使用する周辺ツール「サクスケ」と「カンスケ」も開発されています。

サクスケ

SAKUSUKE 捕獲器の中を自由に仕切る柵 37cm 25cm

「サクスケ」は、捕獲器の中を一時的に仕切るためのツールです。これにより、捕獲された猫を逃がすことなく、安全に餌や水を与えることが可能になります。捕獲した猫が脱走するリスクを低減し、安心してケアを行えるよう設計されています。

カンスケ

KANSUKE 扉を閉めるタイミングを操る

「カンスケ」は、少し離れた場所から「トラスケ」の扉を手動で閉めるためのツールです。親子猫や子猫の兄弟を同時に保護したい場合や、多くの猫の中から特定の一匹だけを捕獲したい場合に、絶妙なタイミングで扉を閉じることができます。人間が紐を引くことで扉が閉まるため、状況に応じた柔軟な捕獲が可能になります。

これらの製品は、ねこから目線の販売サイトより購入できます。
https://nekokaramesen.com/torasuke/

新潟・燕三条の職人との連携と社会貢献

「トラスケ」「サクスケ」「カンスケ」の製品化と量産化は、金属加工業が集積する新潟・燕三条地域の一菱金属株式会社を中心に、ササゲ工業株式会社など多くの企業・職人の協力によって実現しました。猫にとっても人にとっても安心安全な機構の開発には、職人たちの熱意と高い技術力が不可欠でした。

ねこから目線株式会社は、「猫の問題は、人の問題でしかない。」という視点のもと、2018年に「ノラ猫・保護猫専門のお手伝い屋さん」として設立されました。猫の殺処分ゼロを目指し、保護猫活動がボランティア任せにならず、社会システムの中で機能する社会企業となることを目指して活動しています。

「ニイガタIDSデザインコンペティション」は、新潟で誕生した新商品・サービスの「ブランド化」を支援するため、デザイン性とその社会にもたらす付加価値を評価するコンペティションです。1990年から30年以上の歴史を持ち、新潟発ブランドの挑戦を支える取り組みとして知られています。