Stella&、アニメ制作を3ヶ月に短縮するAIベースOS『Mithril』を発表

Stella&がAIベースの制作OS『Mithril』を公開

Stella&は、マンガ、ライトノベル、ウェブトゥーンといった既存のIP(知的財産)を、わずか3ヶ月でショートアニメーションに制作できるAIベースの制作OS『Mithril(ミスリル)』を発表しました。これにより、これまで3年かかるとされていたアニメ制作のプロセスが劇的に短縮され、コンテンツのメディアミックスが加速されることが期待されます。

MITHRILという画像生成ツールのUI画面

『Mithril』が実現するショートアニメ制作の効率化

『Mithril』は、ウェブ小説やマンガを入力データとして、ストーリーを映像向けに再構成する機能を備えています。15秒から30秒のトレーラーから、60秒から180秒のショートアニメーションまで、多様な長さのコンテンツ制作に対応します。

このOSは、ストーリー脚色、カメラ演出、シーン構成、最終的な品質検証に至るまで、制作工程全体を一つのシステム内で管理します。同社の附設研究所が1年をかけて開発した『Mithril』は、AIが制作速度の向上とコスト削減を担い、専門スタッフが最終的な品質を管理するという体制で運用されています。一般的なAI動画生成ツールがプロンプトを起点とするのとは異なり、『Mithril』は原作のIPを中核的な入力データとして活用し、作品本来の魅力を大切にしながら映像化を進めます。

MITHRILロゴ

グローバル展開とコンテンツIPエコシステムの構築へ

Stella&はすでに、日本の主要なプラットフォーム企業およびエンターテインメント企業とのPoC(概念実証)を完了しています。さらに、世界的なファンを持つアイドルのIPを用いたショートアニメーションの共同プロジェクトも進行中です。

『Mithril』で制作されたショートアニメーションは、現在複数のグローバルプラットフォームとの配信契約締結段階にあり、技術実証の段階を超えて、実際の流通パイプラインが稼働し始めています。

Stella&の代表取締役カン・ソヨン氏は、『Mithril』を通じてコンテンツIPのメディアミックス・エコシステムを構築していきたいと語っています。Stella&は今後、日本市場を足がかりに、北米市場へも『Mithril』のサービスを拡大していく計画です。この革新的な技術が、世界中のコンテンツ産業に新たな可能性をもたらすことに期待が高まります。