AI市場の拡大とアイスマイリーの事業展開
グローバル化とDXの進展に伴い、AI技術への期待は高まり続けています。特にChatGPTをはじめとする生成AIの台頭により、ビジネスにおけるAIへの関心は爆発的に増加しました。しかし、多くの企業は「自社に合ったAIが見つからない」「導入すべきか分からない」といった課題を抱えています。
株式会社アイスマイリーは、「AIと人との豊かな共存共栄社会」を目指し、企業のDX推進を支援しています。国内最大級のAIポータルメディア「AIsmiley」を運営し、AIに関する最新トレンド発信から導入支援まで、オンラインとオフラインの両面で接点を提供しています。
注目すべきは、同社が主催する大規模イベントの成功です。これまで東京・大阪で計7回の「AI博覧会」を開催し、累計3万人以上のビジネスパーソンに最新技術との出会いを創出してきました。
「AI博覧会 Osaka 2026」で8,106名を動員─AIの活用フェーズは「関心」から「実導入へ」
2026年1月21日(水)・22日(木)の2日間、マイドームおおさかにて開催された「AI博覧会 Osaka 2026」は、2日間で合計8,106名の来場者を記録し、昨年の大阪開催と比較して2倍以上の規模となりました。この結果は、関西エリアにおけるAI活用が検討段階から実践フェーズへと移行しつつあることを示しています。
会場には50社以上が出展し、100を超えるAI製品・ソリューションが集結。具体的な導入相談や活発な意見交換が行われ、来場者の実務を見据えた真剣な姿勢がうかがえました。また、カンファレンスでは、業界のトップランナー総勢36名が登壇し、生成AIやAIエージェントの最新動向、DX推進の実践事例など、ビジネスに直結する27講演が実施され、高い関心を集めました。
2026年4月「AI博覧会 Spring 2026」開催決定
「AI博覧会 Osaka 2026」の成功に続き、2026年4月7日(火)8日(水)の2日間、東京国際フォーラムにて「AI博覧会 Spring 2026」が開催されます。今回は「AIで甦る、日本の底力!導入加速で社会・経済に新風を」をテーマに掲げ、AIの社会実装とビジネス現場での活用を後押しします。
「AI博覧会 Spring 2026」では、AIを積極的に活用する企業・組織の第一線で活躍する実践者が登壇し、会期中に40以上のカンファレンスを実施予定です。また、最新のAI製品を扱う約100社が出展し、200以上の製品・ソリューションが展示されます。12,000名の来場者を見込み、初の試みとして「フィジカルAI・ロボットゾーン」を新設し、人手不足などの現場課題に対応するロボットやヒューマノイドの実機展示も行われます。
「心配りの極意」に繋がる伊藤拳氏のキャリアと哲学
AI導入を検討する企業とAIサービスを提供する企業を繋ぐ橋渡し役を担うアイスマイリーにおいて、ユーザーからの相談窓口となるメディア運営部でマネージャーを務めるのが伊藤拳氏です。
伊藤氏は、企業が抱える「AIを探しているがうまくいかない」「何が違うのか分からない」といった課題に対し、「良い意味でのお節介」を信条としています。お問い合わせがあった方全員に電話かメールで連絡を取り、丁寧なヒアリングを通じてユーザーのニーズを深掘りし、より最適な製品の選定や提案を行っています。このきめ細やかなマッチングの質こそが、アイスマイリーが提供する最大の価値です。
飲食業からの意外なキャリア転換
時代の最先端を走るAI分野を扱うアイスマイリーに身を置く伊藤氏ですが、彼のキャリアのスタートは飲食業でした。26歳の頃、新型コロナウイルスの影響で飲食業界の将来に不安を感じ、デスクワークへの挑戦を決意。当初はAIそのものへの関心よりもWebライターとして生計を立てたいという思いから、AIメディアのライター職に応募したことがきっかけでした。子どもの頃から読書や書くことが好きだった経験が、現在のAIポータルメディアのマネージャーという仕事に繋がっています。
飲食業で培ったスキルを活かして
入社当初はAI知識の習得に集中していたという伊藤氏ですが、AIと人や企業を繋ぐ中で、「テクノロジーであっても、ユーザーは人間であり、本音を引き出すことが必要」だと気づきました。飲食業で培った接客スキル、すなわち本音を引き出すヒアリング力が、AIマッチングの場で活かされたのです。「親密度が上がると、リアルな本音を出して答えてくれた」と語り、ユーザーに本当にマッチするサービスを提案できたことに大きな感動を覚えたと言います。
現在の仕事観につながる意外なターニングポイント
子どもの頃は内気なタイプだったという伊藤氏ですが、学生時代を通じて多くの接客業アルバイトを経験し、新卒でも飲食業界に進みました。その根底には、内気な自分を克服し、人付き合いがうまくなりたいという思いがあったようです。
飲食業に携わる中で、人生のターニングポイントとなる前職の飲食店のオーナーと出会います。そのオーナーは「本当の接客とは何か」「人を喜ばせるとは何か」を徹底的に追求する人物で、伊藤氏に組織のあり方や人に上に立つ心構えを教示しました。伊藤氏は「オーナーは絶対に裏切らないという安心感があった。その背中を見て、人に対する考え方が大きく変わった。ここが私の人生の原点であり、分岐点だったと思う」と語っています。
この出会いが、AIビジネスにおいても「AIを使うのも売るのも、そして、意思決定をするのも結局は人。企業は人間というものを大事にする組織であるべきだ」という仕事の価値観に大きな影響をもたらしました。現在の仕事では、ユーザーに「もう一度相談したい」と思ってもらうための「気配り、心配り」が大切であり、部下にもこの心配りの重要性を伝えています。この「人としてどうあるべきか」を常に考え続ける姿勢こそが、伊藤氏の仕事の最大の原動力となっています。
趣味から見出す探求心
プライベートでは、前職の飲食業の経験を活かして日々料理を楽しんでいるという伊藤氏。得意料理は酒のつまみになるような居酒屋料理だそうです。料理は突き詰めるほど面白く、同じレシピでも季節や環境によって味が変わる奥深さがあると言います。レシピ通りの80点の味を、細部を突き詰めることで100点に近づけるその探求心は、現在のAIビジネスにも繋がっていると語ります。「分からない部分こそが楽しみ」という姿勢は、常に新しい知識が必要なAI領域への挑戦にも通じるところがあるようです。
SAJとの連携と今後の展望
アイスマイリーは最近SAJに加入したばかりですが、同社が主催する「AI博覧会」ではSAJが講演を行うなど、AI分野における両者の高い親和性が感じられています。実際に、2026年1月開催の「AI博覧会 Osaka 2026」では、一般社団法人ソフトウェア協会が後援団体として参画し、AI導入を検討する企業とソフトウェア業界との連携を強化しました。
今後もSAJとの連携を通じて、AIに特化した強みを活かし、AI導入を検討しているもののうまくいかなかった企業や、その必要性自体を検討している企業に対して、より深くサポートができるよう取り組んでいきたいと希望しています。
伊藤拳氏 プロフィール
伊藤拳(いとう けん)
株式会社アイスマイリー メディア運営部 マネージャー
飲食業界に従事した後、26歳でAIメディアを運営する同社にライターとして入社。現在は運営部のマネージャーとして、AIサービスの導入相談窓口とマッチングを統括しています。仕事では前職の飲食業での経験も活かし、「人対人」の心配りを大切にしながら、企業のAI導入をサポートしています。
関連情報
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インタビュー記事全文:https://www.saj.or.jp/40th_branding/heroes_aismiley
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本企画のインタビュー記事一覧:https://www.saj.or.jp/40th_brandin
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SAJ 40周年記念サイト:https://40th.saj.or.jp/
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一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ):https://www.saj.or.jp/
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株式会社アイスマイリー公式サイト:https://aismiley.co.jp/
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一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)事務局お問い合わせページ:https://www.saj.or.jp/contact/



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